大田市：公共下水道

経営の健全性・効率性について

①収益的収支比率は100％を割り込み、年々悪化傾向にある。浄化槽設置基数の増加により総収益は増加傾向にあるものの、基数増加に伴う維持管理費等の費用の増加分を賄うことが出来ず、一般会計からの繰入金に対する依存度は年々高くなっている。④⑤⑥企業債残高対事業規模比率、経費回収率、汚水処理原価についても平均値を下回っており、費用に見合った収益が得られていないことから収益的収支比率と同様に各指標とも悪化傾向にある。⑧供用開始後間もないことから、水洗化率については平均値を大きく下回っている。

老朽化の状況について

平成15年度の供用開始後、12年が経過したところであるが、現在のところ浄化槽本体の更新については必要性は低い。しかし、付属機器の修繕費用は増加傾向である。

全体総括

経営の健全性・効率性に関する指標について、すべて平均値を下回っており、水洗化率以外の指標には年々悪化傾向にある。今年度策定の「経営戦略」により今後、投資の効率化や維持管理費の削減、適正な使用料収入の確保といった経営の健全化について検討していく必要がある。