経営の健全性・効率性について
鉾田市における公共下水道事業は、平成17年度に整備に着手し、平成25年4月1日に第1期地区が供用開始となった。供用開始からの期間が短いため、水洗化率は着実に伸びているものの、現在は2割程度に留まる。一方、整備開始から約10年が経過しているため、企業債残高が増加しており、10年概成に向けた整備の加速を踏まえると今後も増加が見込まれる。また、企業債残高対事業規模比率は一般会計より負担しておりH27は0となる。同様にH25、H26も一般会計より負担しており0に修正する。汚水処理原価及び施設利用率については、年間有収水量や下水道使用料が着実に伸びてはいるものの、水洗化率が低迷しているため、平均値には及ばない状況である。数値の改善には、維持管理経費の節減や年間有収水量及び下水道使用料を更に増加させることが効果的であるため、接続率の増加につながる活動や効率的な維持管理に取り組んでいきたい。
老朽化の状況について
鉾田市における公共下水道事業は、平成17年度に整備に着手し、平成25年4月1日に第1期地区が供用開始となった。そのため、更新を必要とする老朽管は現在存在しない。
全体総括
供用開始からの期間が短いため、経営が落ち着くまでにはまだ相当の期間を要するものと思われる。また、未普及解消については、アクションプランに基づいた10年概成を求められていることから、効率的な整備により、整備のスピードアップに努めていくものとする。