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地方財政ダッシュボード

山口県山口市の財政状況(2011年度)

🏠山口市

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2011年度)

財政力指数の分析欄

景気の低迷による、個人市民税の減収や、地価の下落に伴う固定資産税の減収により、類似団体平均を下回る0.66となった。今後も引き続き、自主財源確保のため積極的な企業誘致や市税の徴収率向上に取り組み、財政基盤の強化に努めていく。

経常収支比率の分析欄

歳出面では、退職者数が少なかったことによる、人件費の減少や、長期債元金の減少による公債費が減少する一方、歳入面では、地方交付税が増加したものの臨時財政対策債の発行抑制の伴い昨年度と比べて0.8ポイント上昇した。さらなる行財政改革に取り組み、内部経費をはじめ、経常的経費の削減に努める。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

人件費については、昨年度を下回っているが、物件費については、子宮頸がん予防ワクチン接種助成事業の委託料の増などにより、昨年度を上回る結果となっている。引き続き、人件費については、定員適正化計画に基づき、縮減を進めていくとともに、物件費については、財政運営健全化計画に基づき、内部管理経費の縮減に努めていく。

ラスパイレス指数の分析欄

職員の給与水準を適正化するため、一般職員の給料を職責に応じて1%~3%とする給料抑制措置を行っている。今後も引き続き、適正な給与水準を維持できるよう努めていく。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

退職者数の不補充など、職員数の抑制に取り組んできたが、類似団体平均を下回る7.66人となった。これは、平成22年1月に阿東町と合併し、職員数が増加していることが、主な要因となっている。今後も引き続き、定員適正化計画に基づき、退職者の不補充により定員の適正化に努めていく。

実質公債費比率の分析欄

元利償還金の額は減少傾向にあり、これは過去の公共事業に係る償還が終了してきたことや、起債の新規発行額を償還額の範囲内に抑えたことに加え、交付税措置のある有利な地方債を活用してきたことが要因である。

将来負担比率の分析欄

土地開発公社保有土地の買い戻しによる、債務負担行為に基づく支出予定額の減少や、交付税措置率の高い地方債を活用したことにより基準財政需要額算入見込額が増加したことが主な要因となり、昨年度を8.0ポイント下回る63.2%となった。今後も引き続き将来負担比率の改善に努めていく。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2011年度)

人件費の分析欄

定員適正化計画に基づき、定員管理をおこなったことにより、0.5ポイント改善した。しかし類似団体を下回る27.1%なっていることから、今後引き続き定員適正化をはかり、人件費削減を進めていく。

物件費の分析欄

財政運営健全化計画に基づき、内部管理費の縮減に取り組んできたことから、類似団体平均を下回る11.1%となった。今後も引き続き、物件費の縮減に努めていく。

扶助費の分析欄

長引く景気低迷の影響による生活保護費の増や、障害福祉サービス事業費の増などから扶助費は増加傾向にあるものの、類似団体平均を下回る8.6%となっている。今後も、社会情勢の変化や市としての役割を踏まえ、適正な執行に努めていく。

その他の分析欄

特別会計への繰出金が増加したため、昨年度を1.2ポイント上回っている。基準内の繰出を原則とするとともに、特別会計の健全化に取り組むことで、繰出金の縮減に努めていく。

補助費等の分析欄

補助金見直し基準に基づき、適正な執行に努めてきた結果、昨年を0.3ポイント下回った。今後も引き続き、適正な執行に努めていく。

公債費の分析欄

公的資金補償金免除繰上償還の実施により、公債費の縮減に取り組んでいるものの、類似団体平均を6.3ポイントと上回る22.4%となっている。今後も引き続き、高金利地方債の繰上償還などにより、公債費の縮減に努めていく。

公債費以外の分析欄

類似団体平均と比較して、6.9ポイント下回っているが、物件費や扶助費などが類似団体より少ないことが影響していると考えられる。今後も引き続き適正な執行と人件費の削減、内部経費の縮減などに努めていきたい。

実質収支比率等に係る経年分析(2011年度)

分析欄

財政健全化計画において、歳入規模に見合った財政運営とし、財源不足を補うための財政調整基金からの取り崩しに頼らないことを基本としていることから、財政調整基金を取り崩しておらず、基金の残高は増加傾向にある。今後の交付税の合併算定替の逓減などを見据えた中で、将来にむけた持続可能な財政基盤を確立するためにも、引き続き基金残高を増加させる。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2011年度)

分析欄

全ての会計で黒字となっており、標準財政規模比も大きな変動はない。今後も赤字や資金不足とならないよう、適正な会計管理に努めるものとする。

実質公債費比率(分子)の構造(2011年度)

分析欄

過去の公共事業に係る償還が終了してきたことや地方債の新規発行額を償還額の範囲内におさえてきたこと、また平成19年度から公的資金補償金免除繰上償還の実施により、後年度負担が軽減されたことなどから、元利償還金が減少している。今後も引き続き後年度の負担を軽減するよう努めていきたい。

将来負担比率(分子)の構造(2011年度)

分析欄

地方債の現在高は、平成19年度から実施した公的資金補償金免除繰上償還の実施や地方債の新規発行額を償還額の範囲内に抑えるなどにより減少している。債務負担行為に基づく支出予定額については、土地開発公社保有の土地を買い戻したことにより減少している。また、基準財政需要見込額については、交付税措置のある有利な地方債とすることで増加している。地方債現在高は増加傾向にあるものの、基金や基準財政需要額参入見込額などの充当可能財源等も増加することから、比率としては緩やかに低下するものと考えている。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,