事業・施設概要
| 都道府県 | 秋田県 | 経営主体 | 鹿角市 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 農業集落排水 |
| 会計適用区分 | 法非適用 | 類似団体区分 | F2 |
| 行政区域内人口 | 30,733人 | 現在処理区域内人口 | 1,727人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 1,224人 | 現在処理区域面積 | 125ha |
| 晴天時現在処理能力 | 808m³/日 | 下水管布設延長 | 30km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
本市農業集落排水事業における経営の健全性について、①収益的収支比率と④企業債残高対事業規模比率により説明します。①の収益的収支比率は、基金が無くなったことに伴い、分流式下水道等に要する経費に対する基準内繰入が増加したことにより大分改善しております。④の企業債残高対事業規模比率は減少傾向にあるものの、類似団体平均に比べ大幅に高い位置で推移しており、過剰投資であったことが窺えます。以上のことから、本市の経営については健全とは言い難く、企業債残高を圧縮する算段が求められている状況です。本市農業集落排水事業における経営の効率性については、⑤経費回収率、⑥汚水処理原価、⑦施設利用率、⑧水洗化率により説明します。⑤の経費回収率は低調な中、汚水処理費が増加したため前年度に比べ1.02ポイント減少しています。⑥の汚水処理原価も汚水処理費が増加したため、前年度と比べ高くなっていますが、新規接続のピークを迎えたことによるものか注視する必要があります。⑦の施設利用率は、昨年に続き類似団体平均を上回っていますが、⑧の水洗化率が微増しているものの類似団体平均には及ばず、水洗化が中々進んでいない状況が窺えます。以上により、事業について効率的に経営するには改善の余地があることから、汚水処理費の減少や水洗化率の向上に向けた新たな取組みが求められます。
老朽化の状況について
本市の農業集落排水事業は平成13年度に供用開始してから、18年余が経過していますが、管渠の耐用年数50年には満たないため、更新費用は発生せず、老朽化も見られておりません。しかし、設備・機器類の耐用年数は管渠に比べ短く、初期に整備した地区の設備・機器類の修繕が多くなってきていることから、汚水処理費の増加の要因となっていると考えられます。今後は、更新時期が集中しないよう優先度を適切に把握し計画的な対応が必要になることから、現在策定中の最適整備構想に基づき定期的な維持管理を行い、費用の平準化を図って参ります。
全体総括
本市の農業集落排水事業は、平成27年度をもって整備事業が終了しています。今後は、施設の維持管理を行いながら経営改善に取り組むこととなりますが、地方債残高が多く経費回収率がかなり低いため大幅な経営改善が求められます。農業集落排水事業の経営を健全化するためには、維持管理費の抑制や水洗化率の向上に努めることはもとより、料金体系の見直しや下水道事業への統合など経営の抜本的な見直しが不可欠であると考えます。持続的な経営を目指すため、これからも経営状況の改善に向けた取組みを進めていきます。
経営状況
収支構造
総額1.3億円
総額9,721.5万円