佐賀県江北町の財政状況(2011年度)
収録データの年度
財政比較分析表(2011年度)
財政力
平成19年度において、法人税が急激な増収となり、平成20年度から類似団体と同水準で推移してきた。しかしながら、昨今の景気低迷などにより町税の伸びは期待できず、今後は平成23年度と同様の0.35前後で推移していくものと考えられる。
財政構造の弾力性
平成20年度においては、法人税及び普通交付税の減により、非常に高い数値となったが、行財政改革プランによる退職者不補充、指定管理者制度の導入、業務の民間委託などにより、経常収支比率は改善傾向となってきた。平成23年度には、類似団体平均値及び県平均値を下回るなど行財政改革の成果が見えてきた。また、今後は町税等の一般財源の確保に努めながら、更なる改善に努めていかなければならない。
人件費・物件費等の状況
類似団体平均値を大きく下回る結果となった。この要因としては、退職者不補充及び給食業務、保育業務などの民間委託、指定管理者制度の導入による経費の抑制が考えられる。今後とも、更なる経費削減に努め同水準維持、改善に努めなければならない。
給与水準(国との比較)
今年度は、100を超える結果となった。この要因は、国家公務員の給与削減措置を行った影響だと考えられる。当町において国家公務員の給与削減措置と同様に削減を行った場合、「96.3」となる見込みである。今後とも、適正な定員管理及び適正な給与水準を維持していくことに努める。
定員管理の状況
行財政改革プラン及び職員の適正化計画による退職者の不補充により職員数を削減してきたことにより、類似団体平均値を大きく下回った。今後ともこの水準を維持しながら、住民サービスを低下させることのないように努めていく。
公債費負担の状況
類似団体平均値及び県平均値を大きく上回っている。この要因としては、過去の大型事業の償還が平成27年度まで続き、下水道事業債に対する繰り出しの増加が要因である。普通会計においては、今後とも地方債の発行抑制により償還額、地方債残高の抑制に努めていく。下水道事業特別会計においては、経営の合理化、効率化に努めながら、独立採算の原則にしたがい、歳入の確保を図っていく。
将来負担の状況
将来負担比率については、将来負担額を充当可能な財源等が大きく上回ったため、昨年度に引き続き、算定されなかった。普通会計における地方債残高は、着実に減少傾向となってきているが、公営企業債に対する繰り出しが大きく伸びてきており、今後は特別会計の独立採算を強く求めていかなければならない。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2011年度)
人件費
退職者不補充、指定管理者制度の導入により、人件費を抑制してきたことが、類似団体平均値及び県平均値を下回った要因である。しかしながら、地籍調査事業の終了、大型事業の公債費の償還終了により、比率は、類似団体平均値と同水準まで上昇する見込みである。
物件費
類似団体平均値を大きく下回っている要因としては、人件費抑制のために平成18年度より指定管理者制度を導入し、施設運営経費を抑制してきたことにより、経常的物件費の比率が低くなっている。
扶助費
扶助費に関しては、障害者自立支援関係、単独の医療費助成などが増加傾向にあるものの、類似団体平均値と同水準にとどまった。大型事業の公債費償還が終了する平成27年度以降については、類似団体平均値を上回る見込みである。
その他
その他の経費については、類似団体平均値を6.7ポイントと大きく上回っている。この要因としては、下水道事業特別会計に対する公債費償還及び施設の維持管理経費等の増加によるものが大きな要因と考えられる。施設の維持管理については、合理化、効率化を図る必要がある。また、介護保険給付及び後期高齢者医療給付の伸びもその一つと思われる。
補助費等
補助費等については、行財政改革プランによる単独補助金のカットを行い、近年その増額を抑制したことが主な要因と考えられる。しかしながら、今後は一部事務組合の建設費負担、筑水事業の維持管理負担など増加する見込みがあるため、その動向を注視していかなければならない。
公債費
平成20年度を境に確実に減少傾向となってきているが、依然として類似団体平均値を6.5ポイトと大きく上回っている。大型事業による借入れた地方債の償還が、平成27年度まで続き、同水準での推移となる見込みである。今後とも地方債の発行抑制、一般財源の確保に努め比率の改善を行っていく。
公債費以外
経常収支比率が類似団体平均値と比較して-0.3ポイントに対し、公債費を除く経常収支比率が-6.8ポイントと低く、当町において公債費の占める割合が非常に高いことがうかがえる。公債費については、大型事業に係る元利償還が平成27年度まで高い状況で推移していくが、下水道事業に対する繰出金、筑水事業の維持管理負担金など今後注視していかなければならない状況は続いていく。経費の抑制はもとより、一般財源の確保に努めていくことが必要である。
実質収支比率等に係る経年分析(2011年度)
分析欄
実質収支比率については、概ね3~5%を目途に財政運営を行っているが、平成23年度決算においては特別交付税の伸び、町税の徴収率の微増により実質収支額が5%を超えることとなった。財政調整基金については、平成20年度の大幅な法人税の減収、普通交付税の減額による財源補てんを行ったため基金残高が落ち込んだ。平成22年度以降、普通交付税の伸びあるいは、一般財源の確保に
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2011年度)
分析欄
当町における各会計については、全会計黒字決算となっており、連結実質赤字比率については、算出されない。今後も健全な財政運営に努め、赤字決算が生じないように努めていく。
実質公債費比率(分子)の構造(2011年度)
分析欄
普通会計における元利償還金については、地方債の発行抑制等により平成19年度をピークに減少傾向となっている。大型事業の元利償還額が平成27年度に終了するため、28年度以降については、大幅に減少することとなる。しかしながら、下水道事業債に係る公債費償還繰出しについては、今後とも増加傾向に推移していくこととなる。これに伴い、下水道事業会計の運営については、維持管理の効率化、合理化、料金収入の増加確保対策が必要となってくる。今後も地方債の新規発行については、将来の負担額等を見据え、発行することとする。
将来負担比率(分子)の構造(2011年度)
分析欄
将来負担比率については、将来負担額に対し、充当可能財源等が大幅に上回っているため、算定されない。普通会計における地方債残高については、新規発行の抑制などにより年々減少傾向にある。大型事業の償還終了が平成27年度となっており、その後は大幅に減少する見込みである。一方で、下水道事業債の償還に係る繰入金見込額については、年々増加傾向にあり平成27年度の事業完了後、平成32年度がピークになると考えられる。充当可能基金については、22年度から交付税の増額及び一般財源の確保などにより積み増しを行うことができ、また、基金の運用についても国債での運用を大幅に増やし、運用益の確保に努めている。
よくある質問
このページで何が分かりますか?
佐賀県江北町の2011年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
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