2022年度 2021年度 2020年度 2019年度 2018年度 2017年度 2016年度 2015年度 2014年度 2013年度 2012年度 2011年度 2010年度
財政力指数は、近年、税収の回復基調を受け上昇してきたが、平成21年度以降、景気低迷による法人関係税収などの減少により、3ヵ年平均の財政力指数が0.76(前年度0.81)と減少している。
経常収支比率は、府税収入の減少、社会保障事業費や公債費の元利償還額の増加があったものの、地方交付税等の増加や人件費等の抑制等により、トータルで5.6ポイント改善し、91.3%(前年度96.9%)となっている。
人口1人当たり人件費・物件費等決算額は、人件費の抑制などコスト縮減に努めてきた結果、グループ府県平均、全国都道府県平均をともに下回る水準となっている。今後も引き続きコスト縮減を図っていく。
ラスパイレス指数による大阪府の給与水準は、平成23年4月現在、国との比較で93.4であり、全都道府県中四番目に低い水準となっている。これは、過去に実施した昇給停止等の措置に加え、当年度に実施した3~14%の給料カットなど全国的に見ても厳しい給与抑制を実施していることによるものと考えている。
平成18年度から平成23年度の6年間で、一般行政部門(学校・警察を除く)において、5,082人の削減を実施(平成23職員数:9,013人)。学校・警察を含む普通会計部門における人口10万人当たり職員数についても、前年度比で微減となっている。
実質公債費比率は、減債基金積立不足率の悪化、近年の地方債現在高の増加に伴う準元利償還金の増加などにより、前年度(17.2%)に比べ、0.4ポイント悪化し、17.6%となっている。
将来負担比率は、地方債現在高は増加したものの充当可能な基金の増加などにより、前年度(289.2%)に比べ、22.5ポイント改善し、266.7%となっている。
人件費に係る経常収支比率は、前年度(45.9%)に比べ、3.5ポイント改善し、42.4%となっており、グループ府県平均を下回っている。これは、平成18年度から平成23年度の6年間で、一般行政部門(学校・警察を除く)において5,082人の削減を実施、さらには平成20年度からの「財政再建プログラム(案)」に基づく給料カット(14%~3.5%)の実施などの厳しい給与抑制を行ったためである。
物件費に係る経常収支比率は、経費の節減などにより、前年度(3.0%)に比べ、0.1ポイント改善し、2.9%となっており、グループ府県平均や全国都道府県平均を下回っている。
扶助費に係る経常収支比率は、グループ府県平均や全国都道府県平均を下回るものの、生活保護費の増加などにより、前年度(1.2%)に比べ、0.3ポイント悪化し、1.5%となっている。
その他に係る経常収支比率は、経費の節減などにより、前年度(0.6%)に比べ、0.1ポイント改善し、0.5%となっており、グループ府県平均や全国都道府県平均を下回っている。
補助費等に係る経常収支比率は、府税還付金の減などにより、前年度(30.0%)に比べ、3.2ポイント改善し、26.8%となっているものの、グループ府県に比べて、教育・福祉関係の補助費が大きく、グループ内順位は最下位となっている。
公債費に係る経常収支比率は、グループ府県平均や全国都道府県平均を下回るものの、減債基金の復元や近年の地方債現在高の増加に伴う元利償還額の増加などにより、前年度(16.2%)に比べ、1.0ポイント悪化し、17.2%となっている。
公債費以外に係る経常収支比率は、人件費や補助費等の減などにより、前年度(80.7%)に比べ、6.6ポイント改善し、74.1%となっているものの、グループ府県平均や全国都道府県平均を上回っている。
宮城県 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 神奈川県 岐阜県 静岡県 三重県 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 岡山県 広島県 福岡県