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鳥取県三朝町:末端給水事業の経営状況(2021年度)

🏠三朝町

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経営比較分析表(2021年度)

経常収支比率

累積欠損金比率

流動比率

企業債残高対給水収益比率

料金回収率

給水原価

施設利用率

有収率

経営の健全性・効率性について

【経営概要】令和3年度は新型コロナウイルス感染症の影響は残るものの、旅館等の事業所も営業を再開したため、有収水量で2.4%、給水収益で8.1%とそれぞれ対前年比で回復したことが、各指標の改善に繋がっています。なお、③流動比率(流動資産/流動負債)では、確定申告に伴う消費税相当額を未払金として決算したため、還付となった前2年度と比較し大きく減少しています。また、⑧有収率(総有収水量/総配水量)では大型漏水個所が相次いで特定されたことから、今後も比率は改善傾向に向かうものと予想されます。【料金改定】経営改善の一環として令和2年度から料金改定に着手し、3年毎の見直しを検討しています。なお、2期目となる令和5年度については長引く新型コロナウイルス感染症の影響や、原油価格や物価の高騰となっている状況を勘案し、改定を1年延期することとしています。【総括】事業全体を見ると、人口減少や節水設備の普及から使用水量(給水収益)は減少傾向にあるほか、今後は抜本的な施設更新を予定しており減価償却費等の大幅増も見込まれるなど、今後はより厳しい事業経営になることが予想されます。

有形固定資産減価償却率

管路経年化率

管路更新率

老朽化の状況について

令和元年度から本格的な施設更新に着手し、令和3年度には管路の布設替や送水ポンプの更新を行っています。なお、令和5年度からは給水予測や再配置(統廃合)を視野に入れた更新計画に基づき事業を行うこととしており、町の実態に即した効率的で効果的な施設更新を進めていきます。

全体総括

経営環境が厳しさを増す中で、長期的かつ安定した経営基盤を確立することが必要となっています。①人口が減少傾向にある中、安定した料金収入を確保するため、未納対策の強化に加え年次的な料金改定を進めていきます。②安心で安定した水道水を供給するため、基本計画に基づき効率的で効果的な施設更新を進めていきます。③令和5年度から簡易水道事業との会計統合を予定しており、簿記会計の導入や詳細に調査した固定資産台帳を基に、より健全な会計運営と施設の維持管理に努めていきます。

出典: 経営比較分析表,

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