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石川県野々市市:公共下水道の経営状況

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経営比較分析表(2023年度)

経常収支比率

収益的収支比率

累積欠損金比率

流動比率

企業債残高対事業規模比率

経費回収率

汚水処理原価

水洗化率

経営の健全性・効率性について

経常損益を示す「経常収支比率」及び料金水準の適切性を示す「経費回収率」は、令和4年9月に下水道使用料を改定したことにより、令和4年度から改善し、改定の影響が通年化した令和5年度はさらに数値が改善した。施設の効率性を示す「施設利用率」については、市単独で下水処理場を有していないため数値を計上していない。下水道に接続している人口の割合を示す「水洗化率」は令和4年度から大きく増加した。これは、集計方法を排水設備申請の数値の積み上げから、地図情報と住基人口を基にした方法に見直し、より実態に即した数値としたことによるものである。

有形固定資産減価償却率

管渠老朽化率

管渠改善率

老朽化の状況について

償却対象資産の減価償却の状況を示す「有形固定資産減価償却率」については、供用開始が平成6年度であり、現有する償却資産が比較的新しいことから、低い水準となっている。また、法定耐用年数を超えた管渠が存在していないことから、「管渠老朽化率」は計上されていない。

全体総括

下水道使用料の改定により経営は改善したものの、「経常収支比率」及び「経費回収率」は依然100%を下回る状況が続く見込みであることから、引き続き経営改善を図っていく必要がある。今後も、定期的に財政状況を検証し、使用料改定の必要性について検討を行っていくことにより、持続可能な公共下水道事業運営の確立に努めていく。

出典: 経営比較分析表,

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