佐賀県佐賀市の財政状況(2012年度)
収録データの年度
財政比較分析表(2012年度)
財政力
0.63となり、類似団体平均(0.82)を下回っている。行政改革プラン(実施年度:平成24年度~平成26年度)に掲げた総人件費の抑制や定員管理の適正化を図るとともに、施策ごと枠配分予算の実施により、限られた財源を市民ニーズ等を反映した重点施策に優先的に配分し、より一層の取捨選択を行っている。今後も自主的・安定的な財政基盤を確立するため、産業振興や定住促進の推進により、基幹収入である市税収入の確保に努め、加えて全国的に高い水準にある市税収納率の更なる向上を図るとともに、引き続き効果的・効率的な行財政経営に向けて、人件費・物件費の抑制を図る。
財政構造の弾力性
90.2%となり、類似団体平均(90.8%)を下回っている。人件費、物件費については、継続的に効率化を図っており、また公債費については、既往債の償還の進捗等により改善している。一方、扶助費については、障害者介護給付費・訓練等給付費等の増により増加している。今後も、財政力指数の項目で示した取組を推進し、経常収支比率の上昇を極力抑制する。
人件費・物件費等の状況
100,267円となり、類似団体平均(106,084円)を下回っている。これまで実施してきた市有施設管理業務への指定管理者制度導入や徹底した事務事業の見直しによる経費の節減の効果が表れている。今後もこれまでの取組を更に推進し、最小の経費で最大のサービスの提供を図る行財政運営に努める。
給与水準(国との比較)
107.2となり、類似団体平均(108.3)を下回っている。今後も、給与については、国や他の地方公共団体及び地域の民間企業の給与水準を考慮しながら適正化に努めるとともに、定員管理の適正化や退職勧奨の実施により人件費の抑制に努める。なお、平成23年度から大きく上昇した要因は、国家公務員の時限的な給与改定特例措置により国家公務員の給与水準が下がったことによるものであり、国家公務員の給与改定特例措置前のラスパイレス指数では、平成23年度は99.2、平成24年度は99.0となる。
定員管理の状況
6.25人となり、類似団体平均(6.15人)を若干上回っているものの、前年度からは0.03人改善している。今後も、事務事業の見直し、民間委託、嘱託職員の適正配置等により、計画的な職員管理に努める。
公債費負担の状況
6.5%となり、類似団体平均(6.8%)を下回っており、学校教育施設等整備事業債の一部償還完了に伴う減等により前年度から1.5ポイント改善している。今後も、事業の徹底した取捨選択と、交付税算入等を考慮した財政的に有利な地方債を選択した借入を行う等の取組を継続する。
将来負担の状況
算定開始(平成19年度決算)以来初めて負担無しとなり、類似団体内で最も健全な数値となった。主な要因としては、土地開発公社経営健全化計画に沿った特定土地の買戻し等による債務負担行為に基づく支出予定額の減や交付税算入等を考慮した財政的に有利な地方債を選択した借入等が挙げられる。今後も、公債費等義務的経費の削減を中心とする行財政改革を進め、財政の健全化に努める。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2012年度)
人件費
23.7%となり、類似団体平均(26.3%)を下回っているが、前年度から0.7ポイント増加している。これは退職者数の増による退職金の増が主な要因である。今後も定員管理計画(実施年度:平成24年度~平成26年度)に基づき、計画的な職員の適正配置を図り、職員給与の適正化に努める。
物件費
11.2%となり、前年度から0.3ポイント増加しているが、類似団体平均(15.3%)を大きく下回っている。これは、市有施設管理業務への指定管理者制度導入や徹底した事務事業の見直しによる経費の節減による効果であり、今後も適正な行財政運営を図る。
扶助費
10.9%となり、類似団体平均(12.0%)を下回っているが、前年度から0.8ポイント増加している。これは、障害者介護給付費・訓練等給付費及び生活保護費等の増が主な要因である。
その他
その他については、13.8%であり、類似団体平均(12.7%)を上回っている。このうち、維持補修費については、平成24年度では3.0%であり、類似団体平均(1.4%)と比して高い水準にある。これは、廃棄物処理事業を一部事務組合等の広域行政運営ではなく、直営にて運営(一部地区を除く。)していることによるものである。今後も施設の効率的な運営により経費削減を図る。なお、平成24年度からは、地方公営企業法適用により企業会計に移行した下水道4特別会計(公共下水道特別会計、特定環境保全公共下水道特別会計、農業集落排水特別会計、市営浄化槽特別会計)への繰出金が皆減したため、前年度から3.3ポイントと大きく減少している。
補助費等
補助費等については、経年的に類似団体平均を上回っているが、これは、消防事務等の行政サービスを一部事務組合で運営しており、これらに対する負担金が発生するためである。なお、平成24年度からは、地方公営企業法適用により企業会計に移行した下水道事業会計への負担金等が発生したため、12.3%となり、前年度から2.6ポイントと大きく増加している。
公債費
18.3%となり、類似団体平均(15.9%)を上回っているが、前年度からは0.5ポイント改善している。これは、既往債の償還の進捗等による改善であり、今後も着実な償還に努める。
公債費以外
公債費以外で見た場合、71.9%であり、類似団体平均(74.9%)を下回っている。今後においては、行政改革プラン(実施年度:平成24~26年度)で示した目標を達成すべく、計画的な行財政運営を図り、財政の健全性を確保し、経常収支比率の改善に努める。
実質収支比率等に係る経年分析(2012年度)
分析欄
前年度から積立金残額は増加したものの、実質収支額が1,631百万円から1,491百万円に減少したことにより、実質単年度収支額は0.5ポイント下落し、1.34%となった。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2012年度)
分析欄
国民健康保険特別会計については、高齢化による保険給付費の増及び長引く景気低迷等による保険税収の伸び悩みによる収支状況の悪化により、平成23年度に引き続き赤字決算となった。収支の改善を図るために平成25年度から保険税率の改定を行うこととした。自動車運送事業会計については、-0.24%となり、前年度から0.25ポイント改善した。当事業会計については、引き続き経営健全化計画に基づく経営改善の取組を進めていく。なお、下水道事業会計については、平成24年度から地方公営企業法適用による企業会計への移行に伴い、平成24年度からの算出となっている。
実質公債費比率(分子)の構造(2012年度)
分析欄
元利償還金については、学校教育施設等整備事業債の一部償還完了により減少している。算入公債費等については、合併特例事業債、臨時財政対策債等の基準財政需要額算入見込額が増加し前年度と同水準となった。これらにより、分子については、前年度比613百万円減の2,344百万円となり、実質公債比率が低減(良化)した。
将来負担比率(分子)の構造(2012年度)
分析欄
将来負担額については、公共下水道事業など公営企業債の償還の進捗により今後の繰入(負担)見込額が減少(-2,280百万円)したこと等により減少している。充当可能財源等については、財政調整基金、公共用施設建設基金等の充当可能基金や合併特例事業債、臨時財政対策債等の基準財政需要額算入見込額が増加し前年度と同水準となった。これらにより、分子については、前年度比5,081百万円減の-2,113百万円となり、将来負担比率は負担無しとなった。
よくある質問
このページで何が分かりますか?
佐賀県佐賀市の2012年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
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