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地方財政ダッシュボード

岡山県備前市の財政状況(2012年度)

🏠備前市

地方公営企業の一覧

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収録データの年度

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地方財政AI: RAGエンジン(試験中)※直近3年の文書で要約します。現在は質問文の変更はできません。

総括表

人口の推移

財政比較分析表(2012年度)

財政力指数の分析欄

ここのところ若干業績の持ち直しが見られる企業もあるものの、人口の減少や高齢化(平成24年度末32.7%)の進行もあって、依然財政力指数は低下傾向にある。今後も引き続き「備前市行財政改革プラン」に沿った事務事業の整理合理化、民間委託の推進等に取り組むとともに、市税等の収納率向上、受益者負担の適正化等による歳入確保に努めながら、健全な財政運営を図る。

経常収支比率の分析欄

平成24年度は前年度比で3.2ポイントの改善が見られたが、市税の減少、高齢化に伴う要介護者数の増加や障害者サービス利用の定着に伴い増加の一途をたどる扶助費や分流式下水道等に要する経費に対する下水道事業特別会計への繰出金の増加、病院事業会計への繰出金などが負担となり、依然として経常収支比率は高止まりしている。今後は、引続き職員数の適正化、事務事業の合理化を図るとともに、使用料、手数料の更なる見直しなど、受益者負担の適正化による持続的な歳入の確保に努め健全財政を目指す。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

近年は変動幅は小さく、類似団体平均より低いが、全国平均、県平均との比較では1割ほど高くなっている。平成24年度については、人員削減や新陳代謝による人件費減、固定資産評価業務委託、予防接種委託、ごみ収集委託など委託料減となったことにより、決算額は減少している。今後も人件費、物件費等を一体的に削減することを目指して公共施設等の見直し、統廃合等の効率化を検討するとともに、現在の委託業務についても再度内容を精査した上で、適正な委託料とすることで削減を図る。

ラスパイレス指数の分析欄

平成25年4月1日現在のラスパイレス指数は、国家公務員の時限的(2年間)な給与改定特例法による措置に伴い、前年から上昇して103.5となった。これまで地方自治体に求めてられてきた職員給与削減については、国家公務員の給与削減の打ち切りに伴い、今後要請しないこととされている。しかし給与の取扱いについては類似団体、県、近隣市町村等の動向にも注意しながら検討していく必要がある。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

人口千人当たり職員数は、引き続き減少傾向にあり、類似団体平均に近づいている。今後も職員数の適正化に努めるとともに、サービスの低下とならないよう事務事業の効率化を図っていく。

実質公債費比率の分析欄

実質公債費比率は、起債償還の終了や公債費に準ずる債務負担行為の減少による効果から、前年度より1.0ポイント低下して16.4%となったものの、依然として類似団体内順位は低いままとなっている。今後も、地方債を財源とする事業の実施に当たっては、緊急性、住民ニーズ、事業効果等について行政評価システム等を活用して検証を行うとともに、臨時財政対策債を除く地方債発行額の上限を概ね10億円とする、交付税算入率の低い地方債は極力発行しないなどの取組を継続し、比率上昇の抑制に努める。

将来負担比率の分析欄

下水道事業特別会計等の地方債残高の減少や債務負担行為に基づく支出予定額の減少などにより、平成24年度の将来負担比率は、前年度より16.9ポイント改善して77.5%となった。今後も地方債発行の抑制に努め、比率上昇の抑制を図る。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2012年度)

人件費の分析欄

平成24年度の人件費は、人員削減や新陳代謝により、前年から1.3ポイント削減することができた。類似団体平均よりわずかに低いが、今後も引き続き指定管理者制度を含めた外部委託をさらに進めるとともに、施設の統廃合、職員定数の適正化を図り、人件費の縮減に努める。

物件費の分析欄

物件費は、類似団体平均、全国平均や県平均と比較しても低く抑えらてている。今後も、さらに経費の節減を図るため、公共施設等の見直し・統廃合を進め事業の効率化に努める。

扶助費の分析欄

扶助費は、類似団体平均より2.4ポイント低くなっているが、高齢化に伴う要介護者数の増加や障害者サービス利用の定着に伴い増加の一途をたどっている。今後も増加の傾向は続くことが予想されるため、単独事業の取捨選択と適正な資格審査等に努める。

その他の分析欄

その他の割合は、過去5年いずれも類似団体平均を大きく上回っている。下水道事業その他の特別会計への多額の繰出金が主な要因であり、その傾向は今後も続くと予想される。増大する繰出金を抑制するため、基準外繰出しを解消することが喫緊の課題となっていることから、受益者負担の適正な設定と確実な徴収の実施、工事費の削減、外部委託の推進、定員適正化による人件費の抑制等に努める。

補助費等の分析欄

補助費等は、類似団体平均を1.1ポイント上回っており、決算額ベースでは前年から若干増加している。近年大きな変動はないが、今後は病院建設の元利償還にかかる繰出金等の増加が見込まれることから、公営企業の健全経営に努めることにより補助費等の削減を図る。

公債費の分析欄

平成23年度は増加した公債費だが、平成24年度は元利償還の減により1.4ポイントの減少となった。今後も健全財政の維持を念頭に、臨時財政対策債を除く地方債発行額の上限を概ね10億円とし、地方債充当事業を厳選するなどの取組を継続し、将来世代の負担抑制に努める。

公債費以外の分析欄

公債費以外では、類似団体平均を5.4ポイント上回っており、下水道事業をはじめとする特別会計への多額の繰出金が大きな負担となっている。今後は、受益者負担の適正化、歳出の削減に努め、基準外繰出しを解消し、増大する繰出金を抑制していく。

実質収支比率等に係る経年分析(2012年度)

分析欄

財政調整基金はここ数年取崩しすることなく、剰余金の積立等により平成24年度末残高が約27.6億円(標準財政規模比22.29%)となった。一方で、平成27年度からは普通交付税の合併算定替による逓減が始まり、基金の取崩しが予想される。また、実質収支、実質単年度収支については適正な範囲で推移しており、引き続き歳出の抑制を図るとともに、持続的な歳入の確保に努め健全財政の維持を目指す。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2012年度)

分析欄

平成24年度決算においては一般会計その他すべての会計において黒字決算となっている。また、黒字額も平成19年度以降標準財政規模に対して概ね50%前後で推移している。標準財政規模比の内訳では、病院事業会計が最も大きく25.14%となっているが、市内3病院を個別に見ると経常損失を生じている病院もあり、良質な医療の提供と安定した経営基盤の確立のため、引き続き健全経営への取組が必要となっている。次に数値の高い水道事業会計においては、標準財政規模比16.72%と平成19年度以降徐々に伸びてきたが、平成24年度の経常利益は前年度より減額となっている。今後、人口減少等による水需要の減少、老朽施設の更新等で多額の投資が必要となることも見込まれており、料金の見直し等を含め健全経営に努める必要がある。その他の特別会計においても受益者負担の適正化による持続的な歳入の確保に努め、一般会計からの繰入金を抑制することで、市全体の財政の健全化に努めていく。

実質公債費比率(分子)の構造(2012年度)

分析欄

実質公債費比率はここ数年低下傾向にあるが、元利償還金の額については、増加傾向にあった。平成24年度においては、前年に比べ、159百万円減と大幅に減少している。元利償還金等のうち公営企業債に係るものが全体の約48%を占めており、償還財源としての多額の繰出しが、比率の高くなる大きな要因となっている。今後も起債充当事業の選択、返済額を超えない借入の実施、地方債発行額の上限を概ね10億円(臨時財政対策債を除く。)とするなどの取組を継続していく。

将来負担比率(分子)の構造(2012年度)

分析欄

将来負担比率はここ数年低下傾向となっているが、分子構造の内訳を個別に見ると、起債額抑制等の取組により一般会計等に係る地方債残高が平成20年度から699百万円減少し、将来負担額全体の約52%を占める公営企業債等繰入見込額についても、平成20年度と比較すると954百万円の減少となっている。また、充当可能基金の増加等についても数値改善の大きな要因となっている。今後も地方債残高等を抑制するため、起債充当事業の選択、返済額を超えない借入の実施、地方債発行額の上限を概ね10億円(臨時財政対策債を除く。)とするなどの取組を継続していく。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,