経営の健全性・効率性について
①収益的収支比率総費用と地方債償還金が総収益でどの程度賄えているかを表す指標である。H28では42.65%しか賄えていない事を示し、更なる経営改善と料金収入の増加を図る必要がある。④企業債残高対事業規模比率料金収入に対する企業債残高の割合である。償還が進んでいるので減少しているが、類似団体より高い数値である。⑤経費回収率使用料で経費がどの程度賄えているかを表す指標である。H28で総費用の18.28%を使用料で賄っている事を示し、不足分は一般会計からの繰入金による。⑥汚水処理原価、⑦施設利用率、⑧水洗化率水洗化率が全ての指標に影響を与えている。H28の水洗化率は59.69%で類似団体よりも7%程度低い。水洗化率の向上により料金収入、有収水量も伸び汚水処理原価、施設利用率も改善が図られる。また、先に説明した指標も改善が図られる。水洗化率の向上のため更なる努力が必要である。
老朽化の状況について
供用開始からの経過年数が13年であり老朽管路はない。
全体総括
一般会計からの繰入で経営が成り立っている状況である。水洗化率の向上による料金収入の増加、効率的な維持管理による費用の減少対策が必要である。