経営の健全性・効率性について
収益的収支比率が前年度よりも低くなったが、実施設計と工事を行ったためである。経費回収率は平均値と大きな差がある。これは町の施策として、安価な料金で下水処理を行っているため低いと考える。汚水処理原価率は低く、施設利用率は高く維持できているので引き続き努力していきたい。④について平成29年度の公営企業決算統計状況調査で記入誤りがあり、企業債残高216百万円のうち、2百万円を一般会計で負担することとしているため、正しい平成29年度の指標は、864.30%である。
老朽化の状況について
ポンプ、制御装置など機械設備は耐用年数を迎えているものもあり、故障の都度修理をしている。管路の更新をおこなえていないため、処理場施設だけでなく、管路にも目を向けていく必要がある。今後ストックマネジメント計画を策定していく。
全体総括
主な課題として、耐用年数を迎える機械設備の更新や整備計画がある。課題への取り組みに対し、アセットマネジメントによる長期的な資産管理とストックマネジメントによる機器の長寿命化を図っていく必要がある。