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地方財政ダッシュボード

宮城県柴田町の財政状況(2010年度)

🏠柴田町

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収録データの年度

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地方財政AI: RAGエンジン(試験中)※直近3年の文書で要約します。現在は質問文の変更はできません。

総括表

人口の推移

財政比較分析表(2010年度)

財政力指数の分析欄

財政力指数については、ここ数年0.6を維持しているが、類似平均団体と比較すると若干低めに推移している。町税については引き続き安定した税収を確保しているが、滞納額の圧縮については納税の公平性を保つためにもさらなる対策を講じて歳入の確保に努める。

経常収支比率の分析欄

前年度の94.2%と比較し90.5%と3.7ポイント改善したものの、類似団体平均と比較し高い水準となっている。公債費は減少したものの、扶助費、補助費及び繰出し金は増加しており、依然財政構造が硬直していると見られるため、経常経費の節減に努める

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

類似平均団体と比較して、人口1人当たり人件費・物件費等の決算額が低くなっている要因として、ゴミ処理業務や消防業務を仙南広域事務組合で行っていることが挙げられる。仙南広域事務組合の人件費・物件費等に充てる負担金を合計した場合、人口1人当たりの金額は増加することとなり今後はこれらを含めた経費について、抑制していく必要がある。

ラスパイレス指数の分析欄

当該指数は94.9%となり、類似団体平均の96.6%より1.7ポイント低い数値となっている。今後とも地域民間企業等の平均給与の状況を踏まえた給与の適正化に努める。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

職員定数管理計画、財政再建プランに基づいた退職職員の不補充による職員定員の削減を実施し、類似団体平均と同水準となっている。しかし、当町では町で管理する公共施設が多数あり、臨時職員を雇用する等応急対応しているのが現状である。今後も、効率性を鑑みより適正な定員管理に努める。

実質公債費比率の分析欄

公債費の償還が減少したため当該比率は、昨年度の14.7%から0.6ポイント減の14.1%となったが、類似平均団体と比較すると依然として高い水準にある。「将来負担比率」と同様に当該比率も公債費が大きく影響する。今後、起債依存型の事業実施を見直す必要がある。

将来負担比率の分析欄

昨年度83.4%より0.9ポイント増加し今年度は84.3%となっている。類似平均団体と比較すると高い(悪い)比率であり、要因は過去の大型整備事業による町債残高が大きい。その他として、下水道事業の公債費(一般会計繰出分)や仙南広域行政事務組合及びみやぎ県南中核病院への負担金が参入されており、後世への負担を少しでも軽減するよう財政の健全化を図る必要がある。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2010年度)

人件費の分析欄

職員定数管理計画、財政再建プランに基づいた退職職員の不補充による職員定員の削減を実施し、人口千人当たりの職員数は類似団体平均と同水準となっている。しかし、当町職員の年齢構成が高いため経常収支比率に占める割合が大きくなっている。今後とも、行財政改革への取組を通し効率性を鑑みながら人件費の削減に努める。

物件費の分析欄

物件費に係る経常収支比率は、需用費や旅費については以前より圧縮を図っているため類似団体と比較しかなり低い。しかし、職員の削減に伴う臨時職員の雇用による賃金の増加や各施設等の管理による委託料が増加傾向にある。

扶助費の分析欄

扶助費に係る経常収支比率は類似団体より低いが、社会福祉・児童福祉・老人福祉及び教育費に関する扶助費がそれぞれ増加傾向にあります、資格審査等の適正化を推進し現状維持に保つように努める。

その他の分析欄

その他に係る経常収支比率が類似平均団体を上回っているのは、繰出金の増加が主な要因である。これまでに整備してきた下水道施設の維持管理経費や、国民健康保険事業会計の財政状況の悪化に伴い、赤字補填的な繰出金が多額になっていることが要因として挙げられる。下水道事業については経費を節減するとともに、独立採算の原則に立ち返った料金の値上げによる健全化、国民健康保険事業会計においても国民健康保険料の適正化を図るよう務める。

補助費等の分析欄

補助費等に係る経常収支比率が類似団体平均を上回っているのは、広域行政事務組合や県南中核病院への負担割合が大きなウエイトを占め、これからも増加傾向になると予想される。町単独の補助金等については財政再建プランに基づき、ゼロベースからの見直しや事業休止に伴う補助金の廃止等を実施し縮減に努めた。今後も各団体との連携・連絡を密にし財政を圧迫しないように努める。

公債費の分析欄

公債費に係る経常収支比率は、過去の大型整備事業等による地方債の元利償還が高水準で継続しており、類似団体平均と比較して4.9ポイントも上回っている。公債費のピークは平成22年度で、以降平成25年度まで厳しい状況が続くと見込まれる。また、平成20年度から小中学校の校舎耐震化・体育館及び校舎の建替事業等や北船岡町営住宅の建替事業を実施しており今後財政を圧迫する要因となる。

公債費以外の分析欄

公債費以外に係る経常収支比率は類似団体平均と同水準となっている。先に挙げた、人件費、広域行政事務組合や県南中核病院等への補助費等、公共下水道事業会計や国民健康保険事業会計への繰出金等が、大きなウエイトを占めている。

実質収支比率等に係る経年分析(2010年度)

分析欄

実質収支比率は財政運営の状況を判断する重要なポイントとなる指標です。通常、その比率3~5%が望ましいとされています。当町では、収支の把握をするため年度末に財政調整基金に剰余金を積立するため基準より低い数値となっています。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2010年度)

分析欄

連結実質赤字比率は、一般会計にとどまらずすべての会計を対象とした、地方公共団体の実質的な資金不足の状況を示す指標です。平成19年度決算から新たに作られた指標となります。当町は、算定が始まった平成19年度以降、連結実質赤字額はありません。

実質公債費比率(分子)の構造(2010年度)

分析欄

・元利償還金平成21年度をピークに平成25年度まで厳しい状況が続くと予想されます。・公営企業債の元利償還金に対する繰入金公共下水道事業に要する地方債の償還の財源に充てたと認められる繰入金です。今後も同水準で推移されると予想されます。・組合等が起こした地方債の元利償還金に対する負担金等みやぎ県南中核病院及び仙南地域広域行政組合の、当町が負担すべき公債費です。

将来負担比率(分子)の構造(2010年度)

分析欄

将来負担比率を算定する基礎となる数値です。その中で大きなウエイトを占める「一般会計等に係る地方債の現在高」については、財政再建プランを実施時に公共事業を削減したことにより減少しているが、懸案となっていた、槻木中学校校舎改築、船迫小学校大規模改修や、北船岡町営住宅2号棟新築工事等を平成22年度から平成25年度にかけて実施するため、今後地方債の現在高が増加するものと思われます。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,