山形県長井市の財政状況(2010年度)
収録データの年度
財政比較分析表(2010年度)
財政力
人口の減少や景気の停滞、地下の下落傾向を反映した固定資産税の伸び悩み等のマイナス要素が要因となり、類似団体内平均値を下回っている。市税等の徴収強化等を図り、財政基盤の強化に努める必要がある。
財政構造の弾力性
人件費の削減(特別職5%、管理職手当30%程度削減など)、公債費の抑制などにより経常経費の削減を図った一方、生活保護費の増加や子ども手当の創設等による福祉関係経費などが増となった。歳入においては、地方交付税や臨時財政対策債の増加により経常一般財源が大幅な増加(+2億3千万円)となった。この結果、7.5ポイントの大幅な改善となった。引き続き、経常経費の削減と市税等の経常一般財源の確保を図り、財政の健全化を進めていく。
人件費・物件費等の状況
ラスパイレス指数及び職員数が類似団体内平均値より低いこと、病院事業やごみ処理業務、消防業務等を一部事務組合で行っていること、事務事業の見直しに積極的に取り組んできたことが、類似団体に比して適正度が高い要因と思われる。今後とも行財政改革に積極的に取り組み、適正な水準を維持していく。
給与水準(国との比較)
過去の財政状況の悪化に伴う特別昇給の抑制及び退職時昇給の是正等の措置により、類似団体と比較して低い水準にある。
定員管理の状況
「長井市定員適正化計画」を超える退職者の補充抑制や学校給食共同調理場の民間委託、公立保育園の民間移管により、平成13年度から平成22年度までの10年間で74人(普通会計ベース)の職員削減を行っており、類似団体内平均値を下回っている。今後とも「長井市定員適正化計画」に基づき、適正な定員管理に努める。
公債費負担の状況
土地開発公社経営健全化事業に係る地方債など、地方交付税措置のない地方債の償還金や下水道事業に対する繰出金、置賜広域病院組合の病院施設、置賜広域行政事務組合のごみ処理施設等に対する分担金などが実質公債費負担を増大させる要因となり、類似団体でも下位となっている。現在、「公債費負担適正化計画」のもと、公債費の縮減に取り組んでおり、昨年度と比較して2.4ポイント低下している。
将来負担の状況
土地開発公社経営健全化事業に係る地方債など、地方交付税措置のない地方債や下水道事業に対する繰出金、置賜広域病院組合の病院施設、置賜広域行政組合のごみ処理施設等に対する分担金などの将来負担額が多額にのぼることが比率の高い要因となっている。平成22年度は、地方債残高の縮減及び財政調整基金への新規積立て(2億円)等を行った結果、昨年度と比較して20.9ポイント低下している。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2010年度)
人件費
「長井市定員適正化計画」に基づく退職者の補充抑制や学校給食共同調理場の民間委託、公立保育園の民間移管等の推進により、類似団体内平均値を下回っている。引き続き、適正水準を維持するよう努める。
物件費
病院事業やごみ処理業務、消防業務等を一部事務組合で行っていること、事務事業の見直しに積極的に取り組んできたことが、類似団体に比して経常収支比率が低い要因と思われる。今後とも行財政改革に積極的に取り組み、適正な水準を維持していく。
扶助費
生活保護費の増や子ども手当の創設による福祉関係経費の大幅な増額があったものの、地方交付税や臨時財政対策債などの経常一般財源の増により、経常収支比率は0.1ポイント改善した。
その他
大雪の影響による道路除排雪経費の増(+1億5千9百万円)により、維持補修費に係る経常収支比率が0.8ポイント悪化した。このことにより、前年度に比べ0.4ポイントの悪化となった。経常収支比率の大部分を占める繰出金については、公共下水道事業特別会計等の公営企業会計の経営健全化を進め、負担額を抑制する。
補助費等
ごみ処理業務、消防業務等を一部事務組合で行っていることなどにより、類似団体と比して経常収支比率が高い要因と思われる。一部事務組合分担金に係る構成市町の分担割合の見直しや置賜広域病院組合への分担金算定に係る繰出基準の策定などにより適正な水準を目指していく。
公債費
「公債費負担適正化計画」に基づく地方債の新規発行額の抑制や決算剰余金を活用した地方債の繰上償還の実施などにより、経常収支比率は3.9ポイント改善した。今後とも適正な公債費管理を行っていく。
公債費以外
補助費等や繰出金に係る経常収支比率が高いことが類似団体に比して高い要因となっている。一部事務組合分担金の見直しや公営企業の経営健全化を進め、適正化を図る。
実質収支比率等に係る経年分析(2010年度)
分析欄
平成22年度決算は、歳入面では地方交付税や臨時財政対策債等が増えた一方、歳出面では景気対策に伴う普通建設事業費等の増があったものの、実質収支は、前年度比で1億8千4百万円増の4億9百万円となり、標準財政規模比では2.24ポイントの改善、実質単年度収支についても3億5千9百万円増の6億6千3百万円、標準財政規模比では4.42ポイントの改善となった。また、財政調整基金については平成22年度に2億円の積み立てを行ったことから2.43ポイントの改善となった。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2010年度)
分析欄
平成22年度については、水道事業において給水量の増加による増収及び経常経費の削減により0.94ポイントの改善となった。また、一般会計においても地方交付税や臨時財政対策債の増により2.16ポイントの改善となった。
実質公債費比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
一般会計の公債費である「元利償還金」については、公債費負担適正化計画に基づく地方債発行の抑制、地方債の繰上償還により減少傾向となっている。「公営企業債の元利償還金に対する繰入金」については、公共下水道事業に対する繰出金の増により増加傾向にある。「組合等が起こした地方債の元利償還金に対する負担金等」については、置賜広域病院組合に対する負担金が増加傾向にある一方で、施設整備が一段落した置賜広域行政事務組合及び西置賜行政組合に対する負担金は減少傾向にあり、全体としても減少傾向となっている。「算入公債費等」については、臨時財政対策債の発行額の増など地方交付税措置のある地方債の発行額が増加しており、増加傾向となっている。このため、実質公債費比率を算定する際の分子となる「実質公債費比率の分子」については、減少傾向となっている。
将来負担比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
将来負担額のうち、「一般会計等に係る地方債の現在高」については、公債費負担適正化計画に基づく地方債発行の抑制、地方債の繰上償還により減少傾向となっている。「公営企業債等繰入見込額」及び「組合等負担等見込額」についても施設等の整備が一段落したことなどにより減少傾向となっている。充当可能財源等のうち、「充当可能基金」については財政調整基金の新規積み立てなどにより増加傾向となっている。「充当可能特定歳入」については都市計画税収の落ち込みなどにより減少傾向となっている。「基準財政需要額算入見込額」については、臨時財政対策債など地方交付税措置のある地方債残高が増加しており、増加傾向となっている。このため、将来負担比率を算定する際の分子となる「将来負担比率の分子」については、減少傾向となっている。
よくある質問
このページで何が分かりますか?
山形県長井市の2010年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
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