御殿場市:公共下水道

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経営比較分析表(2014年度)

経営の健全性・効率性について

御殿場市公設浄化槽整備事業は平成26年度の収益的収支比率が189.50%と非常に高くなっている。これは次年度に行う浄化槽の保守点検、清掃及び法定検査等に係る費用を使用料として月割りで徴収しているためであり、実質的な収益的収支はほぼ拮抗するものになると思われる。御殿場市公設浄化槽整備事業については市債による借入れは行わず、国や県からの補助と事業の対象地域にある一般社団法人からの寄付で作られる基金を主な財源としている。平成26年度の汚水処理原価は平成25年度の約6倍になっている。これは事業開始が平成25年度からなので平成25年度に供用開始した件数が少なかったことと、汚水処理原価の最も大きい部分である浄化槽清掃費用の発生が平成26年度からだったことが原因である。

老朽化の状況について

公設浄化槽整備事業は平成25年度より整備及び供用を開始した。このため最も古い浄化槽でも経過年数が2年しか経ていないため、老朽化は維持管理上問題となっていない。

全体総括

公設浄化槽整備事業の資本的収支については全支出を国や県からの補助と「1.経営の健全性・効率性について」で述べた基金等で賄えている。収益的収支についても支出を使用料で賄えている。そのため、現在は健全な経営が行われているといえる。

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