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地方財政ダッシュボード

宮城県七ヶ浜町の財政状況(2012年度)

🏠七ヶ浜町

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2012年度)

財政力指数の分析欄

類似団体平均を0.03ポイント下回っています。平成22年度から平成24年度の3年間平均財政力指数は、前年度より0.02ポイント下回りました。平成24年度の単年度財政力指数は0.57で、前年度より0.07ポイント下回りました。これは、平成24年度の基準財政収入額が1,835,725千円で前年度より252,389千円減少したことと、基準財政需要額が3,199,511千円で、前年度より71,472千円減少したことによりポイントが下回りました。財政力指数の算出が3ヵ年平均となっており平成21年度0.63に対し平成24年度が0.57であったことにより下回りました。

経常収支比率の分析欄

類似団体平均を15.0ポイント上回り、前年度より1.3ポイント上昇しています。要因は、分母となる経常一般財源である町民税、固定資産税償却資産等が設備投資等により増収(167,280千円)となったことと、地方交付税が基準財政収入額の固定資産税(償却資産)による減額により増収(180,917千円)となったこと。また、分子となる経常経費充当一般財源においては、償還が進んだことによる公債費の減(-94,490千円)があったものの、復旧事業が進んだことにより施設が再開し物件費の増(161,451千円)となったことと、補助費等で水道高料金対策補助金が経常的経費に分類されたことにより、分子の増額が分母の増額より大きかったためである。なお、数年後に災害公営住宅(復興事業)の進捗状況により地方債を起こすことになり、財政運営を圧迫することが予測されるため、平成24年度において臨時財政対策債の発行を見送った(歳計剰余金が見込まれたため)が、分母の経常一般財源に臨時財政対策債(338,493千円)を加えた場合は、前年度より8.8ポイント下降し92.1%となる。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

類似団体平均を373,556円上回り、前年度より262,430千円増加しています。主な要因は、物件費が東日本大震災の影響により大幅に増額となったことによります。人件費は、職員給等が減額したものの共済組合負担金などの増額により横ばいとなりました。東日本大震災以前までは、「集中改革プラン」に基づき計画的に取り組んでいましたが、復興事業推進体制を整えるため「集中改革プラン」については、一時保留状態となっています。

ラスパイレス指数の分析欄

類似団体平均を3.9ポイント下回っていますが、前年度より0.3ポイント上昇しています。これは、国家公務員の時限的な給与改定特例法の措置により上昇したもので、この措置がないとした場合は、93.1ポイントとなり前年度より0.3ポイントの上昇となります。今後も人事院勧告に準拠した給与水準を維持し、適正な運営を図っていきます。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

類似団体平均を0.35ポイント上回っています。前年度より0.33人増加となっています。東日本大震災以前までは、定年退職者の不補充や事務の民間委託などにより、定員の適正化に取り組んでいましたが、今後は東日本大震災からの復興事業により増員が求められています。

実質公債費比率の分析欄

類似団体平均を1.7ポイント下回り、前年度より2.8ポイント下降しています。今後は、復興事業の増加により一部交付金等の対象外事業費が見込まれます。交付金等対象外の事業費については、交付税措置の無い不利な地方債を起こす必要があるため比率の上昇が見込まれますが、事業内容を精査し比率の上昇を抑えていきます。

将来負担比率の分析欄

将来負担比率は、平成23年度に引き続き算出されず、類似団体内での順位が1位となっています。東日本大震災以前までは、新規借入額がその年度の償還元金を超えないよう努めていましたが、今後は東日本大震災からの復興事業により公債費の増加が見込まれるため、事業の精査を行い地方債残高の増加を抑制していきます。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2012年度)

人件費の分析欄

類似団体平均を5.8ポイント上回り、前年度より0.4ポイント下降しています。人件費の決算額は、ほぼ横ばい(0.3%増)となっています。分母の経常一般財源に臨時財政対策債(338,493千円)の借入を行わなかったことにより減額となったため0.4ポイントの下降にとどまりました。

物件費の分析欄

類似団体平均を4.7ポイント上回り、前年度より3.9ポイント上昇しています。比率が上昇した主な要因としては、分母の経常一般財源に臨時財政対策債(338,493千円)の借入を行わなかったことと、被災した体育施設が復旧し体育施設指定管理料が増加したためです。

扶助費の分析欄

類似団体平均を2.2ポイント下回り、前年度より0.1ポイント下降しています。分母の経常一般財源に臨時財政対策債(338,493千円)の借入を行わなかったことにより減額となったため0.1ポイントの下降にとどまりました。

その他の分析欄

類似団体平均を4.7ポイント上回り、前年度より0.9ポイント下降しています。分母の経常一般財源に臨時財政対策債(338,493千円)の借入を行わなかったことにより減額となったため0.9ポイントの下降にとどまりました。

補助費等の分析欄

類似団体平均を4.8ポイント上回り、前年度より2.0ポイント上昇しています。比率が上昇した要因としては、分母の経常一般財源に臨時財政対策債(338,493千円)の借入を行わなかったことにより減額となったためです。

公債費の分析欄

類似団体平均を2.8ポイント下回り、前年度より3.2ポイント下降しています。償還が着実に進んでいるため比率がより低くなるところですが、分母の経常一般財源に臨時財政対策債(338,493千円)の借入を行わなかったことにより減額となったため3.2ポイントの下降にとどまりました。

公債費以外の分析欄

類似団体平均を17.8ポイント上回り、前年度より4.5ポイント上昇しています。比率が上昇した要因としては、分母の経常一般財源に臨時財政対策債(338,493千円)の借入を行わなかったことにより減額となったためです。

実質収支比率等に係る経年分析(2012年度)

分析欄

一般会計の実質収支は黒字となりましたが、実質単年度収支は平成18年度以来赤字となりました。要因としましては、平成25年度への繰越事業(復興事業)が多額となったことと、震災復興特別交付税の未交付部分について一般財源等で繰越財源としたことにより実質単年度収支が大きく赤字になったと思われます。なお、震災復興特別交付税等の清算により、後年度過大過小として整理されるため実質単年度収支は大きく変動すると思われます。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2012年度)

分析欄

一般会計をはじめ、すべての特別会計も黒字でした。

実質公債費比率(分子)の構造(2012年度)

分析欄

分子の多くを占めている元利償還金は、平成21年度をピークに年々減少しています。未償還残高3,662百万円の内、2,502百万円が臨時財政対策債の未償還額となっていることと、交付税措置のある有利な地方債の借入をしていたため、参入公債費等が多額となっています。今後、震災復興事業の進捗状況によっては、地方債の借入額が増加すると思われるため、引き続き地方債の発行は、抑制していきます。

将来負担比率(分子)の構造(2012年度)

分析欄

充当可能財源等が多額なのは、一般会計等に係る地方債の現在高3,662百万円の内、2,502百万円が臨時財政対策債の未償還額となっていることと、交付税措置のある有利な地方債の借入をしていたことにより、基準財政需要額算入見込額が多額となっているためです。充当可能基金については、復興交付金等の交付によるもので、後年度、震災復興事業に充当されるため減少します。今後、老朽施設の改修、改築等より地方債の発行が増加すると見込まれますが、交付税措置のある有利な地方債を活用するなど、引き続き地方債の発行は、抑制していきます。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,