滋賀県竜王町の財政状況(2010年度)
収録データの年度
財政比較分析表(2010年度)
財政力
平成20年度から景気の冷え込みが続くなかで、平成22年度では前年度に比して、法人町民税は回復したものの、個人町民税や固定資産税はさらに減少している。それでも類似団体平均を0.62ポイント、全国平均を0.6ポイント、滋賀県平均を0.38ポイント上回る財政力指数となっているが、今後も景気の低迷や低調な雇用情勢が長期化することが予想されることから、さらに地域経済の活性化を進め、財政基盤の強化に努める。
財政構造の弾力性
経常一般財源総額の増、経常経費充当一般財源の減により、経常収支比率が前年度に比して8.4ポイント改善し、類似団体平均を3.8ポイント、全国平均を11.2ポイント、滋賀県平均を7.8ポイント下回った。しかしながら今後においても、扶助費等義務的経費の増嵩から一層財政の硬直化が懸念されることから、行財政改革を着実に実行し、定員管理の適正化、給与制度の見直し等による人件費、物件費の抑制等の取り組みを積極的に進める。
人件費・物件費等の状況
前年度に比して、人件費については地方公務員共済組合等負担金等により微増し、物件費については平成21年度での緊急経済危機対策交付金事業の終了等により減額となり、維持補修費については増額となった。今後も公共施設等の経年劣化による修繕費がさらに伸びると考えるので、適正な定員管理を行い、人件費の削減等に努める。
給与水準(国との比較)
類似団体平均および全国町村平均と比較すると高い値である。今後、職務職責に応じた構造を徹底し、類似団体平均となるように努める。
定員管理の状況
適切な定員管理計画の実施により、類似団体平均を2.03ポイント下回っているものの、全国平均を1.52ポイント、滋賀県平均を1.59ポイント上回る結果となっていることから、今後一層業務の見直しや効率化を図る。
公債費負担の状況
平成22年度決算による同比率が単年度で19.3となったことで、3ヶ年平均値で19.3と前年度に比べ0.8ポイント回復した。しかしながら、全国平均を8.8ポイント、滋賀県平均を5.8ポイント、類似団体平均を7.0ポイントと大きく上回っているので、今後も平成21年に策定した公債費負担適正化計画に基づき、繰上償還による地方債残高の縮小、新発債の発行抑制等により、計画的かつ早期に改善を図るよう、進めていく。
将来負担の状況
過去の大規模なハード事業の実施により、類似団体平均、全国平均および滋賀県平均を大きく上回っている。前年度と比して2.5ポイント回復し、現在は新発債を抑制しており減少傾向となっているが、今後公共施設の老朽化による改修等の需要が見込まれることから、繰上償還を実施し、地方債残高の適切な管理に努め、将来負担比率の抑制を図る。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2010年度)
人件費
決算額は前年度をやや上回るものの、集中改革プランおよびこれに基づく適正な定員管理の実施により類似団体平均を2.1ポイント、全国平均を3.6ポイント、滋賀県平均を1.3ポイントそれぞれ下回った。今後も引き続き、事業の精査や業務の民間委託化を活用するなど効率化を図り、人件費の抑制に努める。
物件費
類似団体平均値に対して2.5ポイント、全国平均に対して1.3ポイント、滋賀県平均に対して0.9ポイントそれぞれ上回っている。また前年度に比して、平成21年度での緊急経済危機対策交付金事業の終了等により減となっている。
扶助費
全国平均および滋賀県平均は大きく下回っているが、類似団体平均値に対しては0.6ポイント上回る値となっている。決算額における主な増要因は、平成22年度から施行された子ども手当や自立支援給付費など、社会保障関係費が大きく伸びたことによるものである。
その他
前年度に比して、経常収支比率が8.4ポイント改善しており、類似団体平均値を3.8ポイント、全国平均値を11.2ポイント、滋賀県平均値を7.8ポイント下回る結果となった。
補助費等
類似団体平均値に対して3.2ポイント下回る値となっている。平成21年度実施の定額給付金事業の終了、農地費での国営日野川地区土地改良事業負担金の償還終了等により決算額が減少したことによるものであるが、全国平均値に対して0.3ポイント上回り、滋賀県平均に対して0.7ポイント下回る値となっている。
公債費
前年度に比して、繰上償還金の実施による公債費の減額等により2.9ポイント減少している。平成20年度決算に基づく実質公債費比率が18.0%を超えたことにより、平成21年度に公債費負担適正化計画を策定し、これに基づいて公債費の繰上償還を実施しているが、平成22年度決算では同比率が単年度で19.3%と前年度に比して減少したものの、依然として三ヶ年平均値で19.3%と18.0%を超えている。今後も、各施設の老朽化に伴う維持修繕費の増嵩も視野に、歳入状況を勘案しつつ、計画時期の前倒しや繰上償還計画額を増額して実施する等町債残高の早期の圧縮に向けた取り組みを進める。
公債費以外
類似団体平均値に対して2.8ポイント、全国平均値に対して7.8ポイント、滋賀県平均値に対して5.5ポイント下回った。
実質収支比率等に係る経年分析(2010年度)
分析欄
平成20年では景気の冷え込みの影響によって、標準財政規模比における実質単年度収支がマイナスを記録した。平成22年度では、前年度と比して財政調整基金残高、実質収支額、実質単年度収支額のいずれも増加しているのに加えて、国の交付金事業等により大きく膨らんだ標準財政規模が減少していることにより、それぞれ7.83ポイント、0.7ポイント、4.76ポイントと大幅に増加している。年々標準財政規模が減少してきているので、これに対応できるような堅実な規模での予算編成、財政運営を図る。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2010年度)
分析欄
連結実質赤字比率については、全会計において黒字であるため、いずれも算定されていない。しかしながら、学校給食事業特別会計については、給食センター施設の老朽化および運営にかかる対応が懸案事項としてあり、下水道事業特別会計においても下水道普及率が農排を含み90.6%なので、全町下水道化の実現に向けた下水道事業の接続推進を行う必要がある。さらに、上水道事業の経営健全化として赤字補填繰出の解消も課題となってくる。
実質公債費比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
平成22年度決算に基づく健全化判断比率の実質公債費比率については、19.3%となり、平成21年度決算に基づく同比率20.1%から改善された結果となった。しかし、引き続き18%を超えることとなり、また公債費負担における類似団体平均との比較では、依然として高水準で推移しており、平成22年度において7.0ポイントも上回っていることから、引き続き改善に向けた取り組みが必要と考えており、公債費負担適正化計画の着実な実施を行う。
将来負担比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
将来負担額における一般会計等に係る地方債の現在高について、前年度と比して、平成22年度は2億3千1百万円の減少となっているが、地方債を財源とする事業については、町の歳入における継続的な歳入額を適切に見込み、その範囲内において、事業の優先順位を明確にしつつ計画的に実施することとする。また、より適切な財政運営を図る観点から、充当可能財源等についても、後年度において発行することとなる地方債の償還財源として的確に見込みつつ、歳入歳出予算規模の適正化を図ることとする。
よくある質問
このページで何が分かりますか?
滋賀県竜王町の2010年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
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