経営の健全性・効率性について
●収益的収支比率及び経費回収率が低下傾向であるがH27年度は経費節減により若干回復している。●汚水処理原価が上昇傾向でH26年度から類似団体平均を上回っている。【要因】経年劣化により維持修繕費の増加によるものです。【今後】効率的・効果的な維持修繕計画を検討し経費節減に努めます。●企業債残高対事業規模比率は類似団体に比べ低い値であるが増加傾向にある。【要因】人口減少による営業収益の低下によるものと思われます。【今後】経費節減により経営の安定化に努めます。●水洗化率は高いが施設利用率が類似団体平均に比べ低い値を示している。【要因】人口減少により計画規模までに達していないと考えられます。【今後】最大稼働率・負荷率を判断し適正施設規模の把握が必要です。
老朽化の状況について
経年劣化により維持管理費が増大していくため,計画的な補修等について,長寿命化及びコスト削減が課題です。また,施設更新の際には施設規模の再検討が必要です。
全体総括
平成28年12月に将来にわたり持続的に下水道事業を運営するため,長期的視点にたち現状や課題を踏まえたうえで,経営基盤の強化推進の基本となる【三原市下水道事業経営戦略】を策定し,市議会へ報告するとともに,平成29年1月よりホームページにより公開しております。収益的収支比率向上を図るため,経費節減に取り組んでまいります。平成32年度に下水道事業を公営企業会計へ移行することから,経営の健全性,透明性を図るとともに平成31年度に改めて,見直し計画を策定します。