東京都八王子市の財政状況(2010年度)
収録データの年度
財政比較分析表(2010年度)
財政力
財政力指数は前年度に比べ0.03ポイント低下した。これは基準財政収入額において、市民税の所得割及び法人税割が減収になったことによる。
財政構造の弾力性
人件費、補助費が減になったものの、扶助費、特別会計への繰出金が増になったことから経常的な支出に必要な一般財源は増加した。しかし、経常の一般財源収入について、市税が減少したものの普通交付税が8年ぶりに交付されたことから増加したため、経常収支比率は前年度に比べて2.4ポイント改善した。
人件費・物件費等の状況
給与構造改革による給料の減や期末勤勉手当の支給月数の減により職員給が14億円減になったため、前年度に比べ2,675円減少した。
給与水準(国との比較)
国の人事院勧告や東京都の人事委員会勧告を参考に給与改定を行い、給与の適正化に努め、ラスパイレス指数は99.7となった。今後も地域民間給与水準などとの比較均衡を図っていく。
定員管理の状況
市全体の総定員は、平成9年4月の3,951人をピークに14年間で1,052人削減し、23年4月は2,899人となっている。これは業務量に応じた職員の配置を行うとともに、雇用ポートフォリオの推進や民営化・民間委託化・市民との協働による事業実施などにより定員適正化に努めている成果である。今後は、平成26年4月までに2,786人に削減する計画。
公債費負担の状況
実質公債費比率は、長期債の元利償還金が減少したことなどから前年度に比べ1.0ポイント改善した。長期債の元利償還金の減少は、「市債の借入額は、当該年度の元金返済額を上限とする」という借入抑制方針を堅持してきたことによるものである。
将来負担の状況
将来負担比率は、一般会計の地方債現在高が増加したものの、退職手当負担見込額が減になったため、前年度に比べて0.4ポイント改善した。地方債現在高が増加した主な要因は、臨時財政対策債60億円、市民会館整備事業債21億3千万円を借り入れたことによるものである。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2010年度)
人件費
対前年度2.8ポイント改善した。これは、給与構造改革による給料の減や期末勤勉手当の支給月数の減など人件費の削減に努めたことによるものである。
物件費
対前年度同率になった。これは、資源物収集や定期予防接種に伴う委託料が増になったものの、健康診査や市税賦課電算処理委託料が減になったことによるものである。
扶助費
対前年度1.4ポイント上昇した。これは、子ども手当への制度変更による増をはじめ、保護人員の増加による生活保護費の増、障害者自立支援の対象者の増などによるものである。
その他
対前年度0.1ポイント上昇した。これは、国民健康保険事業特別会計において医療の高度化などにより医療費が増加したこと、後期高齢者医療特別会計において療養給付費等の負担が増加したことなどによるものである。
補助費等
対前年度0.5ポイント改善した。これは、私立幼稚園等園児保護者への補助や、常備消防事務委託負担金が増になったものの、一部事務組合負担金が減になったことによるものである。
公債費
対前年度0.6ポイント改善した。これは、八王子みどり市民債を一括償還したものの、元利金の償還額が減少したこと、また利子についても、これまでの借入抑制方針を堅持してきたことにより減少したことによるものである。
公債費以外
対前年度1.8ポイント改善した。これは、扶助費や繰出金が増になったものの、人件費、補助費等が減になったことなどによるものである。
実質収支比率等に係る経年分析(2010年度)
分析欄
近年の実質収支及び実質単年度収支は黒字であり、概ね標準財政規模比1~2%で推移している。22年度の実質収支が黒字になった要因は、歳出において契約差金の執行を原則として不可とするなど、歳出抑制に努めたことである。また、実質単年度収支は実質収支が大きく減少したものの、財政調整基金へ48億1千万円の積立を行ったことから、前年度比0.25ポイント減の2.02%になった。これにより財政調整基金残高は前年度比3.07ポイント増の9.93%になった。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2010年度)
分析欄
連結実質赤字比率については、全会計において赤字は生じておらず赤字比率はない。しかし、国民健康保険事業においては、前期高齢者の増や医療の高度化により医療費が増加しており、保険税の改定や給付費抑制などにより基準外繰出を抑える必要がある。
実質公債費比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
元利償還金が減少したことなどにより実質公債費比率の分子は毎年度減少している。元利償還金の減少は、「市債の借入額は、当該年度の元利返済額を上限とする」という借入抑制方針を堅持してきたことによるものである。
将来負担比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
将来負担額について、退職手当負担見込額に係る対象者数が減になったため、全体として比率が減少した。今後も「市債の借入額は、当該年度の元金返済額を上限とする」という借入抑制方針を堅持し、地方債現在高の減を図ることにより、財政の健全化に努める。
よくある質問
このページで何が分かりますか?
東京都八王子市の2010年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
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