経営の健全性・効率性について
収益的収支比率、経費回収率や水洗化率が100%を下回っており、特別会計の財源不足分として資本費平準化債及び一般会計繰入金を財源としている状況である。事業の初期投資額が高額であったため、企業債の元利償還額が高額となっていることに加え、水洗化が思うように伸びていないこと、それに伴い料金収入、有収水量が伸びないことが原因で、各経営比較分析表として現れています。今後、下水道の目的、役割、必要性等について、啓蒙活動しながら事業を進める必要がある。
老朽化の状況について
管渠施設につては、敷設経過年数が古い箇所で20年と法定耐用年数に達したものはない。処理施設の機械電気設備において耐用年数を超えているものがあり、現在は故障時において修繕、交換等を実施している。供用開始から13年経過しているため計画的な更新作業に着手しなければならない時期と思われる。
全体総括
一般会計繰入金及び平準化債の収入による経営であることから、積極的な加入促進PR活動による使用料の確保、更なる経費節減等に努め、一般会計基準外繰入金の軽減を図るよう取り組む必要がある。