経営の健全性・効率性について
【収益的収支比率】当町では経常費用の不足分を一般会計で賄っている。よって80%を超える比率で推移しているが、今後使用料金の見直しを行い経営改善を図っていく。【企業債残高対事業規模比率】類似団体との比較し下回っている。又、供用開始から14年が経過し、昨年度から処理場の改築更新工事を実施している。今後も改築更新工事は継続していく必要があり、比率を確認しながら検討していく。【経費回収率】経費回収率は、類似団体と比較し大きく下回っているため、今後使用料の改定を検討していく。【汚水処理原価】供用開始から14年が経過したが接続率が51.8%と低迷していることから、今後加入促進に努めていく。【施設利用率】接続率が低いことと、観光客数によって処理量が違うため平均よりも低くなっている。全体計画の見直しを行い当初の処理槽の増設計画を中止しました。【水洗化率】特に問題なしと考えている。
老朽化の状況について
【管渠】管渠延長は約28kmであり、平成27年度から管渠内部のカメラ調査を敷設の古いところから順次行っている。また、マンホール及びマンホールポンプについても計画的に更新していく必要がある。【処理場】平成24年度に策定した長寿命化計画により、平成27年度から3年間で施設の改築工事を実施している。今後も持続可能な施設を維持するため計画的に改築更新工事を実施していく。
全体総括
まず、接続率の向上に取り組み、使用料について見直す必要がある。当初、平成32年4月から公営企業会計の導入を予定していたが、先送りすることとなった。平成13年4月の供用開始から14年が経過し、ポンプ類も耐用年数を経過していくため、計画的の施設の維持管理に取り組んで行く。