収益等の状況について
利用者数については、令和3年度は前年より増加したものの、新型コロナウィルス感染症の影響は大きく、未だに厳しい状況である。利用者数の増加に伴い売上高も増加したものの、令和3年度においては総費用も増加していたため、収益的収支比率は下落する結果となった。
資産等の状況について
施設は村で所有しており、軽微な修繕以外の修繕・設備投資などは村で負担している。今後は、馬曲温泉公園の一部として、本施設も民間譲渡を行う方針となっている。また、本施設の資産価値については、表示の都合上1千円となっているが、正しくは1円であり、これは、建物取得が平成9年3月で、耐用年数17年を超過し減価償却が終わっているため、帳簿上備忘価格として1円となっている。
利用の状況について
本施設は簡易宿所(素泊り)であり、かつ、周辺施設が馬曲温泉のみであり、基本的には馬曲温泉利用者が宿泊する施設といえる。そのため、馬曲温泉の利用者数と連動し本施設の利用者数も増減する。新型コロナ以降、馬曲温泉とともに依然として厳しい状況。
全体総括
基本的に馬曲温泉の付随施設のような立ち位置であるため、入込が馬曲温泉の誘客状況に左右される。温泉への誘客を図ることにより、本施設の利用者数の増加が見込めるが、新型コロナの影響で厳しい状況が続いている。今後は、馬曲温泉とともに民間譲渡を行う方針となっており、譲渡先と連携し施設の活性化を目指していくこととしている。