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地方財政ダッシュボード

埼玉県川越市の財政状況(2010年度)

🏠川越市

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収録データの年度

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地方財政AI: RAGエンジン(試験中)※直近3年の文書で要約します。現在は質問文の変更はできません。

総括表

人口の推移

財政比較分析表(2010年度)

財政力指数の分析欄

指数の低下要因は、前年度に比べ個人市民税が約17億円減少したことなどにより、基準財政収入額が約28億円減となったためである。今後についても市税収入の大幅な伸びは見込めないことから、収納対策の徹底や行政運営の合理化・効率化により財政基盤の強化に努める。

経常収支比率の分析欄

前年度に比べ3.1%低下した。その理由として、経常収支比率の分母である経常一般財源収入等において、地方交付税が約18億円増加したこと、および分子である経常経費充当一般財源において、人件費が退職手当の減等の理由で約13億円減少したことによるものである。しかし、依然として90%台が続いており、財政構造の硬直化が懸念される状況に変わりはない。引き続き行財政改革を推進し、早期に80%台に改善するよう努める。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

人件費については、退職手当の減等により前年度に比べ減少しているものの、物件費については資源化センターの運転開始による委託料の増等により前年度に比べ増加している。類似団体平均値を下回っている状況ではあるが、経常経費の見直しを図り、物件費の抑制に努める。

ラスパイレス指数の分析欄

前年度に比べ0.1ポイント上昇している。この指数の上昇については、給与構造改革に伴う現給保障の額を超えて昇給となった職員が引き続き増加したことによる影響が考えられる。人件費としての給与については、特殊勤務手当の見直し、管理職手当の10%カットなど削減に努め、給与水準の適正化を図っている。今後も適正な給与水準となるよう、指数の動向に注視しるとともに、各種手当の見直しを継続して行っていく。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

事務事業の廃止や外部委託化など、これまでの行政改革の取り組みにより、全国平均、県平均を下回る状況にある。今後も、業務量に応じた適正な定員の管理に努めていく。

実質公債費比率の分析欄

前年度に比べ0.6ポイント低下しており、早期健全化基準を下回る状況にある。今後については、地方債残高の増加やPFI事業の実施等の比率の上昇要因があるため、急激な上昇とならぬよう適正な財政運営に努めていく。

将来負担比率の分析欄

前年度に比べ9.5ポイント低下しており、早期健全化基準を下回る状況にある。しかし、全国平均、県平均を上回る結果となっている。これは土地開発公社への債務負担額が、他団体と比較して多いことが要因と考えられる。今後については、大規模なPFI事業、県との共同事業が予定されており、将来負担比率が増加することが考えられるため、地方債発行額の総額抑制や土地開発公社からの計画的な土地の引き取りに努めていく。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2010年度)

人件費の分析欄

人件費に係る経常収支比率は、前年度に比べ3.0ポイント低下しているが、全国平均、埼玉県平均、類似団体平均より高い数値となっている。職員給については、特殊勤務手当の見直しを行ったが、引き続き適正化に努める。

物件費の分析欄

物件費に係る経常収支比率は、前年度に比べ0.4ポイント低下しているが、金額は増加している。これは、資源化センターや予防接種関連の委託料が増加したことによるものである。経常経費の見直し等により、物件費の縮減に努める。

扶助費の分析欄

扶助費に係る経常収支比率は、前年度に比べ1.1ポイント上昇しており、類似団体平均と同程度だが、全国平均、埼玉県平均を上回っている。今後については、他市等と比較しながら、市単独扶助費の見直しを行っていく必要がある。

その他の分析欄

その他に係る経常収支比率は、ほぼ横ばいで推移しているが、金額は増加傾向である。介護保険事業特別会計への繰出金等は、今後も増加する見込みであるため、引き続き動向を注視しながら適正な規模を維持するよう努める。

補助費等の分析欄

補助費等に係る経常収支比率は、0.7ポイント減少したが、全国平均、県平均、類似団体平均を上回っている。主な要因としては、一部事務組合(消防)への負担金や公共下水道事業(法適)への負担が含まれているためである。補助金の見直しなどにより、今後も比率の改善に努める。

公債費の分析欄

公債費に係る経常収支比率は、前年度に比べ0.2ポイント減少したが、金額では増加している。全国平均、県平均、類似団体平均を下回るものの、市債の活用については、世代間負担の公平性も鑑みながら、計画的な運用に努める必要がある。

公債費以外の分析欄

公債費以外に係る経常収支比率は、前年度に比べ2.9ポイント減少したが、全国平均、県平均、類似団体平均を上回っている。歳出全体において、事業の見直し、経常経費の見直しを行ない、経常収支比率の縮減に努める。

実質収支比率等に係る経年分析(2010年度)

分析欄

平成22年度は財政調整基金の積立をしたことにより、財政運営の安定化を推進できた。今後についても、適正な水準で基金残高を維持できるよう、順次基金の積立てを行っていくこととする。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2010年度)

分析欄

各会計ともに黒字で推移しており、安定している。今後も安定した水準で推移するよう努める。

実質公債費比率(分子)の構造(2010年度)

分析欄

平成22年度については、算入公債費等のうち都市計画税が増収となり、また債務負担行為に基づく支出額の減少により、実質公債費比率の分子の値が減少した。しかし、今後大規模PFI事業の実施や県との共同事業が控えており、元利償還金等の増加が見込まれる。急激な負担増とならぬように、計画的な運用に努める。

将来負担比率(分子)の構造(2010年度)

分析欄

平成22年度については、公営企業債の繰上償還に伴ない公営企業債等繰入見込額の減、退職手当負担見込額の減等により、将来負担額が減少した。また、財政調整基金の積立による充当可能基金の増、都市計画税の増収による充当可能特定歳入の増等により、将来負担比率の分子が減少した。しかし、今後大規模PFI事業の実施や県との共同事業が控えており、将来負担額の増加が見込まれる。その中でも適正な水準で推移するよう、計画的な運用に努める。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,