桶川市:公共下水道

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収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2021年度)

経営の健全性・効率性について

①経常収支比率、⑤経費回収率経常収支比率は100%を超えているが、経費回収率は68.02%という低い水準となっており、本来使用料で回収すべき経費を賄えておらず、一般会計からの繰入金に依存している状況である。そのため、使用料の適正化を行う予定である。③流動比率100%以上であることが望ましいが、全国平均より低い水準である類似団体の平均値をも大幅に下回る25.33%に留まっている。支払うべき債務に対する現金資産が著しく少ない状況である。常時手持ちの現金が少なく、企業債の償還時などの高額の支払いの際には、一般会計からその都度一時借入をして対処している状態である。④企業債残高対事業規模比率平均値を下回る水準の534.80%となっている。今後は老朽管渠の更新が予定されるため、令和4年度、令和5年度の2か年でストックマネジメント計画を策定し効率的な投資を行っていく予定である。⑥汚水処理原価汚水処理原価は平均値を上回っている。前述のストックマネジメント計画をもとに、管渠の点検を経て更新等を行い、不明水対策を行うことで有収率を改善し、汚水処理経費の削減を図る必要がある。⑧水洗化率平均値を下回っている。接続率向上のためのアナウンスを引き続き実施し、水洗化率の向上に繋げていく必要がある。

老朽化の状況について

①有形固定資産減価償却率全国平均、類似団体の平均値を下回っているが、令和元年度に法適用をした際に資産を新たに取得したとみなして帳簿価額を決定しているためであり、実際は事業を開始した時期に整備した管渠の老朽化が進行しているのが実情である。②管渠老朽化率、③管渠改善率いずれも0%となっており、現状で法定耐用年数を経過した管渠はない。しかしながら令和7年度以降には耐用年数を超える管渠が出るため、ストックマネジメント計画を策定し、それをもとに計画的な更新を行う予定である。

全体総括

単年度の収支は黒字となっており、累積欠損金も発生していないが、それは一般会計からの繰入金によることろが大きく独立採算に至ってはいない。経営状況としては、営業損失は8億円を超えており、営業収益を増やすことが求められている。また、管渠等の老朽化の状況としては、現在耐用年数を超えているものはないが、令和7年度から耐用年数を超え、それは年々増加していく見通しである。今後、人口減少による使用料収入の減少と、管渠等の老朽化による更新費用の増加で、経営がより厳しい状況となることが明白である。営業収益を増やすためにも、使用料の適正化が必要であるとともに、ストックマネジメント計画をもとに、効率的な投資を行っていく予定である。

類似団体【Bb1】

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