経営の健全性・効率性について
経常収支比率は5年間100%以上を維持しており、また、累積欠損金比率が0を継続していることから、平均値と比べても健全な運営を続けているといえます。また、料金回収率も5年間で100%以上を維持しており、類似団体と比べても高い数値で推移しています。本市においては供給先事業者に対して、責任水量制(※)を採用しているため、安定した水量の供給と、収入の確保が見込めています。※責任水量制:1日当たりの使用水量を契約水量で定め、使用水量がこの範囲内であれば、使用者は使用水量にかかわらず契約した水量で料金を支払うもの
老朽化の状況について
平成28年から老朽化した導水管の更新工事を令和3年度まで行っており、令和4年度から供用開始を予定しています。更新する導水管には耐震化対策を施しており、当面は大きな修繕が発生することはないと考えています。
全体総括
現状、工業用水道事業の経営状況は良好といえます。施設利用率が類似団体と比べ低い傾向にあるので、企業活動の拡大・管路維持の為に行政のサポートも重要であると考えております。今後も引き続き、財政の健全化を図ります。