事業・施設概要
| 都道府県 | 長野県 | 経営主体 | 伊那市 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 交通事業 | 業種名 | 自動車運送事業 |
| 会計適用区分 | 法適用 | 類似団体区分 | |
| 在籍車両数(乗合) | 12両 | 営業路線 | 34.9km |
| 年間走行キロ(乗合) | 129千km | 年間輸送人員(乗合) | 85千人 |
| 乗車定員総数(乗合) | 365人 | 職員数 | 2人 |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性について
コロナ禍を経てアウトドア人口は確実に増加傾向にあり、近年の登山ブーム等により登山者が増え「南アルプスクイーンライン」のバス利用者が増加している。新たに令和6年度新規路線として、「分杭峠気の里ライン」の運行を開始した。このことにより、人件費や経費などの物価高騰により、経常収支比率、営業収支比率が減少したが、登山者の増加により、黒字であることを示す100%以上を維持している。流動比率は、車両の更新、車庫の建設により、流動資産の現金預金が減り比率が減少している。車両等の更新により、経費の削減を図りながら経営の改善に取り組む。利用者1回当たりの運行経費は横ばい状態であり、両路線と合わせて利用者も増えていることから、運行経費は抑えられている。有形固定資産減価償却率は平均値より少なく、令和6年度には車両、施設等を更新し伊那市自動車運送事業経営戦略に基づき計画的に更新をしている。
経営の効率性について
「南アルプスクイーンライン」は、天候にも恵まれ、登山ブームもあり利用者は増えた。新規路線「分杭気の里ライン」は観光路線として運行しており、近年「パワースポット」ブームが落ち着き、利用者が減少傾向にある。その為、走行キロ当たりの収入が減少している。また、燃料費高騰もあり運送原価が増し、走行キロ当たりの運送原価、人件費共に増加傾向にある。乗車効率も減少しているため、時刻改正等を検討し、より一層の利用者の利便性向上と経営の効率化を図っている。
全体総括
山岳観光の拠点として、バス営業所周辺の駐車場、バスロータリーなど整備を進め「南アルプス長谷戸台パーク」として6月にプレオープンした。これにより利用者の利便性が向上した。「南アルプスクイーンライン」は台風や大雨による大きな被害を受けることなく、過去3番目に多い利用者数となった。自動車運送事業において、輸送の安全の確保が最大の使命であり、何より優先されるべきものであることから、開業以来続く無事故を継続し、安全最優先の意識を徹底して輸送を行っている。また、運転手不足の課題に対し、安定的な事業継続に向け、運転手の確保育成に取り組んでいる。公共交通を取り巻く環境は厳しさを増しており、経営の健全化を推し進め安定的な事業運営を図る。
経営状況
収支構造
総額1.1億円
総額9,645.8万円