収益等の状況について
①「収益的収支比率」が平均値を下回るのは、建設償還に必要となった過年度一般会計借入金元金返済等の影響である。②③「他会計補助金比率」は平均値、「駐車台数一台当たりの他会計補助金額」は、平均値よりも低い水準である。④「売上高GOP比率」は、管理費が前年度をうわ待ったことにより収支が低下したため前年度を下回っり、平均値も下回ることとなった。今後改善が必要である。⑤「EBIDA」は、過年度一般会計借入金返済の影響で低い数値となっている。収支の低下により、数値も前年度を下回った。
資産等の状況について
金町駅南口再開発事業で建設した高層ビルの一部を取得したものであり、引き続き、併設する商業施設や住宅と一体となった運営を行う。企業債は、平成21年度に発行したものであり、平成25年度以降、元金返済や稼働率の上昇と連動して減少している。しかし、平均値と比較し高い水準にあるため、引き続き、民間のノウハウを活用した運営を継続していく。
利用の状況について
稼働率は、新型コロナウイルス感染症の影響から回復傾向を示し、前年度を大きく上回った。今後も新しい生活様式による影響に注視しながら、指定管理者制度による民間事業者のノウハウを活かした運営を行い、稼働率の向上を図る。
全体総括
金町南駐車場は、JR金町駅及び京成金町駅に近接しており、金町六丁目地区第一種市街地再開発事業で建設された施設の一部である。商業施設や図書館、住居などの施設が併設されており、指定管理者制度を導入している。取得時に発行した企業債は、平成25年度から元金返済を行っており、令和11年度の完済を予定している。新型コロナウイルスの影響により、数値が低下しているが、その影響に注視しながら、引き続き、民間のノウハウを活かした駐車場運営を行い、収益等の更なる改善を図る。