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地方財政ダッシュボード

福岡県那珂川市の財政状況(2012年度)

🏠那珂川市

地方公営企業の一覧

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2012年度)

財政力指数の分析欄

平成24年度は0.66と平成23年度と比べ0.02ポイント減少している。これは、基準財政需要額が0.3ポイント増加し、基準財政収入額が1.5ポイント増加しているものの、過去3ヵ年平均で算出した場合に、平成21年度の0.72が算定基礎から除かれたことによる影響である。基準財政収入額が増加した主な要因は、九州新幹線開業に伴う償却資産の増加や、基準税額の算定に用いる乗数が見直されたことに伴い市町村たばこ税が増加したためである。財政基盤の強化のため、需要額の抑制に努めるとともに、町税収納率向上に取り組む。

経常収支比率の分析欄

平成24年度は87.7%であり、平成23年度に比べ1.6ポイント増加している。これは、退職手当が勧奨退職者を除く職員退職者の増(+8人)や特別職3人への支給により増加したためである。今後も、行政改革による業務の見直しを進め、経費削減に努める。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

平成20年度から平成24年度は、約94,000円から約98,000円の範囲内で推移しており、一定の規模を保っている。また、これまで、用務員業務、給食調理業務等の民間委託を推進してきたため、類似団体平均よりも下回っている。今後も、この状況を維持できるよう計画的な財政運営に努める。

ラスパイレス指数の分析欄

平成23年度の108.4と比べ、平成24年度は109.0と0.6ポイント上昇している。これは、経験年数20年から25年の大学卒職員等のポイントが上昇したためである。また、比較対象時点では平成24年4月1日に施行された「国家公務員の給与の改定及び臨時特例に関する法律」に基づく国家公務員の給与削減措置を反映していないことも影響した。今後は、国の動向や他自治体の状況等を踏まえ、給与制度の運用や水準の適正化に努める。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

平成24年度は、類似団体平均よりも1.75人少ない4.99人となっている。これは、用務員や給食調理員の退職者を不補充とし、民間委託することで経費削減に努めてきた結果である。今後も、住民サービスを低下させることなく、定員適正化計画に基づき、人件費の抑制に努める。

実質公債費比率の分析欄

平成24年度は5.1%と平成23年度と比較して0.5ポイント減少している。これは、過去3ヶ年平均で算出した場合に、平成21年度(単年度)の実質公債費率6.35%が算定基礎から除かれたことによる影響である。今後も、事業の必要性、緊急性を精査し、適正水準の維持に努める。

将来負担比率の分析欄

将来負担比率は-%であり、類似団体の中でも良い状況である。これは、地方債残高が増加しないよう留意していることや、将来の公共事業に備え基金積立を行っているためである。今後も、この状況を維持できるよう計画的な財政運営に努める。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2012年度)

人件費の分析欄

人件費割合は、平成23年度の22.8%と比べ、平成24年度は24.7%と1.9ポイント増加している。これは、退職手当が勧奨退職者を除く職員退職者の増(+8人)や特別職3人への支給により増加したためである。今後も、定員管理適正化計画に基づく、人件費の抑制に努める。

物件費の分析欄

類似団体の平均と比べ4.7ポイント高い19.5%となっている。これは、業務の効率化のためごみ収集業務、用務員業務、給食調理業務等を民間委託しているためである。今後も、民間委託を推進し業務の効率化に努める。

扶助費の分析欄

平成24年度は7.1%と平成23年度と比べ0.2ポイント増加している。これは、なかがわ保育園運営業務委託料、生活介護サービス、老人保護措置業務委託料などが増加してるためである。今後は、高齢化率の上昇が見込まれるため、扶助費の推移に注視していく。

その他の分析欄

平成24年度は11.0%と平成23年度と比べ、0.4ポイント上昇している。これは、高齢者数の増加などにより医療費や介護保険給付費が増加し、繰出金が11.8%増加したためである。

補助費等の分析欄

補助費の割合は、平成20年度から毎年減少しており、平成24年度は平成23年度と比べ0.9ポイント減少している。これは、福岡都市圏南部環境事業組合負担金やし尿終末処理業務委託料が減少したためである。今後も、補助金等交付基準に基づく、適正な補助金交付に努める。

公債費の分析欄

平成20年度から平成24年度までは、13.9から12.6の範囲内で推移しており、一定の規模を保っている。また、類似団体平均を2.3ポイント下回っており、今後も町債の発行を必要最小限に抑え、公債費が上昇しないよう健全な財政運営に努める。

公債費以外の分析欄

平成24年度は75.0%と平成23年度と比べ1.5ポイント増加しているが、平成20年度と比べて0.5ポイント減少しており、財政構造の弾力性が改善してきている。しかし、類似団体平均より2.8ポイント高いため、今後も行政改革を推進し、財政構造の弾力性を高めていく。

実質収支比率等に係る経年分析(2012年度)

分析欄

財政調整基金残高は、平成20年度2,102百万円から平成24年度は1,914百万円と188百万円減少している。また、実質単年度収支も平成24年度にマイナスに転じている。景気は回復傾向にあるものの、地方税収の大幅な伸びが期待できない状況を踏まえ、今後も不測の事態に備えるとともに、引き続き健全な財政運営に努める。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2012年度)

分析欄

介護保険事業特別会計(保険勘定事業)は、平成24年度から保険料率の改定を行い歳入が増加したが、歳出は前年度とほぼ同水準であったため黒字に転じ、平成21年度から続いていた赤字が解消された。また、一般会計以外の公営事業会計の黒字額は、増加又は同水準で推移している。今後も、行政改革を推進し、選択と集中により健全な財政運営・企業経営を行っていく。

実質公債費比率(分子)の構造(2012年度)

分析欄

元利償還金等は平成20年度から平成24年度の間、ほぼ横ばいで推移している。また、算入公債費等は、平成21年度以降、増加傾向にある。今後も、事業の集中と選択を行い、町債の発行を必要最低限に抑え、元利償還金等が上昇しないよう努める。

将来負担比率(分子)の構造(2012年度)

分析欄

平成24年度の一般会計等に係る地方債の現在高は、11,151百万円であり、平成23年度の10,894百万円に比べ、257百万円増加している。これは、平成24年度に小中学校の空調及び太陽光発電に係る整備事業を実施することに伴い、地方債の借入額が増加したためである。しかし、基準財政需要額算入見込額は、平成20年度と比べ15.3%増加しており、将来負担額に充当できる財源が増加している。このため、充当可能財源が将来負担額を上回っており、健全な財政状況となっている。今後も、計画的な財政運営を行い、この状況の維持に努める。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,