静岡県焼津市の財政状況(2011年度)
収録データの年度
財政比較分析表(2011年度)
財政力
全国平均、静岡県平均及び類似団体平均ともに上回っているが、前年度の0.94から0.92へと0.02ポイント低下している。長引く景気低迷による個人所得の伸び悩みのため個人住民税の減収が顕著であり、また、法人の事業縮小などにより償却資産が減収となっている。緊急を要する事業を峻別し、投資的経費を抑制する等、歳出の見直しを実施するとともに、引き続き、滞納対策本部を中心に収納対策を強化し、収納率の向上に取り組み、一層の課税客体の把握に努め、歳入確保を図る。
財政構造の弾力性
生活保護扶養費、子ども手当費、子ども医療費助成費等の扶助費の伸びなどによる経常的経費の増加のため、対前年比1.3ポイント減少したが、全国平均、静岡平均及び類似団体平均を大きく下回っている。しかし、臨時財政対策債を除く経常収支比率は87.3%であり、財政構造の硬直化は進んでいる。今後、市税など一般財源収入の増収が見込めない中で、社会保障関係経費は増加していくことが想定されるため、引き続き経費の削減に努めるとともに、収納対策の強化により税収確保に努める。
人件費・物件費等の状況
人件費については、職員数の減、各種手当の見直し、人事院勧告による給与改定等により抑制されている。また、物件費等については、東日本大震災にける災害救助費及び防災対策事業に係る需用費が増加してしているものの、全国平均、静岡県平均及び類似団体平均を下回っており、今後においても行財政の効率化に取り組んでいく。
給与水準(国との比較)
これまでも、人事院勧告に基づく給与の適正化を図りつつ、特殊勤務手当、住居手当等の見直しを進めているが、全国市平均を2.1、類似団体平均を1.6ポイント上回っている。今後についても、人事評価制度を推進し、引き続き給与の適正化に努める。
定員管理の状況
少数精鋭による質の高い行政サービスを提供することを方針としており、全国平均、静岡県平均及び類似団体平均よりも下回っている。今後も、職員の能力の向上を図り、行政サービスを低下させることなく、定員管理の適正化に努め、毎年度一定の職員採用枠を確保しつつ、定年退職者の不補充により減員を図っていく。
公債費負担の状況
過去からの普通建設事業費に係る起債の償還や病院事業会計、公共下水道会計での公債費に対する負担が大きく、全国平均、静岡県平均及び類似団体平均を上回っている。普通建設事業費等を峻別し投資的経費の縮減を図り、予算編成時に地方債発行額の上限設定をするなど、引き続き、新規地方債の発行の抑制に努める。
将来負担の状況
ここ数年の計画的な地方債の発行により前年に比べ2.2ポイント改善されたが、普通建設事業費に係る地方債の発行や臨時財政対策債の積み上げが影響し、将来負担比率は、全国平均、静岡県平均及び類似団体平均を上回っている。今後については、適切な地方債管理を行い、後年度の財政負担を勘案した地方債の発行に努め、財政の健全化を図る。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2011年度)
人件費
人件費に係る経常経費比率は、類似団体平均と比較して5.8ポイント低い。焼津市としては、平成22年度の20.3%から平成23年度の20.2%と0.1ポイントの減少とほぼ横ばいであり、今後も、引き続き、人員及び給与等の適正化に図るとともに、行財政改革への取り組みを通じて人件費の抑制に努める。
物件費
物件費に係る経常収支比率は、類似団体平均と比較して0.7ポイント高い。焼津市としては、平成22年度の14.5から平成23年度の15.0と0.5ポイント増加している。増加要因は、緊急雇用事業や東日本大震災における災害救助費及び防災対策事業の増に伴う需要費が増加したことによる。今後、行財政改革推進プランに基づく民間委託化、指定管理者制度の導入を進めることで委託料等の増加する可能性も考えられるが、
扶助費
扶助費に係る経常収支比率は、類似団体平均と比較して3.1ポイント低い。焼津市としては、平成22年度の6.8%から平成23年度の7.2%と0.4ポイント増加している。増加要因は、被保護者の増に伴う生活保護扶養費、制度改正に伴う子ども手当費、事業拡大に伴うこども医療費助成費等の増加によるものであり、今後も社会福祉関連経費は増加傾向にあるが、資格審査の適正化や各種助成費の見直しにより経費の削減に努める。
その他
その他に係る経常収支比率は、類似団体平均と比較して1.7ポイント低い。焼津市としては、平成22年度の11.2%から平成23年度の11.6%と0.4ポイント増加している。増加要因は、下水道処理施設の更新に伴う公共下水道事業特別会計への繰出金、及び給付費の増加等に伴う国民健康保険事業会計への赤字補填的な繰出金の増額等によるものである。今後、特別会計への繰出については、使用料等の見直しによる歳入を確保し、及び経費の節減
補助費等
補助費等に係る経常収支比率は、類似団体平均と比較して0.1ポイント高い。焼津市としては、平成22年度の8.7%から平成23年度の8.9%と0.2ポイント増加している。今後においては、行財政改革の取り組みの中で、各団体への補助金の見直し、不適切な補助金の廃止や補助基準を明確にするなど透明性の確保に努める。
公債費
公債費に係る経常経費比率は、類似団体平均と同ポイントである。焼津市としても、平成22年度の17.2%と同ポイントであり、計画的な借入れや繰上償還の実施により公債費の抑制に努めている。しかし、臨時財政対策債の増加や区画整理事業など大規模で継続的な事業を実施しており、公債費の抑制が困難な状況である。今後も、引き続き、計画的な借入れを行い、公債費負担の軽減に努める。
公債費以外
公債費以外に係る経常収支比率は、類似団体平均と比較して9.8ポイント低い。焼津市としては、平成22年度の61.5%から平成22年度の62.9%と1.4ポイント増加している。増加要因は、主に扶助費の増額によるものである。
実質収支比率等に係る経年分析(2011年度)
分析欄
○財政調整基金残高平成22年度は、基金の取り崩しを行わなかったが、平成23年度は財源不足を補うため867百万円の基金を取り崩した。○実質収支額年々扶助費が増加しているが、歳出全体の見直しにより、4年間でおおむね標準財政規模比5~6%台を推移している。○実質単年度収支平成23年度は、財政調整基金の取り崩しによりプラスになったが、税収の伸びが期待できないことから、今後も基金の取り崩しが続くことが予想される。○今後の対応税収の伸びが期待できず、財政状況は厳しいが、財政計画に基づき、歳出の削減を図り、適切な財政調整基金残高の確保に努める。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2011年度)
分析欄
○現状各会計においては赤字が生じていないものの、病院事業会計、国民健康保険事業特別会計及び下水道事業会計は、一般会計から赤字補填的な基準外繰出しており、実質的に財源不足の状態である。○今後の対応各会計において、使用料等の見直し及び歳出の削減を図り、適切な財政運営及び企業経営を行っていく。
実質公債費比率(分子)の構造(2011年度)
分析欄
○元利償還金臨時財政対策債に係る地方債発行の増加により元利償還金が伸び実質公債比率の悪化の大きな要因となっている。○公営企業債の元利償還金に対する繰入金及び組合等が起こした地方債の元利償還金に対する負担金等等大規模な建設事業等が減少しているため、減少傾向にある。○実質公債費比率の分子元利償還金が減少しており、公営企業及び一部組合等が起こした地方債の元利償還金に対する繰入金、負担金等も減少しているため低下傾向にある。○今後の対応早期健全化基準未満であるが、今後とも地方債発行の抑制を基調とし、比率の更なる改善を図る。
将来負担比率(分子)の構造(2011年度)
分析欄
○一般会計等に係る地方債現在高臨時財政対策債に係る地方債発行に伴い増加している。○公営企業債等繰入見込額及び組合等負担等見込み額大規模な建設事業が減少しているため、低下傾向にある。○退職手当負担見込額昇給停止、退職手当の見直し等による削減により減少傾向にある。○将来負担比率の分子一般会計等に係る地方債の現在高は増加しているが、公営企業債等繰入見込み額及び組合等負担見込み額が減少し、また、基準財政需要額算入見込み額が増加しているため減少傾向にある。○今後の対応早期健全化基準未満であるが、今後とも地方債発行の抑制を基調とし、比率の更なる改善を図る。
よくある質問
このページで何が分かりますか?
静岡県焼津市の2011年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
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