経営の健全性・効率性について
①収益的収支比率、⑤経費回収率は、右肩上がりとなっており改善傾向にあるものの総収益に占める一般会計からの繰入の占める割合は大きく、適正な下水道使用料収入の確保が必要です。⑤経費回収率、⑥汚水処理原価,⑧水洗化率ともに全国平均と比べ下位となっておりますが、これは、本市が整備途中であることが要因であり、今後の整備の進捗により水洗化人口の増が見込まれ、有収水量の増及び安定収益(下水道使用料)が得られるようになれば、徐々に改善されるものです。しかしながら、今後も管渠整備拡大に伴う投資は必要であり、企業債借入は増加することが見込まれ、より一層の経営改善が必要です。
老朽化の状況について
現在、法耐用年数を経過した管渠はありませんが、今後の老朽化に伴い、管渠の更新計画を進めてまいります。
全体総括
現在の下水道普及率は、市全体で57.96%であり、今後も整備を進め、水洗化の普及に努め、安定した収益を確保し「経営の健全化及び効率性」を目指します。経営状況の明確化を図ることのできる公営企業会計への移行へ向け、現在、準備を進めており、経営改善への道筋としていきます。