公共下水道 大和高田市立病院 JR高田駅西側駐車場 簡易水道事業(法適用)
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人口の減少及び市内の大型事業所が少ない等の要因により類似団体と比べ財政基盤が弱く、財政力指数は0.50と大きく平均を下回っている。大和高田市集中改革プラン及び大和高田市財政健全化プログラムに基づき職員数の削減(平成18.4.1と平成23.4.1対比で22.1%減(病院事業会計除く))及び職員給料の3%減額(平成19.4~平成24.3)等人件費の削減、また投資的経費を抑制する等、歳出全般にわたる見直しに取り組むとともに、税収の徴収率向上対策を中心とする歳入確保に努め、今後も財政基盤の安定化を図る。
平成4年度から平成8年度までの大型公共事業に伴う地方債の償還及び高い水準で推移している扶助費等の影響により、平成22年度までは類似団体平均を上回っているが、普通建設事業費の削減(優先する事業の選択、新規事業の3年間凍結等(平成14年度より))に取り組み地方費の発行を抑制し、また職員数の削減及び職員給料の3%減額を行い人件費を削減した結果、平成23年度決算においては、平成19年度決算比で6.8%の良化を果たしている。平成22年度以降も大和高田市財政健全化プログラムに基づきさらなる経常経費等の削減、歳入確保に努めている。
類似団体と比較して、平成19年度から平成22年度までの人口1人当たり決算額はほぼ平均的な額であるが、平成23年度においては、類似団体平均決算額を下回る金額となっている。しかしながら、本市においては人口減少が続いており、その影響により今後は人口1人当たり決算額は増加していくことが想定される。今後も引き続き公共施設等の在り方の検討を含め、人件費・物件費の抑制に努める必要がある。
職員給料の3%減額(平成19.4~平成24.3)を行っていることが起因して、ラスパイレス指数は類似団体平均より低い指数で推移している。平成24年度は減額率を1.5%としているので今後は指数の上昇が見込まれる。
大和高田市集中改革プラン(計画期間:平成18年度~平成21年度)及び大和高田市財政健全化プログラム(計画期間:平成22年度~平成24年度)に基づき、平成18年4月1日と平成23年4月1日と比較して職員数は148名減少している。平成23年度においての人口千人当たり職員数は類似団体平均を下回っているが、平成22年度以降も大和高田市財政健全化プログラムに基づき、平成24年4月1日時点でさらに11名の減と職員数の削減を進めている。
既発債の一般単独事業の比率が高く、また平成4年度から平成8年度にかけておこなった大型公共事業に伴う地方債の償還が影響し、類似団体平均を上回っている。平成14年度以降は普通建設事業費の削減、また事業計画の精査を図り地方債の発行を抑制しているため、実質公債比率は順調に下がっている。
職員数の減により退職手当負担見込額が減少傾向であること、また普通建設事業費の削減により地方債の現在高が減少していることにより、将来負担比率については年々減少している。しかしながら、平成23年度において類似団体平均を上回る現状を考えると、今後も公債費の削減を中心とする行財政改革を進める必要がある。
人件費に係る経常収支比率は、大和高田市集中改革プラン及び大和高田市財政健全化プログラムに基づき職員数の削減(平成18.4.1と平成23.4.1対比で22.1%減(病院事業会計除く))及び職員給料の3%減額(平成19.4~平成24.3)等人件費の削減に取りくんだ結果、平成23年度においては類似団体平均より低い比率となっている。しかしながら、し尿処理業務や消防業務等を一部事務組合で行っており、その人件費に充てる負担金を勘案すると、今後も人件費については抑制していく必要がある。
業務の民間委託等、物件費の増加要因はあるものの、平成14年度から物件費のマイナスシーリング等、内部管理経費の見直しを進めたこと、またし尿処理業務や消防業務等を一部事務組合で行っており、その物件費に充てる費用が負担金に含まれていること等の影響により、類似団体平均より低い比率となっている。
扶助費に係る経常収支比率は、類似団体と比べほほ平均的比率で推移しているが、長びく景気低迷により、また高齢化が進む中、経常収支比率に占める扶助費の割合は近年、増加傾向を示している。
補助費等にかかる経常収支比率が類似団体平均を上回っている要因として、病院事業に対する補助金、またし尿処理業務や消防業務等を一部事務組合で行っていることが挙げられる。業務を一部事務組合で実施することは、人件費及び物件費等の削減につながるとはいえ、各種団体への補助金も含めその抑制に努める必要がある。
平成4年度から平成8年度にかけておこなった大型公共事業に伴う地方債の償還が影響し、類似団体平均を上回っているが、平成14年度以降は普通建設事業費の削減、また事業計画の精査を図り地方債の発行を抑制しているため、年々類似団体平均に近づいている。今後も同様に地方債の新規発行を伴う普通建設事業は、その実施を十分に精査していくこととする。
大和高田市集中改革プランの実施に伴い、類似団体との乖離は縮まっているが、平成22年度以降も大和高田市財政健全化プログラムに基づき、引き続き財政健全化に取り組んでいる。