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景気回復に伴う法人関係税や地方譲与税、住民税などの県税収入の増により基準財政収入額が増加したため、0.581と前年度に比べ0.009ポイント高くなっています。今後とも、将来に向けて持続可能で安定した財政運営を実現するため、歳入・歳出全般にわたる改革の方針や取組みを具体的に定めた「福岡県財政改革推進プラン(平成26~28年度)」に基づき、行政改革と一体となって、同プランに取り組んでいきます。
経常的に支出される公債費、社会保障関係費等の一般財源の伸び率が、同じく経常的に収入される県税収入や地方譲与税等の一般財源の伸び率を上回ったことから、95.4%と前年度に比べ0.4ポイント高くなっています。今後とも、将来に向けて持続可能で安定した財政運営を実現するため、歳入・歳出全般にわたる改革の方針や取組みを具体的に定めた「福岡県財政改革推進プラン(平成26~28年度)」に基づき、行政改革と一体となって、同プランに取り組んでいきます。
本県では、過去数度にわたり職員の給料の減額措置や職員数の削減など人件費の抑制を行ってきております。また、物件費についても、過去から事務事業の見直しによる節減などを実施してきており、人口1人当たりの人件費・物件費は都道府県平均より大幅に少なくなっています。
ラスパイレス指数は都道府県平均より高いものの、職員数削減や出先事務所の統廃合、アウトソーシングの推進を行うことで、人件費の縮減(対前年比約190億円減(3.8%減))に努めています。その結果、人口当たり人件費及び職員数は、都道府県平均より大幅に少なくなっています。
職員数削減や出先事務所の統廃合、アウトソーシングの推進等の過去からの取組みにより、人口当たりの職員数は都道府県平均より大幅に少なくなっています。平成19年6月に策定した「新財政構造改革プラン」に基づき、平成19~23年度までの5年間に県全体で2,469人(-4.6%)の削減を行いました。また、平成24、25の直近2ヶ年では、「行政改革大綱」に基づき、190人(平成24:105人、平成25:85人)の削減を行いました。これは、平成24~28年度までの5年間で職員数を約360人削減し、職員数の適正化を目指す取組みの一環です。
満期一括償還のための積立金の増加等により元利償還金等が増加した一方、普通交付税等の増により標準財政規模が増加したことから、14.8%と前年度に比べ0.2ポイント低くなっており、早期健全化基準である25%を大幅に下回っています。なお、「福岡県財政改革推進プラン」では、27年度及び28年度に県単独公共事業費を5%程度抑制することなどにより、28年度末の通常債残高を24年度に比べ550億円程度圧縮することとしており、公債費の抑制に取り組んでいます。
臨時財政対策債を除く通常債は、財政規律に配慮した結果減少していますが、臨時財政対策債の発行により県債残高は増加しています。その一方で、調整率の引下げに伴う退職手当負担見込額の減等により、254.2%と前年度に比べ3.1ポイント低くなっており、早期健全化基準である400%を大幅に下回っています。なお、平成26年3月に「福岡県財政改革推進プラン(平成26~28年度)」を策定し、人件費の抑制、事務事業の見直しや収入の確保に努めるなどの、財政の健全化に取り組んでいます。
本県では、過去数度にわたり職員の給料の減額措置や職員数削減などの人件費の抑制を行ってきました。平成19~23年度までは、「新財政構造改革プラン」に基づき、5年間で職員数を県全体で2,469人(-4.6%)の削減を行いました。また、平成24、25の直近2ヶ年では、「行政改革大綱」に基づき、190人(平成24:105人、平成25:85人)の削減を行いました。これは、平成24~28年度までの5年間で職員数を約360人削減し、職員数の適正化を目指す取組みの一環です。
物件費に係る経常収支比率は、グループ内平均よりも低水準を維持しています。当県においては、毎年、予算編成の過程の中で、既存の事務事業の見直し作業を実施していますが、それらの結果により、平成25年度は2.6と前年度と同水準となっています。今後とも、平成26年3月に策定した「福岡県財政改革推進プラン(平成26~28年度)」に基づき、事務事業の見直しを実施していきます。
扶助費に係る経常収支比率がグループ内平均を上回っているのは、本県の扶助費のうち高い割合を占める生活保護費がグループ内平均と比較して高いことが要因(人口1人あたり:本県はグループ平均の約5倍)となっています。
本県では過去から事務事業の見直しに取り組む中で、補助金等の見直しを実施してきたところですが、補助費等に係る経常収支比率が高水準なのは、後期高齢者医療費負担金、介護給付費負担金などの社会保障関係費の増(対前年比約88億円増)などが要因となっています。
公債費に係る経常収支比率は、グループ内平均よりも低水準で推移しています。平成25年度は、借入利率の低下により利子償還額が減少した一方、臨時財政対策債の元金償還金などが増加したため公債費は引き続き増加しています。なお、平成26年3月に策定した「福岡県財政改革推進プラン(平成26~28年度)」では、27年度及び28年度に県単独公共事業費を5%程度抑制することなどにより、28年度末の通常債残高を24年度に比べ550億円程度圧縮することとしており、公債費縮減に取り組んでいます。
公債費に係る経常収支比率がグループ内平均よりも低い一方、扶助費や補助費等に係る経常収支比率が高いため、公債費以外の経常収支比率はグループ内平均と比較して高くなっています。
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