佐賀県鳥栖市の財政状況(2010年度)
収録データの年度
財政比較分析表(2010年度)
財政力
前度決算までは、順調な伸びを見せていたが、平成22年度決算においては、0.05ポイント減となり0.94となっている。類似団体平均と比較すると、0.12ポイント上回っている。今後も定員管理の適正化等による歳出削減を実施するとともに、企業誘致の推進、徴収率の向上等歳入確保に努める。
財政構造の弾力性
近年最も数値の高かった平成19年度と比較すると6.1ポイントの減となっているが、介護保険や広域ごみ処理施設の一部事務組合への負担金の増加、人口増や高齢化・少子化対策の充実による扶助費の増加等、今後も事務事業の見直し等による経常経費の削減が急務である。
人件費・物件費等の状況
前年度比で1人当たり1,209円の減となり、類似団体平均と比較しても10,877円低くなっている。今後、予防接種委託料等の増加による物件費の増加が見込めることから、さらなるコスト削減に努める必要がある。
給与水準(国との比較)
前年度と比較して0.3ポイント減少したものの、依然として類似団体平均を0.3ポイント上回っている。今後も定員管理の徹底と合わせ、給与水準の適正化に努めたい。
定員管理の状況
前年度と比較して0.13人減少し、類似団体平均を0.62人下回っている。退職者の不補充や学校事務・保健職員等の退職に伴う嘱託化等による人員削減によるもので、今後も事務事業の見直し等により定員適正に努める。
公債費負担の状況
前年度と比較して0.3ポイント上昇し、類似団体平均を4.7ポイント上回っている。平成26年度に定住・交流センターの、平成28年度にスタジアムの地方債償還が終了し、減少に転ずるものと思われるが、新鳥栖駅周辺整備事業等の起債により上昇する要素もあり、今後も緊急度・住民ニーズを的確に把握した事業選択により、財源の状況を勘案しながら、起債の抑制に努めたい。
将来負担の状況
前年度と比較して0.2ポイント高くなっており、また類似団体平均と比較しても7.4ポイント高くなっている。主な要因として、地方債残高等の将来負担額は順調に減少しているものの、平成22年度にピークをむかえた新鳥栖駅周辺整備事業による都市計画事業の増加により、都市計画税の充当見込額を含む充当可能と特定歳入が減少したためである。今後も公債費等義務的経費の削減を中心に行政改革を進め、財政健全化を図っていく。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2010年度)
人件費
前年度と比べて1.5ポイント低下し、類似団体平均を5.9ポイント下回っている。これは、ごみ処理業務や消防業務を一部事務組合で行っていることなどが挙げられる。今後も退職者の不補充や嘱託化等により、適正な人員管理に努め、人件費の抑制を行っていきたい。
物件費
前年度と比較して0.4ポイント低下し、類似団体平均を0.6ポイント下回っている。指定管理制度や情報システムのアウトソーシング等民間委託を推進してきたためで、また今後予防接種委託料等の増加が見込め、高い水準で推移するものと思われる。さらなる業務の効率化、コスト削減を推進していかなければならない。
扶助費
前年度と比較して1.0ポイント上昇し、類似団体平均を0.2ポイント上回っている。平成20年度以降上昇傾向にある要因としては、児童・高齢者数の増加や社会保障制度等の拡充などが挙げられる。引き続き本市財政を圧迫する要因とならないよう注意していく必要がある。
その他
平成19年度に下水道事業を法適化したことによる繰出金から補助費等への性質変更で平成19年度以降類似団体平均を下回るようになった。平成22年度においては、前年度と同数値であり、依然として類似団体平均を3.1ポイント下回っている。
補助費等
前年度と比較して0.2ポイント低下しているものの、類似団体平均を依然として4.9ポイント上回っている。要因としては、平成19年度に下水道事業を法適化したことによる繰出金から補助費等への性質変更のためである。また、広域ごみ処理組合への負担金の増加も挙げられる。今後は補助金等の交付が適当かどうか十分に精査し、見直しや廃止等検
公債費
前年度と同数値となったが、依然として類似団体平均を1.6ポイント上回っている。スタジアムや定住・交流センター等の過去の大型事業の実施に伴う地方債の償還がその主な要因として挙げられる。今後も新鳥栖駅周辺整備事業の起債による償還等も始まることから、毎年度の地方債借入額を元金償還額以下に抑えることを最低限のルールとし、適正な起債管理を行っていきたい。
公債費以外
普通建設事業の人口1人当たりの決算額は、9,381円増加し、類似団体平均を21,316円上回っている。これは、新鳥栖駅周辺整備事業が平成22年度でピークを迎えたことによるもので、平成23年度以降の普通建設事業費は大幅に減少する見込みである。
実質収支比率等に係る経年分析(2010年度)
分析欄
財政調整基金残高については、過去5年間10%~14%の間を推移している。実質収支額については平成20年度より年々高くなっており、平成22年度においては5%を上回っている。歳入歳出ともに決算見込み額の的確な把握に努め、予算編成に反映させていかなければならない。実質単年度収支については、平成21年度に-0.73%となったが、それ以外の年度については、1%~5%を推移している。今後も基金に頼ることのない財政運営を心掛けていく。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2010年度)
分析欄
赤字を構成するものは、国民健康保険特別会計のみであり-6.87%となっている。累積赤字解消のため、平成24年度から国民健康保険税の税率改正を行い、また各年度の財政状況を勘案しながら、一般会計からの特別繰入を行っているところである。黒字を構成するものは、水道事業会計、一般会計、下水道事業会計、後期高齢者医療特別会計であり、それぞれ12.10%、5.17%、1.01%、0.01%となっている。
実質公債費比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
基本的に実質公債費率(分子)の構造に大きな変化はない。公営企業債の元利償還金に対する繰入金が、平成20年度に突出しているのは、下水道事業会計において資本費平準化債の借入を行わなかったためである。元利償還金については、平成26年度に定住・交流センター、平成28年度にスタジアムの償還が終わるため減少に転ずると思われるが、新鳥栖駅周辺整備事業等の起債により、上昇する要素もある。今後とも緊急度・住民ニーズを的確に把握した事業選択により、起債の抑制に努めたい。
将来負担比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
一般会計等の地方債現在高、公営企業債等繰入見込額等順調に減少してきている。しかし、充当可能基金は増加傾向にあるのに対し、充当可能特定歳入が減少傾向にあるのは、新鳥栖駅周辺整備事業等により都市計画事業の増大し、都市計画税の充当見込額が減少してきているためである。将来負担比率の分子においては、上記の理由により、平成21年度以降横ばいとなっている。平成23年度以降は、都市計画事業の減少により、充当可能特定歳入が回復する見込みであるので、将来負担比率の分子も減少に転じる見込みである。
よくある質問
このページで何が分かりますか?
佐賀県鳥栖市の2010年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
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