事業・施設概要
| 都道府県 | 山梨県 | 経営主体 | 北杜市 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 農業集落排水 |
| 会計適用区分 | 法適用 | 類似団体区分 | F1 |
| 行政区域内人口 | 45,410人 | 現在処理区域内人口 | 10,628人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 8,429人 | 現在処理区域面積 | 916ha |
| 晴天時現在処理能力 | 5,548m³/日 | 下水管布設延長 | 211km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
健全経営の水準とされる経常収支比率は、100%を上回っているが、料金水準の妥当性を示す経費回収率は100%を下回っていることから、一般会計繰入金でかろうじて均衡を保っているにすぎず、建設改良事業の財源を確保できる水準となっていない状況である。また、流動比率は前年度比から大きく改善されたものの、100%を大きく下回っており、債務に対して支払い能力が低く、一般会計繰入金により負債を賄っている状況に過ぎない。建設改良費等に充てられた企業債償還額がピークを超えたため、流動負債は今後も減少していく傾向である。水洗化率は類似団体より下回り、水洗化率向上に取組む必要があり、新たに管渠等を整備する際は、地理的要因等により整備に係る費用対効果を検証し実施する必要がある。施設利用率は類似団体平均よりも低く、人口減少が顕著に現れ、過剰な施設の規模となっていることから、終末処理場の統合やユニット式の処理方法等により、汚水処理量の増減に対応できる方式へ転換する検討が必要である。これにより汚水処理原価を抑えられる可能性がある。
老朽化の状況について
有形固定資産の53.31%を償却している状況であり、年々老朽化が進行していることから、建設改良事業の財源を確保し、更新を進めていく必要があるが、施設利用率は類似団体平均よりも低く、水洗化率から考えると過剰な施設の規模となっており、更新の際にダウンサイジングの検討も必要である。
全体総括
本市の下水道事業は、令和2年4月より地方公営企業会計へ移行した。平成29年度から組織編成や公金徴収業務の民間委託を行い経営の健全化に努めたが、人口減少や節水意識の向上により、有収水量の大幅な増加が見込めないため、経営状況は一層厳しさを増すことが予想される。そのため、令和5年度に策定した「北杜市上下水道経営基本計画」に基づき、PPP/PFI等の導入検討を行い、より包括的に維持管理を行うことによるランニングコストの抑制と、施設の統廃合などに取り組み、より一層財政収支の適正を図り経営の健全化を図ることが求められる。
経営状況
収支構造
総額7.7億円
総額7.2億円