長崎県時津町の財政状況(2010年度)
収録データの年度
財政比較分析表(2010年度)
財政力
類似団体平均を下回っているものの、前年度までは8年間連続した伸びを見せており、0.65となった。今年度は横ばいのまま0.65であるが、類似団体平均が落ち込んだため、その差は0.02となった。しかしながら、社会保障費等の経常的・義務的経費が増加傾向にあるため、投資的経費を抑制するなど、歳出の徹底的な見直しを実施するとともに、税収の徴収率向上対策を中心とする歳入確保に努める。
財政構造の弾力性
社会保障費等の増加により、93.9%と類似団体平均85.6%を8.3%上回り、財政の硬直化が進んでいる状況である。前年度93.6%と比較すると0.3%悪化しているが、これは長引く景気低迷による個人・法人関係の税収減の影響によるものである。今後は、税収の徴収率向上対策を中心とする歳入確保に努めるとともに、事業評価等による事務事業の見直しをさらに進め、すべての事務事業の優先度を厳しく点検し、優先度の低い事務事業については計画的に廃止・縮小するなど、経常経費の削減を図る。
人件費・物件費等の状況
類似団体平均を大きく下回っているのは、類似団体に比べて職員が少なく、人件費が大きく抑えられていることが要因である。しかしながら、物件費については、類似団体平均と同水準であるため、今後も経費の削減に取り組み、現在の水準を維持するよう努める。
給与水準(国との比較)
類似団体平均を上回る103.2%となっており、全国平均よりも高い水準にあるため、より一層の給与体系の適正化に努める。
定員管理の状況
過去からの職員数抑制対策により類似団体平均を大きく下回る4.42人となっている。今後も、住民サービスの向上に努めるとともに、より適切な定員管理に努める。
公債費負担の状況
事業評価等による適量・適切な事業の実施により、類似団体平均を大きく下回る6.8%となっている。しかしながら、今後は第2土地区画整理事業の本格的な施行開始により、実質公債費比率の上昇が懸念される。今後とも、緊急度・住民ニーズを的確に把握した事業の選択により、地方債に大きく頼ることのない財政運営に努める。
将来負担の状況
将来負担額よりも基金などの充当可能財源等が上回り、将来負担比率がない状況である。これは、地方債の繰上償還による地方債残高の減や、財政調整基金および減債基金の積み立てによる充当可能基金の増額等があげられる。今後も公債費等義務的経費の削減を中心とする行財政改革を進め、財政の健全化に努める。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2010年度)
人件費
類似団体平均と比較すると、人件費に係る経常収支比率は大きく下回っている。これは、早くから業務の外部委託に積極的に取り組み、事務の効率化や職員定員の抑制に努めてきた結果である。今後も、住民サービスを低下させることのないよう配慮しながら、事務の効率化や適正な定員管理に努める。
物件費
類似団体平均と比較すると、物件費に係る経常収支比率が高くなっているのは、指定管理者制度の導入により、社会教育施設の管理・運営を教育振興公社に委託しており、本町で管理・運営を行えば人件費に計上される経費が、物件費で計上されるためである。このことは、物件費は類似団体平均よりも増加傾向にあるのに対し、人件費は類似団体平均よりも低下傾向にあるという比率の推移にも表れている。今後とも、現在実施している事業評価や指定管理者制度を導入することにより、より一層の経費削減に努める。
扶助費
扶助費に係る経常収支比率は前年度まで類似団体平均を上回っていたが、今年度は4.8%と類似団体平均を1.2%下回った。しかしながら、今後は、社会保障と税の一体改革等により、扶助費が上昇することが懸念されるため、各種手当・サービス等の見直しを進めていくことで、より一層の改善に努める。
その他
類似団体と比較すると、経常収支比率が1.1%高くなっている状況である。これは、学校や公共施設などの老朽化が進んでおり、維持補修費が多額であることが要因である。
補助費等
類似団体と比較すると、補助費等に係る経常収支比率は4.5%上回っている。これは、町内保育所に係る運営費が多額であることや、長崎市に消防事務を委託していることなどが主な要因である。特に、消防事務の委託費は増加傾向にあるため、今後も増加が見込まれる。
公債費
公債費に係る経常収支比率が前年度と比較して1%減少しているのは、繰り上げ償還や普通建設事業の選択を厳しく行い、地方債の発行を抑制したことが主な要因である、しかしながら、類似団体平均と比較すると依然として高い水準にあるため、今後とも緊急度・住民ニーズを的確に把握した事業の選択により、地方債に大きく頼ることのない財政運営に努める。
公債費以外
類似団体と比較すると、経常収支比率は4.2%上回っている。これは社会保障費等の増加により、財政の硬直化が進んでいるからである。今後は、税収の徴収率向上対策を中心とする歳入確保に努めるとともに、事業評価等による事務事業の見直しをさらに進め、すべての事務事業の優先度を厳しく点検し、優先度の低い事務事業については計画的に廃止・縮小するなど、経常経費の削減を図る。
実質収支比率等に係る経年分析(2010年度)
分析欄
財政調整基金の残高は年々増加している。これは決算剰余金の積立が主な要因である。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2010年度)
分析欄
平成19年度及び平成20年度には老人保健特別会計が赤字であったが、平成21年度以降は黒字へと好転している。標準財政規模に対する比率は平成19年度から平成22年度まで水道事業会計の比率がもっとも高い。
実質公債費比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
元利償還金は年々減少傾向にある。これは繰り上げ償還を行ったことが主な要因であり、今後も減少が見込まれる。
将来負担比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
地方債残高は年々減少しているが、組合等負担等見込額は年々増加している。これは長与・時津環境施設組合において、平成27年稼働予定の熱回収施設を建設中であることが主な要因であり、今後もしばらくは上昇傾向が見込まれる。充当可能財源等はおおむね横ばいである。
よくある質問
このページで何が分かりますか?
長崎県時津町の2010年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
関連する地方公営企業も見られますか?
ページ上部の関連リンクから、この自治体に紐づく地方公営企業ページへ移動できます。