経営の健全性・効率性について
経営の計画性、透明性の向上を目指して、平成29年4月1日から公営企業会計に移行し、平成30年に経営戦略策定業務を実施予定です。①収益的収支比率は、H25まで上昇していましたが、H26は、建設改良の一部に起債を1充当できなかったため減少、H27は5.8%増加しましたがH28は3.03%減少しております。赤字の状態が継続しており、一般会計からの繰入金に依存している状態です。④H27年度の企業債残高を一般会計において負担する額が誤っておりました。H27の比率は正しくは454.19です。H27年度、H28年度とも、類似団体よりかなり低い値となっています。⑤経費回収率は、事業量の増加のため、H28は減少していますが、類似団体より良い値となっております。⑥汚水処理原価は、維持管理費費の増加により増加傾向にありますが、類似団体より低い値です。⑦⑧水洗化率は高いですが、施設・設備の処理能力に対して実際の処理量が少ないため、施設の利用率が低い状況であり、ダウンサイジングの検討や、未整備地区の更なる整備により、利用率を向上させる必要があります。
老朽化の状況について
③供用開始から28年経過しておりますが、管渠老朽化による不具合はありません。今後は点検、更新計画が必要となります。
全体総括
経費回収率は類似団体より高いですか、減少傾向にあます。施設利用率が低く赤字です。未普及区域の整備を一層向上させ、収益の増加や管路及び施設の長寿命化計画等、コスト削減を行う必要があります。