経営の健全性・効率性について
収益的収支比率が前年度84.56%と比較し、73.18%と下回る経営の悪化により、経営改善に向けた取り組みが必要です。平成26年度に使用料金の改定を行い、一時的に経費回収率が改善されたが、当該年度においては経費回収率の低下などから、健全な経営状態にありません。料金水準の適切性を判断するため、下水道運営審議会等で検討します。また、企業債残高対事業規模比率は類似団体に比べ低い水準である。事業費の平準化、経営の安定化を図るため企業債利用の見直しについて検討します。
老朽化の状況について
管路更新率は0%であるが、耐用年数に達していないため、管路更新は行っていません。管路調査は毎年実施しています。
全体総括
現状では施設の老朽化に伴う管路更新は行っていませんが、将来、維持管理費の増加が見込まれることや経営改善に向けて、定期的な使用料金の見直し検討を行う必要があります。また、下水道事業の経営安定化を図るため、資本費平準化債の利用について、検討します。