収益等の状況について
本施設では、①②③⑦で類似施設平均値を上回り、④⑤⑥で下回っている。収益力の低さの主たる原因は、利用料金と定員稼働率の低さであるが、本施設が家族用ロッジであるため、週末にしか集客が見込めない面がある。利用料金についても、食事の提供はない素泊まりのみのため値上げには限界があるが、料金改定の検討に引き続き取り組む。本施設は隣接する笹ヶ丘荘の付帯施設であり、専属するスタッフは常駐していない。予約・受付業務は笹ヶ丘荘で行い清掃等も笹ヶ丘荘のスタッフが兼任する等経費の削減に取り組んでいる。
資産等の状況について
本施設は建築から28年を経過し、修繕費・更新費ともに増加の傾向となっている。修繕方法や更新物品の選定などを慎重に検討し、コスト削減に努力していく。
利用の状況について
町内の宿泊者数に占める本施設宿泊者割合は極少であることは、本施設の定員が25名と少ないことも一因ではあるが、定員稼働率の向上のため効果的な広報等により改善を図りたい。
全体総括
本施設は、ゆとりのある空間に4人から6人のグループが宿泊をする自炊可能なログハウスであり、ホテルタイプの宿舎に比べるとどうしても収益性の面でハンディを抱える。施設の長所をブラッシュアップし、魅力的な見せ方で入込客の増加につなげていきたい。