岐阜県可児市の財政状況(2010年度)
収録データの年度
財政比較分析表(2010年度)
財政力
全国的な景気低迷により大型事業所の法人税の減収や、個人市民税の落ち込みがあり、今年度0.03%低下しているが、類似団体の平均を上回っており、比較的良好な状況であると言える。今後も限られた財源と地域資源を経営的視点で有効活用し、財政の健全化を図る。
財政構造の弾力性
扶助費及び繰出金の増加により、経常的経費は増加したが、経常的一般財源も増加したため、経常収支比率としては前年度から減少している。22年度から類似団体平均を上回った要因は、臨時財政対策債の借入額を借入可能額に対し56%程度に抑えたことが要因にある。経常収支比率は高止まりの傾向にあるため、今後も経常的経費の抑制を図るとともに、一般財源の確保に努めていく必要がある。
人件費・物件費等の状況
全国市町村及び類似団体と比較して良好な数値を保っている。これは、ごみ処理や消防業務を一部事務組合で行っていることや、職員数の少なさによる人件費の抑制が要因である。引き続き人件費・物件費の抑制を図り、現状の水準の維持に努める。
給与水準(国との比較)
平成21年度は国の昇給が給与構造改革により抑制されたため、国の給与水準を上回ったが、今年度は国の給与水準よりも1.1ポイント下回ることとなった。現在の人事考課制度に基づく能力・業績に応じた昇給・昇格管理を継続して行い、今後も国の水準と均衡を図るよう、適正な給与管理に努める。
定員管理の状況
合併後においても、人口1,000人当たりの職員数は類似団体の中でも最も少ない。今後も「可児市定員管理計画」に基づき、適正な職員の定数管理をしていく。
公債費負担の状況
平成22年度は普通交付税額、臨時財政対策債発行可能額の増により標準財政規模が増加したことで昨年度から1.0ポイント下がっている。引き続き、新規起債額を元金償還額を超えないように抑制することで、類似団体と比べ低い水準を維持していく。
将来負担の状況
普通会計の平成22年度末地方債残高は、新規発行債を抑制することで、前年度に比べ約5億円減少し、約184億円となっている。今後も、景気動向や将来世代との負担の平準化を行うという地方債の役割を勘案しながら地方債発行額を管理し、将来への負担の軽減に努める。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2010年度)
人件費
全国の類似団体と比較しても職員数が少ないため、人件費に係る経常収支比率は低く、良好な状態を保っている。今後も「可児市職員定員適正化計画」に基づき職員数を適正に管理していく。
物件費
物件費に係る経常収支比率について平成21年度に引き続き平成22年度も類似団体の平均を下回ることができた。今後も徹底した事務事業の見直しによる削減に努める。
扶助費
平成22年度は扶助費に係る経常収支比率が類似団体平均を上回り、年々上昇傾向にある。主な要因としては生活保護費の額が急激に膨らんだこと、こども手当費などによる児童福祉費の増加が挙げられる。少子高齢化が進み、社会保障経費の増は避けられないが、資格審査等の適正化や各種手当の見直しを進めていくことで、上昇傾向に歯止めをかけるよう努める。
その他
その他に係る経常収支比率が類似団体を上回っているのは、繰出金の増加が主な要因である。給付費等に係る市町村負担分である医療3会計(国民健康保険事業特別会計・後期高齢者医療特別会計・介護保険特別会計)への繰出金、主に公債費元利償還金に充当される経費である下水等3会計(公共下水道事業特別会計・特定環境保全下水道事業特別会計・農業集落排水事業特別会計)への繰出金が必要なためである。
補助費等
補助費等その他に係る経常収支比率が類似団体を上回っているのは、ごみ処理と消防関係を一部事務組合で行っており、その負担金が占める割合が大きいためである。今後、一部事務組合の事業内容についても改善・効率化を進めるよう協議していく。
公債費
高金利の市債の繰上償還の実施と新規発行債の抑制により、公債費に係る経常収支比率は類似団体の平均よりも低い水準で維持している。今後も新規起債額を元金償還額を超えないように抑制すること等により公債費削減に取り組むとともに、下水道会計の借入も含めた、市全体での公債費負担の削減を図っていく。
公債費以外
公債費以外に係る経常収支比率が平成20年度から類似団体の平均を上回っているのは、公債費が減少傾向にあることに加え、扶助費が増加傾向にあることが主な要因である。今後も新規発行債の抑制に努めるともに、少子高齢化による社会保障関係経費の自然増に対し、限られた財源を有効活用し、持続可能な市政運営を推進する。
実質収支比率等に係る経年分析(2010年度)
分析欄
財政調整基金残高については、年度間の財源調整や災害発生時の財源として積立てをしており、増加傾向にあります。実質収支については、黒字を確保していますし、実質収支に含まれる前年度までの収支の累積や財政調整基金への積立て・取崩し要素等を控除した実質単年度収支も黒字を確保しています。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2010年度)
分析欄
各会計ともに黒字を維持しており、健全な財政状況である。今後もこの状況を維持できるよう財政の健全化に努める。
実質公債費比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
地方債発行の抑制の取り組みにより、市債残高の減少と公債費負担の減の成果がでており、平成19年度に比べ平成22年度の一般会計の公債費は、286,655千円減額している。公営企業債については、償還ピークが数年後となるため、市全体での公債費管理を行っていく。なお、基準財政需要額の算入が有利な起債をしているため、算入公債費等が増加し、公債費負担の減に寄与しています。
将来負担比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
一般会計の市債現在高が起債抑制の取り組みにより、平成22年度は平成19年度に比べ2,246百万円減少しています。組合等負担等見込額についても、可茂衛生施設利用組合の地方債残高が減少しており、大きく減少しています。今後も将来世代への負担が過度にならないように努めます。
よくある質問
このページで何が分かりますか?
岐阜県可児市の2010年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
関連する地方公営企業も見られますか?
ページ上部の関連リンクから、この自治体に紐づく地方公営企業ページへ移動できます。