経営の健全性・効率性について
経営は過去5年間でみると、収益的収支において使用料だけでは賄えない年が4年間もあり、今後も使用料の増は見込めないため、厳しい経営状況にある。経費削減し汚水処理原価は下がったものの、さらなる検討が必要である。施設利用率、水洗化率においては、類似団体平均より極めて高いが、高齢者世帯などもあり、これ以上の増は見込めないのが現状である。
老朽化の状況について
供用開始して以来36年が経過しており、施設及び管渠の老朽化が懸念される。機器類等修繕しているが、供給できない部品等もあるのが現状である。また、管渠については、財政面の関係で着手出来ず、そのため有収率はとても悪くなっている。
全体総括
現在、経営も厳しくなってきており、これから施設及び管渠の老朽化対策にも費用がかかってくることが見込まれる。H29から、まずは最悪事態(稼働停止)を避けるため、施設の機能強化対策として事業を実施する予定である。起債も借入しなければならないことから、財源確保のため使用料の値上げも行わなければならないと考えている。