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地方財政ダッシュボード

愛知県刈谷市の財政状況(2012年度)

🏠刈谷市

地方公営企業の一覧

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収録データの年度

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地方財政AI: RAGエンジン(試験中)※直近3年の文書で要約します。現在は質問文の変更はできません。

総括表

人口の推移

財政比較分析表(2012年度)

財政力指数の分析欄

自動車関連産業の集積地として企業が集中しており、これまでの堅調な業績を反映してきたが、リーマンショック時の景気状況の悪化により、法人市民税の大幅な落ち込みの影響を後年度に渡り、基準財政収入額から控除されていることや、固定資産税の評価替えによる減額等の理由により1.14となった。今後、税収の回復基調に合わせて指数は上昇すると見込むものの、これまで以上の事業の効率化と税の徴収強化等により、健全財政の維持に努める。

経常収支比率の分析欄

リーマンショック時の景気状況の悪化による市税収入の大幅な落ち込みにより、経常収支比率は上昇傾向であったが、平成23年度の市税収入が前年度比約5.2%増となったことに伴い、比率は前年度に比べて3.3%程度下がり、24年度は横ばいとなっている。経常収支比率は全国トップクラスの水準にあり、税収は緩やかに回復の気配を見せているものの、今後も事務事業の見直しや民間委託、指定管理者制度の活用など行政経営改革への取り組みを通じて、健全財政の維持に努める。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

類似団体平均を超えているのは、主に物件費を要因としている。近年大型施設が完成し、維持管理経費が増加している。行政評価制度等を積極的に活用し、事務事業の見直しを行い、経費削減に努める。

ラスパイレス指数の分析欄

国家公務員の臨時特例による給与削減措置が平成23年度から継続されている影響で指数が高くなっている。(措置がないとした場合100.3)近隣市町村等との均衡を保ちながら、引き続き給与の適正化を図っていく。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

類似団体、全国平均と比べて低い数値であるが、今後も民間委託などを計画的にとり入れていく。また、限られた職員数でも効率的に業務を行い、市民サービスの向上に努める。

実質公債費比率の分析欄

近年の起債抑制策により類似団体平均を大きく下回る0.0%となっている。今後、大口の起債の償還も完了するため、比率は更に下がっていくと思われるが、引き続き市債発行については償還元金の範囲内に抑え、事務事業の効率化や基金の活用等により、起債に大きく頼ることのない財政運営に努める。

将来負担比率の分析欄

地方債現在高が平成8年度をピークとし、その後は繰上償還や起債を最小限に留めてきたため、類似団体平均を大きく下回るマイナス値となっている。平成24年度に策定した公共施設維持保全計画に基づく事業が今後本格化するが、公共施設維持保全基金を活用することで起債の抑制を図り、健全財政の維持に努める。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2012年度)

人件費の分析欄

平成24年度は平成23年度と比較して、退職手当の減により、割合が減った。類似団体、全国平均と比べても低い数値であるが、これは民間委託などを積極的かつ計画的に推進した結果である。今後も限られた職員数でも、効率的に業務を行い、市民サービスの向上に努める。

物件費の分析欄

平成19年度以降上昇傾向に転じ、平成23年度は0.8ポイント下降したものの、ほぼ横ばいの傾向である。これは、新施設の完成に伴い新たに維持管理経費が発生したことによる。今後、消費税増税による経費増も予想されるため、行政評価制度を積極的に活用し、事務事業の見直しをすすめ、経費削減に努める。

扶助費の分析欄

全国平均、愛知県平均を下回っているものの、類似団体の中では最も割合が高い。平成23年度と比較して、1.2ポイント上昇しているが介護給付対象者の増加、民間保育所新規建設などの理由で増加となっている。今後も、介護給付や医療給付などの伸びが見込まれることから、増加するものと思われる。

その他の分析欄

類似団体、全国平均を下回っているものの、平成21年度に増加し、近年ほぼ横ばいである。主な要因は下水道事業会計や国民健康保険会計への繰出金である。料金改定等を検討し、特別会計の健全な運営に努める。

補助費等の分析欄

類似団体、全国平均を下回っているものの、今後、消費税増税による経費増も予想されるため、一部事務組合等に係る経費のチェックをすすめるとともに、補助金や負担金等の見直しをすすめ、経費の削減に努める。

公債費の分析欄

平成8年度末市債残高約240億円をピークにその後は繰上償還や起債を最小限に留めてきたため、類似団体、全国平均を大きく下回っている。今後、起債の償還も完了するため、公債費は下がっていくと思われる。また、新規の償還市債発行については、償還元金の範囲内に抑えることにより、健全な財政運営に努める。

公債費以外の分析欄

平成24年度は全国平均を下回っているものの、類似団体平均を上回った。今後、類似団体の中で割合の高い扶助費と物件費について、行政評価制度等を活用し、削減に努める必要がある。

実質収支比率等に係る経年分析(2012年度)

分析欄

《財政調整基金残高》平成21年度についてはリーマンショックによる大幅な税収減を補填するため、財政調整基金を13億円取り崩したことにより一時的に比率が減少したが、税収の回復基調に合わせて、平成23年度に16億円、平成24年度に10億円積み立てたため比率は上昇した。《実質収支額》標準財政規模比10%前後で推移していたが、企業の業績の回復に伴い、法人市民税が予算額26億円に対し、43億円の決算となったため、平成24年度は20%超となった。《実質単年度収支》平成20年度まではプラスを維持してきたが、平成21年度に財政調整基金を取り崩したためマイナスに転落したが、平成23年度以降は税収の回復等に伴い、実質単年度収支はプラスに転じている。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2012年度)

分析欄

《現状》一般会計、特別会計、企業会計の全ての会計において赤字は生じていない。《今後の対応》各会計において適正な財政運営、企業経営を行う。

実質公債費比率(分子)の構造(2012年度)

分析欄

《元利償還金》大型普通建設事業の完成に伴い、公債費は増加傾向にあったが、市債発行については、償還元金の範囲内としていることや、大口の起債の償還が完了するため、今後は減少していく見込みである。《公営企業債の元利償還金に対する繰入金》主なものは下水道事業の準元利償還金である。《組合等が起こした地方債の元利償還金に対する負担金等》主なものは刈谷知立環境組合の準元利償還金である。平成22年度からの急増要因は、一般廃棄物処理施設整備に係る起債の償還開始によるものである。《実質公債費比率の分子》参入公債費等は横ばいだが、公営企業債の元利償還金に対する繰入金が増加傾向にあるため、増加している。《今後の対応》今後とも市債発行の抑制を基調とし、特に増加傾向にある公営企業債の元利償還金に対する繰入金に注視し、現在と同水準の比率を維持できるよう努める。

将来負担比率(分子)の構造(2012年度)

分析欄

《一般会計等に係る地方債現在高》当該年度償還額の範囲内での借入を旨とし、市債発行を抑制しているため、減少傾向にある。《債務負担行為に基づく支出予定額》公園整備事業における用地取得のため増加した。《公営企業債等繰入見込額》一般会計と同様に市債発行を抑制しているため、減少傾向にある。《組合等負担等見込額》主なものは刈谷知立環境組合によるものである。平成20年度に一般廃棄物処理施設整備に係る借入を行ったため、負担見込額が増加したが、償還によって徐々に減少している。《充当可能基金》大型普通建設事業のための特定目的基金を取り崩したことにより、充当可能基金は減少していたが、財政調整基金を平成23年度は約16億円、平成24年度は約10億円積み立てることができたため増加した。また、平成24年度には公共施設維持保全基金を新設し、2億円を積み立てた。《充当可能特定歳入》都市計画事業費の増加に伴い、都市計画税の充当額が増えたことと、評価替えにより都市計画税が減少したことに伴い、充当可能特定歳入が減少した。《将来負担比率の分子》将来負担額に対して充当可能財源が上回っているため、マイナスとなっている。《今後の対応》将来負担比率はマイナスであり、今後とも市債発行の抑制や財政調整基金の延命化を図ることなどを基調として、健全な財政運営を堅持する。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,