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地方財政ダッシュボード

香川県観音寺市の財政状況(2011年度)

🏠観音寺市

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2011年度)

財政力指数の分析欄

長引く景気低迷に伴う市民税(個人・法人)の減収等により、前年度より0.02ポイント減少の0.62となり、類似団体平均を0.08ポイント下回っている。

経常収支比率の分析欄

前年度より6.5ポイント悪化し89.3となり、類似団体平均を2.6ポイント上回っている。市税等の経常的な収入の減少も影響し、人件費で1.8ポイント、公債費で2.2ポイント増加したことが主な要因である。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

団塊世代の大量退職に伴い退職手当は増加したが、職員数の削減により職員給は減少しており人件費は減額の決算になっている。一方、物件費は委託料等の増加により、決算額も増えている。その結果、全体では前年度より増額の決算額となっているが、類似団体平均は下回っている。

ラスパイレス指数の分析欄

平成24年度から2ヶ年の特例法に伴い、国家公務員の給与削減7.8%が実施されたことにより、相対的に6.8ポイントの超過となっている。ただし、国家公務員の給与削減が実施されない場合のラスパイレス指数の参考値は、98.6%となっている。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

「集中改革プラン」に基づく事務事業の見直しや組織再編などの実施及び「定員適正化計画」に基づいた計画的な職員採用により、前年度に比べて0.25人減少し6.58人となり、全国市町村平均及び県内市町村平均を下回った。今後においても、「第2次定員適正化計画」(平成22年度~26年度)に基づき、計画的な定員管理を行う。

実質公債費比率の分析欄

前年度より0.8ポイント改善し12.8となっているが、類似団体平均を1.7ポイント上回っている。交付税算入率の高い有利な起債(合併特例債等)の活用により比率は改善しているが、元利償還金は増加傾向にあることから、今後とも地方債発行の抑制に努める必要がある。

将来負担比率の分析欄

前年度より15.9ポイント改善し110.2%となったが、類似団体平均を51.6ポイント上回っている。基金積立による充当可能財源の増加等が改善の主な要因になっている。しかしながら、地方債残高は増加傾向にあることから、今後とも地方債の発行を抑制するとともに、適正な職員数の維持、特別会計の経営健全化を推進し財政の健全化を図る。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2011年度)

人件費の分析欄

計画的な人員削減を行っているが、団塊世代の大量退職に伴い退職手当は増加しており、前年度より1.8ポイント増加し、類似団体平均を1.5ポイント上回っている。

物件費の分析欄

委託料等の増加に伴い前年度より0.4ポイント増加したが、類似団体平均を3.0ポイント下回っている。

扶助費の分析欄

前年度より0.9ポイント増加し、類似団体平均を0.2ポイント上回っている。扶助費の決算額は増加傾向にあるため、動向に注視する必要がある。

その他の分析欄

前年度より0.7ポイント増加し、類似団体平均を2.4ポイント上回っている。国民健康保険事業特別会計や介護保険事業特別会計等への繰出金は増加しているため、特別会計の安定的な運営にも努める。

補助費等の分析欄

前年度より0.5ポイント増加したが、類似団体平均を0.5ポイント下回っている。今後とも適正な補助金の執行に努める必要がある。

公債費の分析欄

前年度より2.2ポイント増加し、類似団体平均を2.0ポイント上回っている。今後の大型事業の実施により公債費は増加傾向にあるため、地方債発行の抑制に努める必要がある。

公債費以外の分析欄

前年度より4.3ポイント増加し、類似団体平均を0.6ポイント上回っている。人件費や扶助費の増加が主な要因となっている。

実質収支比率等に係る経年分析(2011年度)

分析欄

財政調整基金は、取崩を控えたことにより0.40ポイント増加した。実質収支については0.45ポイント増加したが、実質単年度収支は財政調整基金取崩の影響により-2.04%に悪化した。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2011年度)

分析欄

前年度に引き続き、全会計で黒字を維持している。黒字額は、一般会計で0.45ポイント増加しているが、競輪事業特別会計で0.4ポイント、その他の会計で1.27ポイント減少しているため全体の黒字額は減少している。国民健康保険事業特別会計や介護保険事業特別会計において、社会保障経費の増加が見込まれることから、今後とも健全な財政運営を維持していく必要がある。

実質公債費比率(分子)の構造(2011年度)

分析欄

学校施設等の建設事業実施による借入の増加により、元利償還金は187百万円増加している。しかし、これらの借入は交付税算入率の大きい合併特例債が大部分であり、算入公債費等も169百万円増加していることから、実質公債費比率の分子は167百万円減少している。

将来負担比率(分子)の構造(2011年度)

分析欄

将来負担額については、公営企業等繰入見込額で440百万円、退職手当負担見込額で483百万円減少しているため、全体で1,197百万円の減少となっている。一方、充当可能財源等では、充当可能基金が積立金の増加により406百万円増加した。また、臨時財政対策債や合併特例債の借入の増加により基準財政需要額算入見込額も696百万円増加し、全体で1,222百万円の増加となった。よって、将来負担比率の分子では、2,418百万円改善している。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,