経営の健全性・効率性について
◆経費回収率については10%~25%の間で推移しており、使用料により経費を回収できておらず、経費について一般会計からの繰入に財源を依存している部分が大きい。◆汚水処理原価は、類似団体と同等の水準にあり、経営の効率性に問題はないと思われる。◆流動比率が100%を下回っているため、短期的な資金繰りに留意が必要である。◆水洗化率は高い水準となっているが、必要投資額を含めて適切な水洗化率目標を検討する必要がある。
老朽化の状況について
全体として、施設の老朽化を示唆する指標はないが、引き続き、個々の資産の老朽化については、適切に点検整備・更新等を行っていく。
全体総括
流動比率が、資金繰りに留意する必要がある水準となっていることから、資金の確保に努め、指標の早期改善を図る必要がある。また、経費の回収について、十分な使用料収入を得られず、一般会計からの繰入金に財源を依存していることから、適正な使用料単価の設定等を検討し、一般会計に依存した体質の脱却を目指す必要がある。