経営の健全性・効率性について
累積欠損金及び企業債残高については類似団体と比べて多い状況であるが平均値に近づいている。累積欠損金については、年々減少しており、H34年度には黒字化となる見込みである。企業債残高についてもH32年度をピークに年々減少していく。施設利用率がH25から0となった理由については、処理場を廃止し流域下水道に加入した為である。普及率99.9%、水洗化率89.5%の状況で、使用料収入の伸びは期待できない状況であるが、経費の節減により健全経営を目指す。
老朽化の状況について
H26年度より、管更生工法により老朽化したHP管の改築更新を行っている。マンホール及び塩ビ管路線については、まだ対応年数に達していないが、H31年度にストックマネジマントを策定し更新事業を行う。
全体総括
汚水の面整備についてはほぼ完了し、雨水事業及び更新事業が主な事業となる。人口減少による使用水量の増加が望めない状況で、健全経営をしていく為に料金の値上げも検討する。経営戦略(H29策定)に基づき経営の健全化を図る。