地方財政ダッシュボード

兵庫県新温泉町の財政状況(2017年度)

収録データの年度

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共有

地域の概況

人口の推移
歳入・歳出・形式収支の推移

普通会計の構造(2017年度)

目的別歳出

総額108億円

性質別歳出

総額108億円

歳入の内訳

総額109億円

財政比較分析表(2017年度)

財政力

単年度財政力指数の推移は、平成24年度0.254、平成25年度0.253、平成26年度0.258、平成27年度0.260、平成28年度0.258、平成29年度0.251となっている。財政力指数は、当該年度以前3カ年の平均値となっており、平成26年度と平成29年度の単年度財政力指数の相殺により、平成28年度0.259から平成29年度0.256へ0.003%悪化した。平成26年4月1日からの消費税及び地方消費税率の引上げ(5%から8%に変更)に伴い、地方消費税交付金が増となり、財政力指数計算上の分子となる基準財政収入額の増に伴い、財政力指数が上昇(改善)した。人口の減少や全国平均を上回る高齢化率に加え、長引く景気低迷による個人・法人税の減収、地価の下落に伴う固定資産税の減収等により、税収増が見込めず財政基盤が弱い状況となっており、財政力指数は、類似団体平均を下回っている。今後も退職者の補充抑制など人件費の削減、投資的経費の抑制をはじめとした歳出削減、町税の徴収強化などの取組みを通じて、財政基盤の強化に努める。

財政力指数

財政構造の弾力性

平成27年度から平成31年度を計画期間とする第2次新温泉町定員適正化計画に基づき、人件費は退職者の補充抑制により人件費削減(前年度比22,991千円減)を行っている。さらに、公債費は平成20年度から平成26年度まで新規発行地方債を抑制してきたことにより減少(前年度比3,075千円減)となった。一方で、物件費及び補助費が増大したものの、経常経費充当一般財源総額では5,335,657千円(対前年比61,806千円減)となった。経常収支比率算定上の分母となる経常一般財源は、地方譲与税、各種交付金、普通交付税が減額となり、6,097,987千円(前年度比59,668千円減)となった。また、臨時財政対策債は、267,407千円(前年度比2,721千円増)となった。結果、分子、分母ともに減となったものの、わずかに経常収支比率を引き下げ、対前年度比0.2%減(改善)の83.8%となった。経常収支比率は、類似団体と比較し4.0%下回ったものの、今後も退職者の補充抑制など人件費の削減を行い、経常収支比率の改善を目指す。

経常収支比率

人件費・物件費等の状況

人件費は、平成27年度から平成31年度を計画期間とする第2次新温泉町定員適正化計画に基づき、人件費は退職者の補充抑制により人件費削減に取り組んでいる。物件費は、道の駅開業に係る備品購入費等の増により、増高した。人口一人あたり人件費・物件費等の状況は、類似団体平均より依然として高い。職員の節約意識の向上、「もったいない運動」の推進、コスト意識の高揚、競争により経費削減を図る。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額

給与水準(国との比較)

職員年代構成の変動により、本町のラスパイレス指数は96.2%となり、類似団体との比較でも、0.3%下回っている。今後も、計画的な職員採用に努め、職員構成の改善を図りつつ、ラスパイレス指数の増高抑制に努める。

ラスパイレス指数

定員管理の状況

人口減少による類似団体区分の変更に伴い、人口1,000人あたり職員数は、類似団体内の平均値になっている。ただし、人口減少や合併特例措置(合併算定替)の段階的縮減により普通交付税が減少しており、より効率的な行財政運営が求められているため、平成27年度から平成31年度を計画期間とする第2次新温泉町定員適正化計画に基づき、職員数は退職者の補充抑制により削減していく。

人口1,000人当たり職員数

公債費負担の状況

単年度実質公債費比率の推移は、平成17年度18.2%、平成18年度19.7%、平成19年度17.2%、平成20年度19.8%、平成21年度19.8%、平成22年度17.3%、平成23年度18.7%、平成24年度16.9%、平成25年度15.4%、平成26年度13.2%、平成27年度12.3%、平成28年度10.2%、平成29年度10.1%となっている。実質公債費比率の分子の基準値である公債費・元利償還金の額は、平成20年度から平成26年度まで地方債の発行を抑制したことに伴い年々減少し、実質公債費比率が改善している。平成29年度の実質公債費比率は、3か年平均で10.8%(前年度比1.0%減)となった。しかし、依然として類似団体と比較すると高率で、全国的に比較しても高率となっている。今後は、財政収支見通し(財政計画)に基づき投資的事業を計画的に必要最小限に抑え、公債費の縮減に努める。

実質公債費比率

将来負担の状況

将来負担額について、公営企業会計の地方債残高の減少と職員数削減に伴う退職手当支給予定額の減少により、前年度対比17.6%改善した。しかし、類似団体平均と比較すると高率であり、今後も、地方債の発行は、交付税算入率の高い起債にかかる事業を優先的に実施していくなど、後世代への負担を軽減しつつ、公債費充当可能基金の着実な積立てができるよう、計画的な財政運営、財政の健全化に努める。

将来負担比率

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2017年度)

人件費

人件費の経常収支比率は、退職者の補充抑制による人員削減等を行ってきたことにより、17.5%で、類似団体平均を5.2%下回っている。少子及び高齢化とともに、人口減少が続き、普通交付税を中心する一般財源が減少し、より効率的な行財政運営が求められるため、平成27年度から平成31年度を計画期間とする第2次新温泉町定員適正化計画に基づき、人件費は退職者の補充抑制により人件費削減に努める。

経常収支比率(人件費)

物件費

物件費の経常収支比率は、15.3%で、類似団体平均を1.0%上回っている。職員の節約意識の啓発、競争によるコスト削減等により経常的経費の削減に取り組んできたが、平成29年度は、臨時職員に係る賃金等の増により、増高した。住民1人当り物件費は類似団体平均と比較し高いため、委託事務の長期継続契約及び効率的な出張による旅費の削減、また「もったいない運動」による職員のさらなる節約意識の向上を図り、一層の経費削減に努める。

経常収支比率(物件費)

扶助費

扶助費の経常収支比率は、5.4%で、類似団体平均を0.1%下回っている。しかし、前年度対比では0.3%増となっている。扶助費の増加は、財政硬直化にもつながるため、今後は、国・県補助扶助費の動向を見極めつつ、町単独扶助の見直し等により、扶助費の増高抑制に努める。

経常収支比率(扶助費)

その他

その他の経常収支比率は、12.7%で、類似団体平均を2.7%下回っている。平成29年度は、介護保険事業特別会計への繰出金の増(前年度比6.3%増)などにより、前年度比1.2%増となった。

経常収支比率(その他)

補助費等

補助費等の経常収支比率は、11.4%で、類似団体平均を2.6%下回っている。平成29年度は、前年度に引き続き公立浜坂病院事業会計に経営改善補助金を支出しているが、28年度より補助金額が減少したため、前年度比2.1%減となった。平成28年度から合併特例廃止に伴う普通交付税の段階的縮減が始まり、一般財源の経費削減を行う必要があるため、今後は、公営企業会計の中長期計画(経営戦略)を策定するなど、経営改善や事業見直し、補助団体等の自立を求めていく。

経常収支比率(補助費等)

公債費

公債費の経常収支比率は、21.5%で、類似団体平均を5.6%、大きく上回っている。地方債の発行は、平成20年度から平成26年度まで、収支見通し(財政計画)に基づく計画的な事業実施と投資的事業の整理・平準化により新発債発行額を抑制してきた結果、公債費に係る経常収支比率は年々減少しつつある。今後、合併特例措置の終了する平成32年度までの間、認定こども園整備等大型事業が計画されている。しかし、本町の公債費は類似団体と比較し多額であるため、今後も収支見通し(財政計画)に基づき事業実施し、類似団体の平均程度の水準に近づけるよう努める。

経常収支比率(公債費)

公債費以外

公債費以外の経常収支比率は、62.3%で、類似団体平均を9.6%下回っている。今後は、町税の徴収強化などの取組みを通じて経常一般財源の確保に努めつつ、歳出経常経費削減に努め、経常収支比率と財政基盤の安定・強化を図る。

経常収支比率(公債費以外)

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2017年度)

目的別歳出の分析欄

民生費、教育費は、類似団体の平均を下回っている。衛生費は、公立浜坂病院に対する経営改善補助金、ごみ収集業務委託料等の増高により、92,056円(類似団体比較45,432円高)、類似団体平均の約1.97倍で、非常に高くなっている。農林水産業費、商工費は、町の主要基幹産業に係る経費であり、特に、観光産業振興を目的とした道の駅整備事業費により決算額が増高している。土木費は、町の特色として冬季の除雪経費が含まれており、92,064円(類似団体比較28,939円高)で、類似団体平均の約1.46倍となっている。公債費は、町合併前の地方債残高が多く、返済の最中であるため96,419円(類似団体比較38,285円高)で、類似団体平均の1.66倍となっている。

議会費

類似団体内順位27位/ 56団体

労働費

類似団体内順位5位/ 56団体

消防費

類似団体内順位8位/ 56団体

諸支出金

類似団体内順位4位/ 56団体

総務費

類似団体内順位20位/ 56団体

農林水産業費

類似団体内順位11位/ 56団体

教育費

類似団体内順位37位/ 56団体

前年度繰上充用金

類似団体内順位1位/ 56団体

民生費

類似団体内順位28位/ 56団体

商工費

類似団体内順位9位/ 56団体

災害復旧費

類似団体内順位13位/ 56団体

衛生費

類似団体内順位6位/ 56団体

土木費

類似団体内順位10位/ 56団体

公債費

類似団体内順位8位/ 56団体

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2017年度)

性質別歳出の分析欄

人件費は、職員の年齢構成が高く、89,449円(類似団体比較2,513円高)となっている。平成27年度から平成31年度を計画期間とする第2次新温泉町定員適正化計画に基づき、人件費は退職者の補充抑制により人件費削減に取り組む。物件費は、113,607千円(類似団体平均比較28,277円高)で、類似団体平均の約1.33倍となっている。これは道の駅開業に伴う臨時的な要因が大きいが、今後も経費等の見直し、削減に努める。補助費等は、137,888千円(類似団体平均比較59,656円高)で、類似団体平均の約1.76倍となっている。特に、公立浜坂病院の経営改善補助金の影響が大きく、病院経営のあり方の見直しが必要不可欠となっている。普通建設事業費は、98,742千円(類似団体平均比較15,749円高)で、類似団体平均の約1.19倍となっている。収支見通し(財政計画)に基づき、計画的な事業実施に努めており、今後も普通建設事業費を中心とする投資的経費は、抑制していく。公債費は、町合併前の地方債残高が多く、返済の最中であるため96,419円(類似団体比較38,286円高)で、類似団体平均の約1.66倍となっている。地方債残高が増高しないよう、新規発行地方債の抑制に努めるとともに、交付税算入率の高い、有利な地方債の発行に努める。積立金は、30,814円(類似団体平均比較6,630円高)で、類似団体平均の約1.27倍。平成32年度までの間に、合併特例債を利用した地域振興基金の積立を行うなど、内部留保資金の確保に努める。貸付金は、14,772千円(類似団体平均比較9,337円高)で、主に公立浜坂病院事業会計への貸付金であり、類似団体平均の約2.72倍となっている。繰出金は、下水道事業特別会計への繰出金が多額となっており、49,981円(類似団体比較-11,394円)となっている。

人件費

類似団体内順位21位/ 56団体

補助費等

類似団体内順位5位/ 56団体

災害復旧事業費

類似団体内順位13位/ 56団体

投資及び出資金

類似団体内順位4位/ 56団体

物件費

類似団体内順位8位/ 56団体

普通建設事業費

類似団体内順位18位/ 56団体

失業対策事業費

類似団体内順位1位/ 56団体

貸付金

類似団体内順位6位/ 56団体

維持補修費

類似団体内順位7位/ 56団体

普通建設事業費(うち新規整備)

類似団体内順位12位/ 56団体

公債費

類似団体内順位8位/ 56団体

繰出金

類似団体内順位36位/ 56団体

普通建設事業費(うち更新整備)

類似団体内順位19位/ 56団体

積立金

類似団体内順位17位/ 56団体

前年度繰上充用金

類似団体内順位1位/ 56団体

実質収支比率等に係る経年分析(2017年度)

分析欄

毎年、実質収支の歳計剰余金相当額をベースに財政調整基金の積立額を増加させてきたが、平成26年度の公立浜坂病院に対する経営改善補助金を例年ベースの5千万円に3億5千万円を追加補助(4億円補助)したため、歳計剰余金が生じず、財政調整基金を増やせなかった。平成27年度の病院に対する経営改善補助金は1億5千万円で、前年度の4億円と比較し、2億5千万円減少したため実質収支額を4億3千万円確保した。平成28年度の病院に対する経営改善補助金は5億円で、前年度の1億5千万円と比較し、3億5千万円増加したが、その財源補てんとして、財政調整基金を5億6千万円取り崩した。平成29年度の病院に対する経営改善補助金は3億1千万円で、前年度の5億円と比較し、1億9千万円減少したが、除雪に関する経費が増高したため、実質収支額を確保できなかった。平成29年度末の準財政規模に対する財政調整基金残高の比率は、35.36%(前年度比2.26%増)となった。

実質収支額・比率,財政調整基金残高

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2017年度)

分析欄

平成29年度は、浜坂地区残土処分場事業特別会計で、一般会計繰出金の純計により、わずかな資金不足が生じているが、標準財政規模比に換算すると-1.29%となっている。また、平成29年度も継続的に公立浜坂病院事業会計で資金不足が発生している。しかし、平成29年度は、前年度に引き続き公立浜坂病院の資金不足比率が生じないよう一般会計が3億1千万円の経営改善補助金を支出したことにより、公立浜坂病院に実質赤字・資金不足は発生していない。病院経営に関しては、医師確保、医業収入の向上に向けた住民へのPRや支出削減(適正規模の職員配置や委託などの見直し)を図るなど経営改善・資金不足解消に努めてきたが、収支額の改善に至っていない。医業収益に対する人件費の割合が非常に高くなっており、病院改革プランの検証、医療体制、経営改善計画、収支改善に向けた具体的な方策の検討、今後の病院経営方針の見直しも含め抜本的な見直しが必要となっている。

連結実質収支(連結実質赤字比率)

実質公債費比率(分子)の構造(2017年度)

分析欄

実質公債費比率(分子)の大半を占める元利償還は、地方債の発行額と連動している。地方債の元利償還は、平成25年度から平成29年度まで、年々減少傾向にある。公営企業債の元利償還金対する繰入額も、下水道事業に係る元利償還金の減少に伴い、年々減少傾向にある。これらに伴って、実質公債費比率の分子も年々減少傾向となっている。しかし、30年度以降は北但広域ごみ処理施設や道の駅などに対する返済が始まるため、元利償還の額は増高する見込みであるため、実質公債費比率の分子も増加すると考えられる。

実質公債費比率,公債費等

将来負担比率(分子)の構造(2017年度)

分析欄

一般会計等に係る地方債の現在高は、平成20年度から平成26年度まで、新発債発行額の抑制により年々減少し、平成26年度末は13,243百万円(前年度対比-376百万円)となった。しかし、平成27年度中は北但広域ごみ処理施設建設事業の本格化に伴い多額の地方債を発行することとなり、平成27年度末は13,555百万円(前年度対比312百万円増)となっている。さらに、平成28年度、29年度も北但広域ごみ処理施設建設事業の最終年と同時に、道の駅整備事業により地方債の発行額が増高している。公営企業債等繰入見込額(公営企業債等償還に係る一般会計負担見込額)は、平成22年度をピークに減少している。さらに、退職者の補充抑制による職員数削減に伴う退職手当負担見込額も年々減少している。一方で、将来負担比率算定上の分子から控除(マイナス)される充当可能基金現在高は、新残土処分場整備に係る基金の取り崩し、公立浜坂病院の経営改善補助金等の財源補てんのための財政調整基金の取り崩しにより、減少傾向となっている。総括すると、将来負担比率の分子は、一般会計等の地方債残高が増加したものの、公営企業債等繰入見込額(公営企業債等償還に係る一般会計負担見込額)が減少、さらに退職者の補充抑制による職員数削減に伴う退職手当負担見込額も減少し、分子が減少している。将来負担比率の分子が減少したことにより、将来負担比率が前年度と比較し改善している。

将来負担比率

基金残高に係る経年分析(2017年度)

基金残高合計

(増減理由)平成29年度は前年度剰余金を活用して、財政調整基金に99百万円、減債基金へ2億4千万円の積立を行い、また特定目的基金においても合併特例債を原資として地域振興基金に2億円の積立を行い。基金全体として3,330百万円(前年度比405百万円増)となった。(今後の方針)基金の使途の明確化を図りつつ、前年度剰余金を活用し、財政調整基金や減債基金等に積み立てていくことを予定している。しかしながら、今後は普通交付税の合併算定替による特例措置の適用期限終了や、人口減による歳入不足により基金全体として縮小する恐れがある。

基金残高合計

財政調整基金

(増減理由)普通交付税の合併算定替による特例措置の適用期限終了や、人口減による歳入不足を見越し、剰余金を活用して99,246千円の積立を行った。(今後の方針)普通交付税の合併算定替による特例措置の適用期限終了や、人口減による歳入不足を見越し、今後も剰余金を活用して財政調整基金の積立を行う。

財政調整基金

減債基金

(増減理由)平成29年度は、前年度剰余金を活用して2億4千万円を積立。交付税算入等、財源措置の無い公債費相当分を上限として積立を行った。(今後の方針)これまでは減債基金への積立はほとんど行わず、剰余金は財政調整基金へ積立していたが、今後、大型事業に伴う公債費や地方債残高の大幅な増が見込まれるため、剰余金を活用しながら減債基金の積立を計画的に行う。

減債基金

その他特定目的基金

(基金の使途)地域振興基金は合併特例債を活用して基金積立を行い、将来、町で行う大型事業に対して充当を行う。下タ山、十字谷残土処分場整備基金は、残土処分場使用料を財源として、次の残土処分場整備等に充当を行う。(増減理由)地域振興基金は合併特例債が発行可能な平成32年度までに、これを財源として計画的に積立を行っている。下タ山、十字谷残土処分場整備基金は、事業が開始される浜坂道路Ⅱ期工事に対応するため、新残土処分場整備のために取崩しを行っている。(今後の方針)合併特例債の発行期限である平成32年度までは、基金積立可能額の範囲内で地域振興基金は増高するが、その他の特定目的基金は大きく変動する見込みはない。しかしながら、ふるさと納税を原資とする「ふるさとづくり基金」については、ふるさと納税の拡充によっては大きく増高する可能性がある。

その他特定目的基金

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2017年度)

有形固定資産減価償却率

有形固定資産減価償却率

(参考)債務償還比率

(参考)債務償還比率

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

将来負担比率と減価償却率の組合せ分析

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

将来負担比率、実質公債費比率は、いずれも近年減少傾向にある。その要因は、収支見通し(財政計画)に基づく計画的な地方債の発行、交付税算入率の高い地方債の発行等によるものである。しかし、平成29年度の新温泉町の将来負担比率は76.8ポイントとなっており、類似団体の32.8ポイントを44.0ポイント上回っており、さらに、実質公債費比率は10.8ポイントとなっており、類似団体の9.1ポイントを1.7ポイント上回っており、将来負担比率、実質公債費比率ともに高い水準にある。今後も引き続き地方債の発行抑制と交付税算入率の高い地方債の発行に努める。

将来負担比率と実質公債費比率の組合せ分析

施設類型別ストック情報分析表①(2017年度)

施設情報の分析欄

道路
橋りょう・トンネル
公営住宅
港湾・漁港
認定こども園・幼稚園・保育所
学校施設
児童館
公民館

施設類型別ストック情報分析表②(2017年度)

施設情報の分析欄

図書館
体育館・プール
福祉施設
市民会館
一般廃棄物処理施設
保健センター・保健所
消防施設
庁舎

一般会計等、全体、連結資金収支計算書内訳表(2017年度)

資金収支計算書

財務書類に関する情報①(2017年度)

1.資産・負債の状況

一般会計等においては、資産総額が期首時点と比較して387百万円増加(1.1%)した。金額の変動が大きいものは固定資産の建物であり、平成29年度にオープンした道の駅の固定資産計上の影響が大きく、有形固定資産の建物が402百万円増加した。水道事業会計、下水道事業会計等を加えた全体では、資産総額は上水道管、下水道管等のインフラ資産を計上していること等により、一般会計等に比べて22,970百万円多くなるが、負債総額も下水道管の長寿命化対策事業等に地方債(固定負債)を充当したこと等から、18,214百万円多くなっている。美方郡広域事務組合等を加えた連結では、資産総額は保有している公有用地等に係る資産を計上していること等により、一般会計に比べて25,884百万円多くなるが、負債総額も消防施設等の借入金等があることなどから、18,702百万円多くなっている。

貸借対照表ツリーマップ
資産合計
負債合計

2.行政コストの状況

分析:一般会計等においては、経常費用は8,596百万円。そのうち、人件費等の業務費用は4,884百万円、補助金や社会保障給付等の移転費用は3,712百万円であり、業務費用の方が移転費用よりも多い。最も金額が大きいのは補助金等(2,524百万円)、次いで物件費(2,155千円)であり、純行政コスト7,954百万円の58.8%を占めている。これは病院事業会計への補助等の影響が大きいとみられるが、今後は病院事業の経営改善と経費の抑制に努める。全体では、一般会計等に比べて、水道料金等を使用料及び手数料に計上しているため、経常収益が2,048百万円多い2,690百万円となっている一方、国民健康保険や介護保険の負担金を補助金に計上しているため、移転費用が3,784百万円多い7,496百万円となり、純行政コストは4,435百万円多い12,414百万円となっている。連結では、一般会計等に比べて、連結対象事業収益を計上し、経常収益が2,237百万円多い2,879百万円となっている一方、人件費が1,469百万円多い2,932百万円となっているなど、経常費用が10,115百万円多い18,713百万円となり、純行政コストは7,537百万円多い15,516百万円となっている。

純経常行政コスト
純行政コスト

3.純資産変動の状況

分析:一般会計等においては、税収等の財源(8,142百万円)が純行政コスト(7,979百万円)を上回っており、本年度差額は163百万円となり、純資産残高は19,965百万円となった。地方税の徴収業務の強化等により、税収等の増加に努める。全体では、国民健康保険特別会計、介護保険特別会計等の国民健康保険税や介護保険料が税収等に含まれることから、一般会計等と比べて4,665百万円多くなっているが、それと同等にコストがかかっているため、本年度差額は394百万円となり、純資産残高は24,575百万円となった。連結では、兵庫県後期高齢者医療広域連合への国県補助金等が税収等に含まれることから、一般会計と比べて7,601百万円多くなっており、本年度差額は227百万円となり、純資産残高は27,038百万円となった。

本年度差額
本年度末純資産残高
本年度純資産変動額

4.資金収支の状況

分析:一般会計等においては、業務活動収支は910百万円であったが、投資活動収支については、北但ごみ処理施設整備事業や道の駅整備事業等を行ったことから、▲1,132百万円となった。財務活動収支については、地方債の発行収入が地方債償還額を上回ったことから、117百万円となっており、本年度末資金残高は前年度から106百万円減少し、192百万円となった。全体では、国民健康保険税や介護保険料が税収等に含まれること、料金改定を実施した水道料金等の使用料及び手数料収入があることなどから、業務活動収支は一般会計等より701百万円多い1,611百万円となっている。投資活動収支では、計画的な下水道管の老朽化対策事業を実施しているため、▲1,737百万円となっている。財務活動収支は、地方債の発行収入が地方債償還額を下回ったことから、▲336百万円となり、本年度末資金残高は前年度から461百万円減少し、557百万円となった。

業務活動収支
投資活動収支
財務活動収支

財務書類に関する情報②(2017年度)

1.資産の状況

分析欄:1.資産の状況①住民一人当たり資産額は類似団体平均値を24.3万円下回っているが、当団体では、道路や河川の敷地のうち取得価格が不明であるため、備忘価格1円で評価しているものが大半を占めていることが原因である。②歳入額対資産比率については、類似団体を下回る結果となった。しかし、今後は新残土処分場整備や認定こども園整備等の大型事業による資産形成を行うことから数値は上昇を見込む。③有形固定資産減価償却率については類似団体平均値を9.3%上回る69.3%となっている。今後も公共施設総合管理計画に基づき、老朽化した施設について、点検・診断や計画的な予防保全による長寿命化を進めていくなど、公共施設等の適正管理に努める。

①住民一人当たり資産額(万円)
②歳入額対資産比率(年)
③有形固定資産減価償却率(%)

2.資産と負債の比率

④純資産比率については類似団体平均値を19.7%下回っている。純行政コストが税収等の財源を上回ったことから純資産が減少している。純資産の減少は、将来世代が利用可能な財源を現世代への行政サービスに活用したことを意味するため、義務的経費の抑制と維持管理コストの圧縮に努める。⑤将来世代負担比率は類似団体平均値を17.3%上回っているものの、今後も新残土処分場整備や認定こども園整備等の大型事業も控えていることから、発行抑制に努める。

④純資産比率(%)
⑤将来世代負担比率(%)

3.行政コストの状況

住民一人当たり行政コストは、類似団体平均値を3.8万円上回っている。特に、純行政コストのうち社会保障給付や補助金等などの移転費用のコストが半分近くを占める。また、人件費等のコストも類似団体に比べ高い要因の一つとなっていると考えられるため、引き続き行財政改革への取組を通じて人件費の削減に努める。

⑥住民一人当たり行政コスト(万円)

4.負債の状況

4.負債の状況⑦住民一人当たり負債額は類似団体平均値を41.2万円と大きく上回っている。これは合併前後の平成18年頃にかけて発行した過疎債、合併特例債等に係る償還が順次開始している事が要因の一つとなっている。来年度以降も財政計画に基づき、地方債の新規発行の抑制など、地方債残高の縮小に努める。⑧基礎的財政収支は基金の取崩収入および基金積立支出を除いた投資活動収支と財務活動収支の赤字分が業務活動収支の黒字分を下回ったため、36百万円となっており、類似団体平均値の200.0百万より163.5百万円少なくなっている

⑦住民一人当たり負債額(万円)
⑧基礎的財政収支(百万円)
⑧業務・投資活動収支(百万円)

5.受益者負担の状況

⑨受益者負担比率は類似団体平均値を3.4%上回っている。これは経常費用のうち移転費用、中でも北但広域ごみ処理場の稼働開始に伴う運営に係る負担金や病院事業会計への補助等の影響が大きいとみられる。今後はこのうち病院事業の経営改善と経費の抑制に努める。

⑨受益者負担比率(%)

よくある質問

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兵庫県新温泉町の2017年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。

データの出典はどこですか?

総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。

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