長野県朝日村の財政状況(2010年度)
収録データの年度
財政比較分析表(2010年度)
財政力
前年度より0.01ポイント増加し、類似団体の平均を0.12ポイント上回っている。前年度からの増加は、電力会社の大型償却資産である変電設備の更新により、固定資産税が大幅に増額になった事が大きな要因であるが、住民税については、長引く景気の低迷により、ここ3年間は減収傾向にある。今後は、企業誘致と人口増施策に積極的に取り組み、自主財源となる税収の確保に努め、財政基盤の強化を図る。
財政構造の弾力性
前年度より4.4ポイント低下し、類似団体の平均を4.4ポイント下回っている。H17〜19に大規模な繰上償還を行い、後年度の公債費負担軽減を図った事が大きな要因であり、公債費に係る経常収支比率は、H18の26.8%から、現在は15.5%にまで低下している。また、前年度から大幅に比率が低下した要因は、財政力指数と同様、電力会社の大型償却資産である変電設備の更新により固定資産税が大幅に増収になった事が大きな要因である。
人件費・物件費等の状況
類似団体の中で最も低く、これまで行ってきた行財政改革の取り組みによる成果であり、人件費については、特別職、議会議員の給与等を減額し、副村長を空席としている。また、人口千人当たりの職員数は類似団体の平均を9.56人下回っており、人口1人当たりの人件費は、類似団体の平均に比べ86,217円(48.2%)低くなっている。
給与水準(国との比較)
これまでの給与体系により類似団体の平均を0.6%下回っている。今後も引き続き、給与の適正化に努める。
定員管理の状況
過去の新規採用の抑制や退職不補充により、類似団体の平均を9.56ポイント下回っている。今後は、第5次総合計画に基づき、職員数50名(H23.4.1現在55名)を目指し、更なる事務事業の効率化等により、職員削減に努める。
公債費負担の状況
前年度から1.8ポイント低下したが、類似団体平均を0.2ポイント上回っている。下水道会計の地方債償還と債務負担行為の負担額が多額となっていることが大きな要因となっているため、下水道会計において、歳出削減と受益者負担の適正化を図り、独立採算性を向上させ、一般会計の負担を削減するよう努める。
将来負担の状況
地方債残高の減少と債務に充当可能な基金の増加により、前年度から36.4ポイント低下したが、類似団体平均を13.0ポイント上回っている。下水道会計の地方債残高に対する一般会計の負担が、多額であることが大きな要因となっているため、下水道会計において、歳出削減と受益者負担の適正化を図り、独立採算性を向上させ、一般会計の負担を削減するよう努める。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2010年度)
人件費
前年度から2名の退職により、1.6ポイント低下し、類似団体の平均を3.8ポイント下回っている。特別職、議会議員の給与等を減額し、副村長を空席としているほか、一般職員についても平成13年度以降、退職者不補充により28人を削減している。今後も、行財政改革の目標に沿って人員を削減し、人件費の抑制に努める。
物件費
前年度から0.7ポイント低下し、類似団体の平均を3.9ポイント下回っている。物件費は、委託料や需要費など行政の内部経費が多いため、行財政改革により徹底した歳出削減に取り組んでおり、人件費と合わせた人口1人当たりの決算額は類似団体の中で最も低くなっている。
扶助費
前年度より0.2ポイント増加し、類似団体平均を0.6ポイント上回っている。村の重点施策として少子化対策・子育て支援に取り組んでいるもので、独自に中学生までの医療費無料化、出産祝い金事業を実施している事が要因となっている。
その他
前年度から1.9ポイント低下したものの、類似団体の平均を6.5ポイントと大幅に上回っている。これは、下水道特別会計への繰出金が著しく多額となっているのが要因であるため、下水道会計において、歳出削減と受益者負担の適正化を図り、独立採算性を向上させ、一般会計の負担を削減するよう努める。
補助費等
前年度から0.1ポイント増加し、類似団体の平均を1.7ポイント上回っている。これは、土地改良事業の受益者負担に対する債務負担行為の負担額が多額となっているのが要因であり、今年度、約2億円の繰上償還を行い、後年度負担の軽減を図った。
公債費
前年度から0.5ポイント低下し、類似団体の平均を5.5ポイントと大幅に下回っている。財政の健全化を図るため、H17〜H19年度に約10億円の繰上償還を行い、後年度の地方債償還負担の軽減を図ってきたもので、今後も地方債発行を抑制し、公債費の縮減に努める。
公債費以外
前年度から3.9ポイント低下し、類似団体の平均とほぼ同じになっている。人件費と物件費については、類似団体の中でも大幅に低い状況にあるが、扶助費、補助費等、その他の項目は、類似団体の平均をいずれも上回っている。特に、補助費等の債務負担行為支出額、その他の下水道特別会計への繰出金は、他の自治体に比べて多額となっている事が大きな要因である。
実質収支比率等に係る経年分析(2010年度)
分析欄
実質収支額については、適正範囲とされる3〜5%を若干上回っている状況にあるため、5%以内になるよう、決算見込額の把握と適正な予算編成に努める。実質単年度収支については、実質収支との差額が大きいH18、19は繰上償還によるもので、H20以降は、財政調整基金への積立によるものである。財政調整基金残高は、H19まで約2億3千万円であったが、その後、地方交付税の増額、企業誘致や電力会社の設備更新による固定資産税の増収、行財政改革による歳出削減などにより生じた剰余金を積み立て、H22では約8億8千万円となっている。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2010年度)
分析欄
赤字額については、H19の老人保健特別会計で、医療給付費の増加による国庫支出金などの清算が翌年度に行われる事に伴い、0.2百万円発生しているが、その他の会計、年度では全て黒字決算となっており、連結決算においても毎年度黒字となっている。黒字額については、一般会計で適正範囲とされる3〜5%を若干上回っている状況にあるため、5%以内になるよう、決算見込額の把握と適正な予算編成に努める。
実質公債費比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
実質公債費比率の分子は、H19は2億82百万円で、単年度の実質公債費比率は18.2%であったが、H22は2億25百万円で12.6%まで低下している。分子を構成する元利償還金等の中で、他の自治体に比べて大きな割合を占めているのが、公営企業債の元利償還金に対する繰入金と債務負担行為に基づく支出金となっている。特に公営企業の中で下水道特別会計の元利償還金に対する繰入金が多額となっており、H22の元利償還に対する繰入金は2億12百万円で下水道会計の地方債償還額の83%を一般会計で負担している状況にある。尚、地方債償還の後年度負担を軽減するため、、H19以降は一般会計で約5億円、債務負担行為で約2億円、簡易水道会計で約56百万円、下水道会計で約58百万円の繰上償還を実施している。
将来負担比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
将来負担比率の分子は、H19は17億96百万円で、将来負担比率は115.5%であったが、H22は2億93百万円で16.3%まで低下している。実質公債費比率と同様に他の自治体に比べ将来負担額が多いものは、公営企業債等繰入見込額と債務負担行為に基づく支出予定額となっている。特に公営企業の中で下水道特別会計の将来負担が多額となっており、H22の公営企業債等繰入見込額は26億85百万円で、下水道会計の地方債残高の86.5%を一般会計が負担しなければならない状況にある。段階的に将来負担比率の分子が減少している主な要因は、充当可能基金の増で、H22は16億81百万円となり、H19から倍増している。また、H19以降は一般会計で約5億円、債務負担行為で約2億円、簡易水道会計で約56百万円、下水道会計で約58百万円の繰上償還を実施している。
よくある質問
このページで何が分かりますか?
長野県朝日村の2010年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
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