地方財政ダッシュボード

長野県長野市の財政状況(2010年度)

収録データの年度

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共有

地域の概況

人口の推移
歳入・歳出・形式収支の推移

普通会計の構造(2010年度)

目的別歳出
性質別歳出
歳入の内訳

財政比較分析表(2010年度)

財政力

15年度までは類似団体とほぼ同程度の数値であったが、17年1月及び22年1月の市町村合併を経て市域、人口が増加する一方、景気、雇用の低迷、地価の下落など市税収入が伸び悩み、数値が悪化した。22年度においても、前年度と同様、類似団体平均値を0.08ポイント下回った状態にある。今後も、「長野市行政改革大綱実施計画(平成23年度〜平成27年度)」に沿って、自主財源の確保、事務事業の見直しなどの取組みを計画的に進め、財政基盤の強化に努める。

財政力指数

財政構造の弾力性

22年度は、地方交付税及び臨時財政対策債の増額により、経常一般財源総額が大きく増加したことによって、経常収支比率は83.9%と、前年度4.6ポイント改善した。しかし、経常経費は近年扶助費や経常的に支出される国民健康保険や介護保険特別会計への繰出金などの増加などによって、数値は上昇傾向にある。したがって、将来にわたり柔軟な財政構造が保たれるよう、人件費、公債費、物件費など、経常経費の抑制に努めるとともに、市税増収、また、使用料などの利用者負担についても「行政サービスの利用者の負担に関する基準」に沿って、受益者負担の適正化を図り、経常収入の増加に努める。

経常収支比率

人件費・物件費等の状況

第四次長野市定員適正化計画に基づく職員数の削減、外部委託の推進などによる総人件費の抑制などにより、22年度の人口一人当たりの人件費・物件費は、前年度より321円減少した。引き続き、人件費の抑制を図るとともに、今後、公共施設見直しのための方針を作成し施設維持管理経費の削減に努めていく。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額

給与水準(国との比較)

類似団体の平均値を下回り、前年度比0.8ポイントの減少となった主な理由は、平成23年4月の昇給を1号俸抑制したことに加え、現給保障者の割合が高いことから、実質的な昇給率が抑えられたためと推測される。また、地域手当の支給割合を抑制していることで、地域手当補正後のラスパイレス指数は97.8となっている。今後とも、地域経済に対応した給与水準を追求しながら、給与体系を整理することにより、適正な指数を維持していく。

ラスパイレス指数

定員管理の状況

22年1月の市町村合併により職員数が増加し、類似団体の平均を上回った。今後、新たに作成した第四次長野市定員適正化計画等に基づき、本市の実情を考慮し、市民サービスの低下を招くことがないよう、適切に定員管理を進めていく。平成22年4月1日の職員の実人員数2,883人を基点とし、平成27年4月1日までに30人を削減する。

人口1,000人当たり職員数

公債費負担の状況

新規に発行する地方債を抑制する取り組みにより、前年度に比べ0.6ポイント減少した。今後、大規模プロジェクト事業の本格化に伴い、新規に発行する地方債も増加する見込みであるが、「選択と集中」を徹底することにより、公債費等の圧縮を図っていく。

実質公債費比率

将来負担の状況

新規に発行する市債の抑制や高金利市債の繰上償還などによる市債残高の縮減、また、事務事業の見直し、入札差金の凍結等、不要な歳出の抑制を図り、基金残高も一定程度保有できたため、前年度に比べ19.7ポイント減少し、類似団体の平均値も53.4ポイント下回っている。今後、大規模プロジェクト事業の本格化に伴い、市債残高が増加し、基金残高が減少する見込みであるが、必要性・緊急性の観点から施策を厳選し、将来負担が過度に上昇しないよう取り組んでいく。

将来負担比率

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2010年度)

人件費

人件費に係る経常収支比率が類似団体平均値と比較して4.4ポイント低くなっているが、要因としてはごみ収集運搬の委託、指定管理者制度の導入など、民間活力を積極的に活用してきたことや職員数の抑制、そのほか、時間外勤務手当の縮減、地域手当の抑制などに努めてきたことによるものである。今後も、長野市行政改革大綱実施計画(平成23年度〜平成27年度)の目標値の達成に向け、民委託の推進や職員数の削減に取り組んでいく。

経常収支比率(人件費)

物件費

22年度は、0.8ポイント下降したものの、物件費に係る経常収支比率が類似施設と比較して高くなっているのは、業務の民間委託を推進してきたたことと、他の類似都市にない要因として、オリンピック開催に伴い建設した競技施設の管理運営委託費も要因となっている。今後、オリンピック施設のほか、市町村合併で増加した公共施設の維持管理経費などの増加も懸念されるので、施設見直しのための全庁的な方針を定め、経費の削減を図っていく。

経常収支比率(物件費)

扶助費

扶助費に係る経常収支比率は類似団体の平均値を大きく下回っている。全国的傾向であるが、当市も22年度は0.4ポイント上昇した。これは生活保護費、障害者介護給付費などの増加によるものである。今後も高齢化等に伴う自然増が予想されるので、法定外の扶助費の見直しや市立保育所の民営化、統廃合などに取り組んでいく。・公立保育所23年度1施設を民間へ移管24年度1施設を民間委託25年度1施設を民間委託

経常収支比率(扶助費)

その他

主なものは、介護保険特別会計、国民健康保険会計、後期高齢者医療特別会計への繰出金である。22年度は0.2ポイント下降し、また、類似団体と比較しても低くなっているが、観光施設事業会計など特別・企業会計への赤字補填的な繰出金については、各会計の経営改善を図り削減していく。

経常収支比率(その他)

補助費等

補助費等に係る経常収支比率が類似団体と比較して高くなっているのは、下水道事業における企業債償還額に対する補助金が多額になっていることが要因のひとつである。下水道整備率が向上し、事業の平準化とともに、減少するものと見込んでいる。また、団体の運営補助金については、引き続き行政評価などの見直しにより削減に努めていく。

経常収支比率(補助費等)

公債費

冬季オリンピック開催時に発行した地方債が多額であることから、公債費に係る経常収支比率が高くなっている。公債費は16年度をピークに減少し、それに伴って比率も年々減少してきている。なお、今後、大規模プロジェクト事業の本格化により、市債残高の増加が見込まれるが、引き続き、新規市債発行額を一定程度抑制に努め、また、オリンピック開催時の多額の起債の償還が徐々に終了することから、今後も公債費は減少するものと見込んでいる。

経常収支比率(公債費)

公債費以外

公債費以外に係る経常収支比率は、類似団体と比較して大きく下回っている。22年度の数値も前年度より3.5ポイント下降しているが、今後、扶助費や大規模プロジェクト事業にかかる施設のランニングコストの増加も見込まれるので、事業の選択と集中、事務事業のスクラップアンドビルド、公共施設の見直しなどを徹底し、経常的経費の抑制に努めていく。

経常収支比率(公債費以外)

実質収支比率等に係る経年分析(2010年度)

分析欄

22年度決算は、歳入で、市町村合併の特例措置や国の地方財政対策による大幅な地方交付税の増加があり、一方、歳出では、小中学校の耐震化事業費等の増加はあったものの効率的な予算執行や経費の節減に努める中、当初、13億円を見込んでいた財政調整等基金の取崩し行うことなしに、25億円余りの実質収支を計上することができた。しかしながら今後は、大規模プロジェクト事業の本格化、社会保障経費の増加が見込まれるので、引き続き「入りを量りて出ずるを為す」の基本方針のもと、事業の選択と集中を行い健全財政に努めていく。

実質収支額・比率,財政調整基金残高

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2010年度)

分析欄

下水道事業会計等の企業会計においては、補てん財源の増加により、年々資金収支が良化の傾向にあることに加え、平成22年度は、一般会計においても、市町村合併の特例措置や国の地方財政対策による地方交付税の増加、人件費や公債費の抑制等の要因から実質収支が改善したものである。しかしながら、平成24年度以降は、大規模プロジェクト事業の本格化に伴い、一般会計の歳出額が増加するため、連結実質赤字比率に係る黒字額は縮小傾向に転じるものと見込まれる。

連結実質収支(連結実質赤字比率)

実質公債費比率(分子)の構造(2010年度)

分析欄

公債費(元利償還金)は、近年、行財政改革の推進と効率的な財政運営により、市債発行を抑制してきた結果、着実に減少しつつあり、今後も平成27年度頃までは、引き続き減少傾向が続く予定である。他方、平成24年度以降、大規模プロジェクト事業の本格化に伴い、債務負担行為に基づく支出額が増加することから、分子全体としては、横ばいから、徐々に上昇傾向に転じるものと見込んでいる。

実質公債費比率,公債費等

将来負担比率(分子)の構造(2010年度)

分析欄

地方債の現在高は、近年、行財政改革の推進と効率的な財政運営により、市債発行を抑制してきた結果、平成23年度頃までは、減少傾向が続く予定である。他方、大規模プロジェクト事業の本格化に伴い、今後は、債務負担行為に基づく支出予定額が増加するとともに、充当可能基金の残高が減少することから、平成24年度以降、分子全体としては、増加に転じるものと見込んでいる。

将来負担比率

よくある質問

このページで何が分かりますか?

長野県長野市の2010年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。

データの出典はどこですか?

総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。

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