経営の健全性・効率性について
現行の供用処理区は、小規模の処理区が1か所のみであり、また、平成29年度供用開始の管渠・処理施設を建設中で投資先行の状況にあるため、類似団体平均値及び全国平均値と比較すると事業効率が低い状況にある。しかし、平成27年度に実施した使用料の増額改定による収入の増及び今後の供用開始による使用料収入の増加も見込まれることから、経費回収率については改善していくものと思われる。
老朽化の状況について
現行施設は平成12年度から施工された比較的新しい施設であり、老朽化には至っていない。
全体総括
現在投資先行の状況にあり、事業効率は低いものの、施工中の2処理区が大規模であることから、供用開始後においては早期の接続を促進し、使用料収入の確保に努め経営の健全化を図る。また、平成31年度からの企業会計移行により経営状況と財政状況を明確化し、下水道事業の経営基盤強化と持続可能な運営を目指す。