収益等の状況について
本施設では、①②③④で類似施設平均値を上回り、⑤⑥⑦で下回っている。高い稼働率により売上は確保できているものの、高い人件費比率や施設の老朽化による修繕費用の増加により収益力を弱めている。今後は更に人員の適正配置を図るとともに、料金の改訂に向けた検討に取り組みたい。本施設は建築から48年、大規模改修から28年が経過しており、毎年多額の修繕費および設備の更新費が発生していることが収益率改善の大きな障害となっている。
資産等の状況について
本施設は施設の老朽化に伴い、修繕費・更新費ともに増加の傾向となっている。修繕方法や更新物品の選定などを慎重に検討し、コスト削減に努力していく。
利用の状況について
本施設はゴルフ場のホテルと並び、本町の基幹となる宿泊施設である。宿泊者数・定員稼働率ともに堅調な数字で推移している。しかし一方で、上記の通り管理経費の負担が重く収益性を損ねている。
全体総括
本施設の課題は、老朽化による維持管理経費の削減にあると言える。修繕か更新か、または施設の建て替えかを計画的に判断しつつ、コスト削減を図りたい。