地域の概況
普通会計の構造(2021年度)
総額33.4億円
総額33.4億円
総額34.6億円
2026/10/21 保守対応
PHPの脆弱性に関する対応は、10月21日深夜に完了しました。
📣 2026/10/31 学会出席
2026年10月31日から11月1日まで福山市立大学 港町キャンパスで開催される第37回全国大会に、討論者として出席します。
総額33.4億円
総額33.4億円
総額34.6億円
人口の減少や高齢化率(令和3年度末46.2%)の上昇に加え、村内に中心となる産業がないこと等により、財政基盤が弱く、財政力指数は年々減少している。令和3年度には、千早赤阪村過疎地域持続的発展計画を策定し、計画のもと過疎対策に向けた事業の実施に取り組んでいる。
令和3年度の経常収支比率は前年度と比較して9.7ポイント改善した。主な要因としては、地方交付税の増加に伴い経常一般財源が262百万円増加したこと、定年退職者の減少や職員数の減少により人件費の比率が4.4ポイント減少したことの影響が大きい。依然として類似団体内平均値よりも0.6ポイント高いことから、新規借入と償還金のバランスを考慮し、公債費の抑制に努め、一般財源を伴う事業の見直し並びに手数料改定等による自主財源の確保に努めていく。
人件費、物件費及び維持補修費の合計額の人口1人当たりの金額は、類似団体内平均を大きく下回っており、また人件費、物件費及び維持補修費の合計額は前年度比で24百万円減少しているが、人口が100人減少したことから数値が微増した。本村は、ピーク時の人口(7,697人(昭和60年国勢調査))以降、毎年100人程度減少し続けており、引き続き、財政規模に応じた職員数と事務コストの削減に注力していく。
ラスパイレス指数は97.2と、前年度比較では変わらず、類似団体内平均値を2.6上回った。平成22年度から平成24年度まで、行政経営戦略プランに基づき、特別職及び一般職の給与カットを実施し、また平成15年度以降9年間は新規採用を行っていなかったが、近年は30~40歳代の中途採用者を低階層で採用していたことから、給与水準が下がり、ラスパイレス指数が低下した。今後も引き続き人事院勧告等の動向を踏まえ、適正な給与水準を維持するように努める。
人口1,000人当たり職員数は14.89人と前年度比較では0.32人増加した。平成29年度までは、定員適正化計画に基づき、職員数の抑制に取り組んできたため、類似団体内平均値より数値は下回っていたが、近年は住民ニーズの多様化・複雑化により、職員数の抑制は困難となったことから、平成30年以降の数値が悪化した。令和3年度は、採用者数に対し退職者数が多く、職員数が3名減員したが、人口が100人減少したことから数値が微増した。引き続き、退職者数に応じた採用を行う等、財政規模に対して適切な職員数の確保に努める。
実質公債費比率は8.1%と、前年度比較では0.6ポイント増加し、類似団体内平均値を1.5ポイント上回った。同比率が18.0%を超えていた平成23年度以降は、投資的な事業を控え、地方債の新規発行を抑制したことにより償還が進み、現在は数値が改善している状況にある。ただし、本村は平成26年度に過疎地域と公示されてから、交付税算入率が高く、財政上メリットがある過疎対策事業債を積極的に活用しており、近年は償還額が増加傾向にあることから、今後は新規発行額と償還額の状況を注視する必要がある。
将来負担比率は、例年同様、充当可能財源等が将来負担額を上回っており、令和3年度もマイナス値となっているが、令和3年度から令和5年度にかけて実施する新庁舎建設事業や公共建築物個別施設計画に基づく各施設の統廃合や改修には、起債や公共施設等整備基金を活用する予定であることから、将来負担額の悪化が見込まれる。今後は、地方債残高の推移を注視しつつ自主財源の確保に努める。
令和3年度の人件費に係る経常収支比率は29.8%で、前年度と比較して4.4ポイント減少した。主な要因としては、採用者数に対し退職者数が多く、職員数が3名減員したことなどによるものである。依然として類似団体内平均値よりも高いことから、今後も定員管理の適正化に努める。
令和3年度の物件費に係る経常収支比率は16.0%であり、前年度と比較して2.8ポイント減少した。平成29年度から令和元年度までは、毎年約1.0ポイントずつ上昇傾向にあったが、令和2年度から会計年度任用職員制度の開始により、非常勤職員へ支払っていた賃金が人件費に移行したために減少している。ただし、依然として類似団体平均値を上回っており、今後も経費節減に努めていく必要がある。
令和3年度の扶助費に係る経常収支比率は4.4%で、前年度と比較して0.3ポイント減少し、類似団体内平均値を1.8ポイント上回っている。人口は減少傾向にあるが、高齢化の進行や子育て支援施策の拡充などにより、今後も社会福祉関係経費の増加が見込まれることから、給付の適正化等に取り組み、また、国の制度改革の動向等に関する情報収集を徹底し、国庫支出金等の特定財源の確保に努める。
令和3年度のその他に係る経常収支比率は、前年度より0.6ポイント減少し、類似団体内平均値よりも0.8ポイント上回っている。国民健康保険特別会計(事業勘定)や介護保険特別会計への繰出金が減少したことによる。今後、利用料や保険料等の見直しを行うとともに、国庫支出金等の特定財源確保を徹底し、また特別会計の経営改善を求め、一般会計の負担が減少するように努める。
令和3年度の補助費等に係る経常収支比率は3.5%であり、前年度と比較して0.1ポイント増加したが、類似団体内平均値を大きく下回ってる状態が続いている。引き続き、補助内容や効果の検証を行い、財政の適正な運営に努める。
令和3年度の公債費に係る経常収支比率は15.5%で、前年度と比較して0.9ポイント減少し、類似団体内平均値を1.1ポイント下回っている。投資的な事業を抑制し、地方債の新規発行を控えてきたため、令和元年度以外は類似団体内平均値を下回っている。ただし、本村は平成26年度に過疎地域と公示されてから、交付税算入率が高く、財政上メリットがある過疎対策事業債を積極的に活用しており、近年は公債費も増加傾向にあることから、引き続き、新規借入と償還のバランスを考慮し健全な財政運営に努める。
令和3年度の公債費以外に係る経常収支比率は64.8%であり、前年度と比較して8.8ポイント減少した。経常収支比率全体では、令和3年度は80.4%となり、前年度と比較して9.6ポイントの大幅な減少となったが、項目別では人件費の減少が4.4ポイントと最も大きかったことが、公債費以外の数値が減少した主な要因である。ただし、依然として類似団体内平均よりも1.7ポイント高いことから、各項目欄で前述したとおり、改善に努めていく。
令和3年度の各目的別歳出は、一部費目において前年度よりも増加しているものの、全体的には類似団体内平均値に比べて低い水準で推移しており、村税をはじめとする自主財源や財政力指数が低下する厳しい状況の中で、効率的な財政運営を行うことができた。・民生費は、子育て世帯生活支援特別給付金事業や子育て世帯への臨時特別給付金事業の実施により増加している。・商工費は、前年度より新型コロナ対策事業の実施規模が小さかったことにより、前年度と比較して減少したが、例年よりも増加となった。・災害復旧費は、平成30年度の大型台風により被災した村道の復旧事業を実施したために平成30年度から令和2年度にかけて増加していたが、同事業は令和2年度に終了し、令和3年度は災害復旧を要する災害が発生しなかった。・公債費は、平成26年度に過疎地域と公示されてから交付税算入率が高く、財政上メリットがある過疎対策事業債を積極的に活用しているため、年々増加傾向にある。・衛生費は、新型コロナワクチン接種事業の実施により増加している。・令和3年度以降も引き続き新庁舎建設や老朽化した施設等の更新を控えており、一部費目において今後水準は増加する見込み。
類似団体内順位79位/ 94団体
類似団体内順位46位/ 94団体
類似団体内順位81位/ 94団体
類似団体内順位11位/ 94団体
類似団体内順位93位/ 94団体
類似団体内順位92位/ 94団体
類似団体内順位87位/ 94団体
類似団体内順位1位/ 94団体
類似団体内順位91位/ 94団体
類似団体内順位89位/ 94団体
類似団体内順位58位/ 94団体
類似団体内順位78位/ 94団体
類似団体内順位88位/ 94団体
類似団体内順位84位/ 94団体
・人件費は、令和3年度において156,242円となり、前年度に比べ4,910円減少となった。採用者数に対し退職者数が多く、職員数が3名減員したことによるものである。・普通建設事業費(うち更新設備)は、令和3年度で36,158円となり、前年度に比べ11,360円増加している。令和3年度は、例年実施している村道維持補修工事や浄化槽設置整備事業などに加え、新庁舎建設が始まったことから数値の増加となった。・公債費は年々増加傾向にあるが、平成26年度より交付税措置が高く財政運営上メリットのある過疎対策事業債の借り入れを積極的に行っていることが要因である。令和3年度は前年度に比べて3,789円増加しているが、新庁舎建設が開始されたことが要因である。・繰出金は、令和3年度は94,493円となり、前年度に比べて4,988円増加となっているが、金剛山観光事業特別会計(令和3年度に廃止)において企業債元金残高25百万円を繰上償還する財源を一般会計から繰り出したことが主な要因である。・積立金は、平成28年度から平成30年度までは、令和元年度・令和2年度と比べて金額が大きくなっているが、ふるさと応援基金の積立て規模が大きかったことや、新庁舎建設に向けて財政調整基金から公共施設等整備基金に8億円積み替えを行っていたことが要因である。令和3年度は34,106円となり前年度より27,738円増加してるが、前年度決算剰余金の増加などが主な要因である。
類似団体内順位86位/ 94団体
類似団体内順位94位/ 94団体
類似団体内順位58位/ 94団体
類似団体内順位14位/ 94団体
類似団体内順位90位/ 94団体
類似団体内順位94位/ 94団体
類似団体内順位1位/ 94団体
類似団体内順位58位/ 94団体
類似団体内順位94位/ 94団体
類似団体内順位84位/ 94団体
類似団体内順位84位/ 94団体
類似団体内順位77位/ 94団体
類似団体内順位92位/ 94団体
類似団体内順位85位/ 94団体
類似団体内順位1位/ 94団体
財政調整基金残高及び実質単年度収支は、平成29年度から令和元年度にかけて大きく減少しているが、新庁舎建設に向けて平成29年度及び平成30年度に8億円を財政調整基金から公共施設等整備基金に積み替えたことや、令和元年度に収支不足分を補うため150百万円を財政調整基金から取り崩したことが主な要因である。令和3年度の実質収支額(標準財政規模比)は、前年度と比較して3.61ポイント増加しているが、普通交付税収入額が前年度に比べて200百万円増加したことが主な要因である。
令和3年度において、各会計とも赤字額は発生していない。一般会計は4.69%であり、前年度に比べて3.62ポイント増加しているが、実質収支額が大幅に増加したことが主な増加要因である。今後も、収支均衡を図り、健全な財政運営に努めていく。
令和3年度の実質公債費比率は、早期健全化基準(25%)を大幅に下回る8.1%であり、令和2年度から0.6ポイント増加した。実質公債費比率の分子は、起債残高の増加により元利償還金や公営企業債の元利償還金に対する繰入金が前年度より増額したこと、算入公債費等が前年度より減額したことにより、55百万円増加した。平成26年度に過疎地域の公示を受け、積極的に過疎対策事業債を発行しているが、新規借入と償還のバランスに注視しながら、起債に頼りすぎない健全な財政運営に努める。
該当なし
令和3年度の将来負担比率は、例年に続きマイナス値となり、早期健全化基準(350%)を大幅に下回った。将来負担比率の分子は131百万円減少しているが、一般会計等に係る地方債の現在高及び公営企業債等繰入見込額が減少したことが主な要因である。令和3年度から令和5年度にかけて実施している新庁舎建設事業や公共建築物個別施設計画に基づく各施設の統廃合・改修には、起債や公共施設等整備基金を活用する予定であることから、将来負担額の悪化が見込まれる。今後は、地方債の発行と償還のバランスを考え、将来の負担に備えた財政運営に努める。
(増減理由)・令和3年度の基金残高は、普通会計で2,190百万円となっており、前年度から130百万円の増加となっている。・歳入歳出差額を積み立てたことにより財政調整基金が大幅に増加したことが主な要因である。(今後の方針)・新庁舎建設、ロープウェイの廃止、公共施設の老朽化対策など、今後の財政需要の増大にも適切に対応していけるように一定額を確保していくことを予定している。
(増減理由)・令和3年度に増加しているのは、歳入歳出差額141百万円を積み立てたことが主な要因である。・令和2年度に増加しているのは、前年度決算剰余金11百万円を積み立てたことが主な要因である。・令和元年度に減少しているのは、収支不足を補うために財政調整基金を150百万円取り崩したことが主な要因である。(今後の方針)・近年は新型コロナウイルス感染症対策や災害などの不測の事態に対する迅速かつ柔軟な対応が求められている中、本村においては新庁舎建設、ロープウェイの廃止、公共施設の老朽化対策などの財政需要の拡大が見込まれるため、今後も決算剰余金などを継続的に積み立てを行っていく方針。
(増減理由)・令和3年度の基金残高は普通会計で276百万円となっており、前年度と同額となっている。(今後の方針)・公債費負担を抑制する観点からも基金を活用しながら起債残高を圧縮していく方針である。ただし、近年は国の金融緩和政策により金利低下局面にあることから、繰上償還による経済的メリットが享受できるかどうかを慎重に判断した上で行っていく。・令和4年度において、既存借入の繰上償還に充当するため約23百万円を取り崩す予定。
(基金の使途)公共施設等整備基金:村の庁舎及び公の施設の整備に充当。ふるさと応援基金:ふるさと納税制度を活用して寄せられた寄附金を村の活性化等応援事業に充当。教育施設整備基金:村の学校教育施設の整備に充当。森林環境譲与税基金:木材利用の促進や普及啓発等の森林整備及びその促進に必要な事業に充当。(増減理由)公共施設等整備基金:新庁舎整備事業への充当により基金残高が18百万円減少した。ふるさと応援基金:寄附金事業に係る経費や応援事業への充当により11百万円を取り崩した一方、寄附金を6百万円積み立てた。森林環境譲与税基金:森林環境整備事業へ9百万円取り崩した一方で、森林環境譲与税や基金利息を10百万円積立てたことによる増加。(今後の方針)公共施設等整備基金:新庁舎建設事業やロープウェイの廃止、公共施設の老朽化対策など、に対し基金を活用することから、今後は残高が減少していく見込み。ふるさと応援基金:積み立てた寄附金を応援事業の財源として積極的に活用していく。また、寄附金額が年々減少しており、ふるさと応援寄附金事業の見直しが必要。令和4年度から地域活性化起業人制度を活用し、返礼品等の発掘に注力する。教育施設整備基金:学校整備の財源として必要に応じて活用していく。森林環境譲与税基金:森林整備事業等の財源として事業計画に沿って活用していく。
本村では、令和3年度に改定した公共施設等総合管理計画で公共施設等の延床面積の削減目標を掲げていない。令和元年度までは新たな設備投資を抑制した結果、類似団体と比べ、公共施設の施設の老朽化は進んでいる。今後の対策として、公共施設の長寿命化や周辺市町との広域化などを検討し、総量を増やさず現在の資産を有効に活用することを検討する。
類似団体内順位86位/ 88団体
債務償還比率は、令和元年度以降類似団体平均を上回っている。主な要因としては、平成26年度より財政運営上メリットのある過疎対策事業債(ソフト事業債)の借入を行ったことが要因と考えられる。過疎対策事業債の償還期限は、3年据え置きの12年償還で平成30年度から元金の返済が発生しており、類似団体平均より債務償還費率が悪化している。今後は、セグメント分析の実施を検討し、経常的なコストの抑制に取り組む。
類似団体内順位52位/ 94団体
将来負担比率については、平成28年度以降発生していないが、有形固定資産減価償却率は類似団体平均値よりも高い数値が続いている。有形固定資産減価償却率は上昇傾向にあるが、主な要因としては、昭和30年代に建設された役場庁舎・小学校・中学校が、いずれも有形固定資産減価償却率80%以上になっていることが挙げられる。公共施設等総合管理計画に基づき、今後、老朽化対策に積極的に取り組んでいく。
将来負担比率については平成28年度以降発生していない。実質公債費比率は平成30年度以降、類似団体平均値を下回っていたが、令和3年度から、過疎対策事業債の据置期間が終了し、元金償還が増え、数値が上昇したと考えている。将来負担比率の上昇は実質公債費比率の上昇に繋がることから、今後起債発行額の抑制に努めていく。
類似団体と比較して特に有形固定資産減価償却率が高くなっている施設は、橋りょう・トンネル、学校施設である。橋りょう・トンネルについては、橋りょうが有形固定資産減価償却率79%、トンネルが99%となっており、特にトンネルの有形固定資産減価償却率が高くなっている。今後は令和3年に策定した「千早赤阪村橋梁長寿命化計画」を基に長寿命化対策に取り組む。学校施設については、小学校が有形固定資産減価償却率93%、中学校が91%となっており、特に小学校の有形固定資産減価償却率が高くなっている。令和2年度に千早赤阪村学校施設長寿命化計画を策定したところであり、同計画に基づいて令和12年度までには小学校2校と中学校1校の長寿命化改修を行うなど、老朽化対策に取り組んでいく。
類似団体内順位78位/ 88団体
類似団体内順位82位/ 82団体
類似団体内順位41位/ 79団体
類似団体内順位85位/ 86団体
類似団体と比較して、特に有形固定資産減価償却率が高くなっている施設は、福祉施設、庁舎である。福祉施設については、いきいきサロンくすのき、いきいきサロンやまゆりの2施設を所有している。いきいきサロンくすのきは建築から20年経過し、今後、継続的に修繕・改修を行う。いきいきサロンやまゆりは、建築から45年経過し、進行する老朽化に対し更新が必要なため、近接し、老朽化が進んでいる小吹台連絡所などとともに、総合的に施設更新を検討する。庁舎については、建築から60年が経過し、老朽化が著しいことから、防災拠点の強化及び本庁機能の集約を図るため、庁舎の建替(令和5年度完成)を行い、将来の人口動向や費用の縮減を勘案し、機能転換や複合化等による既存施設の有効活用など、施設の総量や配置の最適化を図る。
類似団体内順位27位/ 65団体
類似団体内順位57位/ 62団体
類似団体内順位19位/ 43団体
類似団体内順位28位/ 44団体
類似団体内順位30位/ 74団体
類似団体内順位83位/ 88団体
一般会計等においては、資産総額が令和2年度末から51百万円の増加(0.8%)となり、ほぼ横ばいとなっている。これは資産の老朽化により固定資産172百万円減少したものの、財政調整基金等の流動資産が223百万円増加したことが要因である。固定資産の主な増減としては道路の改良・舗装工事で60百万円、庁舎の建替で50百万円等により増加したものの、時の経過による価値の下落を数値化した減価償却費で308百万円減少したことがあげられます。負債総額は令和2年度末から171百万円の減少(△4.1%)となった。令和2年度比において金額の変動が最も大きいものは地方債及び退職手当引当金である。地方債は、新規の発行よりも元金償還が進み、176百万円減少し、退職手当引当金は職員の期末要支給額の増加などにより9百万円増加となった。下水道事業特別会計、金剛山観光事業特別会計等を加えた全体では、令和2年度末から資産総額は47百万円減少し、負債総額は261百万円減少した。資産総額は、上水道管、下水道管等のインフラ資産や物品等を計上していること等により、一般会計等に比べて1,707百万円多くなるが、負債総額も各特別会計における地方債の発行分を計上していること等から、995百万円多くなっている。南河内環境事業組合等を加えた連結では、令和2年度末から資産総額は2,012百万円増加し、負債総額は1,026百万円増加した。資産総額は、工作物等のインフラ資産を計上していること等により、一般会計等に比べて4,359百万円多くなっており、また負債総額も地方債の発行分を計上していること等から、2,437百万円多くなっている。
一般会計等においては、経常費用は2,715百万円となり、令和2年度比では45百万円の減少(△1.6%)となった。そのうち、人件費等の業務費用は1,669百万円、補助金や社会保障給付等の移転経費は1,045百万円であり、業務経費の方が移転経費よりも多い。最も金額が大きいのは、物件費(834百万円、令和2年度比△24百万円)、次いで職員給与費(809百万円、令和2年度比△34百万円)である。これらで純経常行政コストの62.9%を占めている。経常費用が令和2年度比で減少となったのは、物件費が大幅に減少(487百万円、令和2年度比△47百万円)したためである。行政コストは減少傾向にあり、事業の見直しや介護予防の推進等により、引き続き経費の抑制を図る。全体では、一般会計等に比べて、水道料金等を使用料及び手数料に計上しているため、経常収益が51百万円多くなっている一方、国民健康保険や介護保険の負担金を補助金等に計上しているため、経常費用のうち移転費用が1,122百万円、純行政コストは1,262百万円多くなっている。連結では、一般会計等に比べて、連結対象企業等の事業収益を計上し、経常収益が176百万円多くなっている一方、経常支出のうち移転費用が1,945百万円多くなり、純行政コストは2,197百万円多くなっている。
一般会計等については、税収等の財源(3,114百万円)が純行政コスト2,883百万円)を上回っており、本年度差額は231百万円となった。ここ数年コストを財源で賄いきれない状況が続いていたが、前述した物件費や人件費のコスト抑制等の成果により、令和3年度はコストを財源で賄いきれたことを表している。全体会計では、国民健康保険特別会計、介護保険特別会計等の国民健康保険料や介護保険料が税収等に含まれることから、一般会計等と比べて財源が1,253百万円多くなっている。令和2年度比では財源が374百万円減少したことに対して、純行政コストは642百万円減少していることにより、本年度差額は221百万円となった。連結では、大阪府後期高齢者医療広域連合の国県等補助金等が財源に含まれることから、一般会計等と比べて財源が1,034百万円多くなっている。令和2年度比では財源が419百万円減少したことに対して、純行政コストが744百万円減少していることなどから、本年度差額は321百万円となった。
一般会計等においては、業務活動収支は物件費等支出の減少などを要因として業務収入が業務支出を上回ったことから551百万円となった。投資活動収支については、令和2年度は基金の取崩しを抑えながら、小・中学校の空調整備や庁舎建替えの設計業務を行っていることから投資活動収入が減少した一方で、令和3年度は引き続き、基金の取崩しを抑えながら、庁舎建替えの工事費等を補っただけでなく、財政調整基金等への積立も積極的に実施したため、投資活動支出は減少し、△289百万円となった。また、財務活動収支については、地方債発行額が減少し、地方債発行収入が地方債の償還額を下回ったことから△176百万円となった。今後も資産の老朽化対策への税源確保を実現するために、経常的な支出を抑制し、行財政改革を更に推進する必要がある。全体会計では、人件費や補助金等の支出が減少したため業務活動収支は597百万円となっている。投資活動収支では、公共施設整備支出等の投資活動支出が投資活動収入上回ったため、△235百万円となっている。財務活動収支については、地方債発行収入が地方債の償還額を下回ったことから、△265百万円となった。大阪府後期高齢者医療広域連合を加えた連結では、補助金等の支出が減少しており、業務活動収支は706百万円となった。公共施設整備支出等の投資活動支出が投資活動収入上回ったため、△402百万円となっている。財務活動収支については、地方債発行収入が地方債の償還額を下回ったことから、△80百万円となった。
新たな設備投資を抑制しており、公共施設の更新が長期間なされていないため、住民一人当たり資産額及び歳入額対資産比率が類似団体平均値を大きく下回り、有形固定資産減価償却率については、類似団体平均値を上回っている。また、近年、類似団体平均値が大幅に増加したことにより差異が広がっている。令和5年度に、新庁舎の建設が完了し、今後も老朽化した公共施設の大規模改修などを計画していることから、今後住民一人当たり資産額や歳入額対資産比率の増加及び有形固定資産減価償却率の減少が見込まれる。
本村の資産は、起債を財源として形成されてるものが多いことや過疎対策事業債を平成26年度より利用している等の要因により、純資産比率は類似団体平均値を下回っており、将来世代負担率は類似団体平均値を上回っている。過疎対策事業債は、交付税算入率が高く、財政運営上メリットのあることからこれまで積極的に活用してきたが、建設事業だけでなく、ソフト事業も借入対象となることから、単年度あたりの借入額が大きくなりやすい。また、ソフト事業に対する借入は固定資産形成に結びつかないため、純資産比率及び将来世代負担比率の数値が類似団体平均よりも高く(悪く)なり、年々悪化している要因として考えられる。将来世代負担比率の数値悪化は、固定資産形成を行う上での財源が将来世帯の負担を伴う起債に偏っていることを意味することから、世代間負担の公平性を保つ観点からも今後は村債基金等を活用して地方残高を圧縮するなどの見直しが必要である。
住民一人当たり行政コストは、類似団体平均値よりも低い(良い)、類似団体よりも効率的な行政運営が行われてきたことを示しており、令和2年度までは単体の暦年比較でみると年々数値が悪化しているが、令和3年度は減少している。今後も引き続き、人員や事業の見直しを行い、事務経費の削減に努める。
住民一人当たり負債額は、令和元年度以外類似団体平均よりも低い(良い)数値となっている。負債額の数値が低かったことが主な要因と考えられるが、負債額が低かった理由については、平成26年度より過疎対策事業債の借入を開始するまで起債発行が抑制的であったためと考えられる。令和元年度に急速に負債額が上昇した一方で、令和2年度、令和3年度と着実に起債残高の抑制に努めている。また、基礎的財政収支は令和元年度まで大幅に低い数値になっていたが、令和2年度以降は経常的な支出を抑制したため、プラスになっている。令和4年度以降庁舎建替えによる支出の増加が想定されるため、今後の動きを注視していく必要がある。
受益者負担比率は類似団体平均値を下回っており、行政サービス提供に対する直接的な負担の割合は比較的低くなっている。類似団体平均値と比較して大きく下回っている要因としては、村内施設の利用者が少ないことや施設使用料等の見直しを実施していないことがあげられる。今後、見直しが不十分である手数料等の再検討を実施し、受益者負担の適正化に努めると同時に、周辺市町との連携した施設の適正配置について検討していく必要がある。
大阪府千早赤阪村の2021年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
ページ上部の関連リンクから、この自治体に紐づく地方公営企業ページへ移動できます。